ユキマツの「長期投資のタイミング」

比較検討により、長期投資における「比較的よさそうなタイミング」と「比較的有望な投資対象」を探るサイト

今は円安? 最新の実質実効為替レート(2017.2月末値)で推測 

今は円安?(長期的観点から)

最新(2017年2月末)データを利用して、推測を試みます。

 

 

実質実効為替レートについては下記リンクを参照ください。

yukimatu-tousi.hatenablog.jp

 

実質実効為替レートの推移

 

※出所:日銀「主要指標グラフ」を管理者一部編集 ※単位:2010年=100

上記のグラフは、1973年1月~2017年2月末の

「実質実効為替レート」(青線。右目盛り)と

「名目レート」(オレンジ。左目盛り)

の推移を表したものです。

この表では、実質実効為替レートは2010年=「100」を基準にし、数値が小さくなれば円安、数値が大きくなれば円高と判断します。

 

日銀のグラフは少し見にくいので、日銀から1995年1月から2017月2月のデータを拝借して、近年のグラフも作ってみました。

近年のドル/円の名目レートと円の実質実効為替レートのグラフです。

※出所:日銀「主要指標グラフ」データより管理者作成 ※単位:2010年=100

ドルが高くなれば円の実質実効為替レートは下がり、ドルが安くなれば実質実効為替レートが上がっているのが確認できます。

 

データの分析

 

①長期的な流れでは、おそらく今は円安、少なくとも円高ではない

 

※出所:日銀「主要指標グラフ」を管理者一部編集 ※単位:2010年=100

2017年2月末の実質実効為替レートは「76.82」。名目レートは1ドル=113.13円でした。

上記のグラフからは、歴史的な円安水準と示唆されます。

 

②ただ、円の価値は長期的に落ちる傾向にあるかもしれない

 

ただ、2000年頃(青丸)を最後に、実質実効為替レートは、大幅に100を上回ったことがありません。

※出所:日銀「主要指標グラフ」データより管理者作成 ※単位:2010年=100

「リーマンショック後の2009年」や「1ドル=80円を下回って、超円高と騒いでいた2011~2012年頃」(緑丸)でも、実質実効為替レートは100を少し上回る程度でした。110にも届いていません。

(2011年10月末、1ドル=76.7円でも実質実効為替レートは105.63でした)

 

下記グラフをみていると、実質実効為替レートは1973→1995年頃は上昇トレンド、その後、1995年頃をピークにした下落トレンドを描いているように見えなくもないです。

※出所:日銀「主要指標グラフ」データより管理者作成 ※単位:2010年=100

 

円高相場が訪れた場合のドル/円レートを無謀にも予測してみる

※出所:日銀「主要指標グラフ」データより管理者作成 ※単位:2010年=100

繰り返しになりますが、1ドル=80円を下回って、超円高と騒がれていた2011~2012年頃でも、実質実効為替レートは「105」程度でした(緑丸)。

 

今後、仮に急激な円高相場が来ても、1995年頃の「150」、2000年頃の「120」のような円高水準にはならないような気がします。

 

せいぜい「95~100」程度の上昇にとどまるのではないか。

そして、その後再度、円安トレンドに戻る可能性が高いように推測します。

 

2017年2月末の実質実効為替レートは「76.82」、名目レートは「1ドル=113.13円」なので、仮に、実質実効為替レートが「95~100」までの上昇とすると、約23~30%の円高、すなわち名目レートで

「1ドル=79~87円」くらいが限度?

その後、円安が進む?

と勝手に想定しています。

 

逆にいうと、このレベルまで円高になれば、海外投資のビックチャンスではないかと思います。

※個人的な推測です。投資判断は自己責任でお願いします。

また、この分析は円サイドの一方的な分析で、本来ドル側の話もしなければならないのですが、ここでは省きます。

 

まとめ

 

◎2017年2月末の実質実効為替レートのデータから、この時点では歴史的な円安水準であるといえる。

◎少なくとも円高ではないと推測できる。

(わたしが今、海外投資に消極的な根拠の一つ。わたしは円高の時期に海外投資を始めたいです)

◎ただ、長期的には円安トレンドか?

◎仮に円安の揺れ戻しで今後大幅な円高相場が来ても、1ドル=79~87円程度が限界で、その後、再度円安トレンドに戻るか?

※あくまで個人的な推測です。投資判断は自己責任でお願いします。

【免責事項です。ぜひご確認ください】
☆本ブログが提供する情報については万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。また当サイトの記載内容は、予告なく変更、追記、削除することがあります。
☆本ブログが提供する情報を閲覧したことによって、閲覧者に生じたあらゆる損失について、本ブログ筆者・管理者は一切の責任を負わないものとします。
☆本ブログは情報の提供を目的としたもので、特定の銘柄や投資対象について、特定の投資行動や運用手法を勧誘するものではありません。くれぐれも投資は自己判断、自己責任でお願い致します。
 

【更新の励みになります。よければ応援クリックを!】