ユキマツの「長期投資のタイミング」

「市場全体が割安な時期に株式インデックスを多めに買って長期保有、割高な時期に多めに売っての繰り返し」そんなシンプルなバリュー投資、長期投資もありかもしれません

【実質実効為替レート】で円の実力を探る 

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為替の話です。

為替の割安割高を見抜く材料になる指標、実質実効為替レートの紹介です。

 

 

実質実効為替レートとは

為替レートにはいくつか種類があります。

2017.4.22現在「1ドル=約109円」のよく聞く為替レートは名目レートです。

 

「名目」には「実質」が対応します。

「実質」→「インフレ変動(物価変動)で調整した」

の意味です。

 

また、実質実効為替レートの

「実効」→「貿易額などに応じて加重平均して算出した」

の意味です。

 

一言でいうと、実質実効為替レートは単純な名目レートではなく、

各国のインフレ変動貿易額に応じた調整を施した為替レート

のことです。

 

一般的な名目レートではわからない、

通貨の「実力」を推し量る指標の一つ

とされます。

 

詳しくは

◎金融情報サイト「実効為替レート

◎マネー研究所「実質実効レートで「円の真の実力」を知る」

などを参照ください。

 

実質実効為替レートの推移と使い方

 

※出所:日銀「主要指標グラフ」を管理者一部編集 ※単位:2010年=100

 

上記のグラフは、1973年~2017年2月末の

「実質実効為替レート」(青線。右目盛り)と

「名目レート」(オレンジ。左目盛り)

の推移を表したものです。

 

この表では、実質実効為替レートは2010年=「100」を基準にし、数値が小さくなれば円安、数値が大きくなれば円高と判断します(右目盛りです)。

 

円の明瞭な割安水準をここでは仮に「80以下」とすると、1973~1975、1982、2007、2013~2017年頃、円は割安だったことになります。

 

円の明瞭な割高水準を「120以上」とすると、1988、1993~1995、2000年頃、円は割高だったことになります。

 

円の実質実効為替レートを知るメリット

 

「今、長期的には円は割高なのか割安なのか」

を判断するざっくりした目安として、参考になると思われます。

 

実質実効為替レートで円の割安割高を判断する問題点

 

①実質実効為替レートは「理論的な適正値」に過ぎない。未来の展開は常に予測不可能

 実質実効為替レートは主に購買力平価の考え方に基づく判断です。

 

ここでの購買力平価の考え方は

長期的には為替レートは通貨間の物価変動の差を反映する

という理論に基づきます。

 

この「長期的」というのが曲者で、いつ物価変動の差を反映した「理論的な適正値」に為替レートが修正されるのかは、わかりません。

 

例えば、ある時点で「おそらく過度の円安水準だ」と判断できても、数年単位で、過度の円安が修正されないこともあります。

 

②個々の通貨ペアの事情を反映しない指標である

 実際に円と外貨の取引を行う際、外貨はドル、ユーロなど、具体的な通貨です。

円 対 外貨全部

ではありません。

 

仮に円の実質実効為替レートが異常に割安な時期でも、特別な問題を抱えていてユーロがもっと割安な場合もあります。

 

したがって、ユーロと円の取引をするなら、ユーロと円、両方の状況を把握しなければなりません。

実質実効レートで判断して「円が割安」

→ユーロで円を買う

というのは危険。

ユーロの割安割高水準も同時に把握する必要あり 

 

実質実効為替レートが「ざっくりした目安」と表現した理由はここにあり、通貨ペア、双方の状況把握は必須です。

 

おわりに

 

問題点もありますが、実質実効為替レートは長期的な為替の割安割高水準を知るのに適した指標です。

 

この指標で、極端に円安にぶれている時期は、為替リスクを十分認識した上で海外投資を検討したほうがいいでしょう。

 

逆に、円高にぶれている時期は、積極的に海外投資を検討すべきでしょう。

 

日銀サイトで誰でも見れます。もちろん無料です。

※日銀「主要指標グラフ

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