ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

今、株式は割安か?最新の【恐怖指数(VIX)】で推測。17.4.27

最新の【恐怖指数(VIX)】で、現在の株式の割安割高水準を推測してみます。

 恐怖指数についてはコチラをご覧ください。

www.yukimatu-value.com

 

恐怖指数の現在値の確認・推移確認・分析

現在値

2017.4.25終値 10.76

過去の平均値・中央値

※1990年1月2日~2017年3月31日 終値データ。出所:ヤフーファイナンス

平均値(単純平均)→19.6

中央値→17.7

最大値→80.1(2008.10.27)

最小値→9.3(1993.12.22)

長期グラフ

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 ※出所:ヤフーファイナンスデータより、管理者作成

概ね17~20程度(オレンジ)が平均値。

●30()を超えている時期⇒投資家心理が動揺

⇒株式を割安に買うチャンス?

 ●10()程度で安定している時期⇒投資家心理は楽観、安心、高揚

⇒株式を割高に売るチャンス?

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ここ2年

f:id:yukimatu-tousi:20170426215603p:plain※出所:恐怖指数 [VIX・日経VI・VSTOXX] 日経平均比較チャートを管理者一部編集

ここ3ヵ月 

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※出所:恐怖指数 [VIX・日経VI・VSTOXX] 日経平均比較チャート

ここ2年では、

2015.8月に中国経済失速懸念、人民元切り下げがらみで、53.2になったのが最高です。

2016.1~2月にも年初からの株安で32.1をつけていますが、その後、2016年6月のブレグジットでも26.7、2016.11月のトランプ大統領誕生でも23.0と、節目の30を超える事態には至りませんでした。

 

直近の3ヵ月などは、海に例えれば、凪(なぎ)に近い状態。

現在、米国市場の投資家心理は安定的な株高に支えられ、安心、楽観モードに偏っていると思われます。 

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※出所:ヤフーファイナンス

ここ10年のS&P500の推移です。

2008~2009年の急落後から約8年、時々停滞や下落はあるものの、明らかな右肩上がり、長期的な上昇です。

確かにこの推移を眺めていると、米国株が人気で、米株投資家に安心感、楽観モードが広がることも理解できます。

 

結論

 

わたしのバリュー投資のスタイルは、

株式が割安な時期に買って、長期保有し、割高な時期に売る

です。

最新の恐怖指数が示唆することは、

今は、少なくとも「割安な時期」ではなさそう

でした。

今更手を出せる状況ではなく、しばらく待ちぼうけの日々が続きそうです。

 

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