ユキマツの「長期投資のタイミング」

「市場全体が割安な時期に株式インデックスを多めに買って長期保有、割高な時期に多めに売っての繰り返し」そんなシンプルなバリュー投資、長期投資もありかもしれません

世界の時価総額 過去最高

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全世界の時価総額が過去最高を記録した模様です。

www.nikkei.com

約8年かけて2.7倍に

世界の株、時価総額最高 IT勢にマネー流入 (写真=ロイター) :日本経済新聞世界取引所連盟(WFE)の統計と代表的な株価指数から推計した5月末の世界株の時価総額は76兆6000億ドルに達し、2008年の世界金融危機後のピークだった15年5月末の75兆6000億ドルを上回った。
※引用元:日本経済新聞 
2017.5月末の世界の時価総額は76.6兆ドルと推計されるようです。f:id:yukimatu-tousi:20170604223817p:plain※出所:WFEのデータと上記記事のデータより管理者作成
上記グラフは1995年1月末以降の世界時価総額の推移です。2017.5月末の76.6兆ドルという数値は
1995.1月末の14.3兆ドルの約5.4倍
2007年10月末の63.0兆ドルの約1.22倍
2009.2月末の28.9兆ドルの約2.7倍
 になります。2009年の底から8年かけて2.7倍まで増加してきています。 

 

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世界の時価総額と名目GDP

次に世界の時価総額と名目GDPの推移を見てみます。

f:id:yukimatu-tousi:20170604225004p:plain ※出所:◎GDP→IMF ◎時価総額→WFEのデータより管理者作成

グラフを見るとわかりやすいですが、ここ20数年で時価総額はGDPを3回追い抜く時期があり、3回すべて、1年以内に突き放されています。

例えが古くて申し訳ないですが、時価総額が「ルパン三世」、GDPが「峰不二子」、離れては仲良くなり、うまくいったかと思いきや大きく突き放される、そんな関係性が時価総額とGDPにあるようにも見えなくもない。

過去の出来事は必ず繰り返すわけでもなく、現在はECBや日銀がせっせと金融緩和を続けている状況でもあり、「過去と現在は違う」「今回は違う」という可能性も十分あります。いざというときFRBがさっさと動けば暴落など起きず軽微な調整ですむ、その可能性もなくはないでしょう。

ただ、近年の歴史から、少し警戒してもいいように感じます。 

f:id:yukimatu-tousi:20170603223512j:plain

世界バフェット指標の推移

世界のバフェット指標=世界の時価総額÷世界の名目GDP

です。

IMFの推計では2017年の世界の名目GDPは約78.0兆ドルなので

「76.6÷78.0≒0.98」

より、推計が正しければ世界バフェット指標は「0.98」になると思われます。

1995年1月からの長期平均は「0.76」です。

あくまでわたしの個人的な判断、経験則ですが、「0.95」以上は危険な香りがします。

f:id:yukimatu-tousi:20170528141629p:plain※出所:◎GDP→IMF ◎時価総額→WFEのデータより管理者作成 

 

もし暴落が来たら?暴落とはどういうものか

f:id:yukimatu-tousi:20170604161716p:plain

※出所:ヤフーファイナンスのデータより管理者作成

上記グラフはS&P500の近年の推移です。

赤四角の時期は悪夢の暴落相場の例です。

ここ20年以内で2回、S&P500が1~2年かけて約40~50%下落する相場をわたしたちは体験しています。

海外資産は暴落期に円高に大きくぶれた場合、円建ての評価額はさらに減少します。

過去の事例を参照にすると、個別銘柄でなく先進国の株式インデックスであっても一時的に40~65%程度、評価額が下落する可能性は否定できません。

※新興国の株価指数は、もっと大きな下落を想定する必要があると思われます

 

暴落が来ないかもしれませんが、もし暴落したら、このくらいのことは起きてもおかしくない。

そういう心構えと「暴落時の現実的な対処方、対策マニュアル」などは作成しておいてもいい時期かもしれません。

暴落が来なければ無駄な努力ですが、もし来たら、そのマニュアルが投資家生命を救うほどの価値を持つかもしれません。

そんなものは投資を始める前に作ってある、胸を張ってそう宣言できるのが理想的なんでしょうが、希望や期待いっぱいで投資を始めるのに、わざわざ暴落対処マニュアルを作って投資を始める人はおそらく少数派でしょう。今からでも遅くはないと思われます。

投資で警戒すべき隠れたリスク

あきらめたらそこで試合終了・・・ではありませんが、投資における見落としがちなリスクはリタイアリスクだとわたしは考えています。

リタイアリスクとは、投資家が戦意喪失し、投資家自ら投資をやめてしまうリスクです。

能力も資金もあっても、意欲がなくなればどうにもなりません。

その最も多い具体例は、想定外の事態に混乱、狼狽、恐怖し、ふくらんだ損失を確定して

投資なんかもう二度とやらない

と捨て台詞を残して投資の世界に二度と近づかないというパターンではないかと思います。

※わたし自身、投資歴は13年くらいですが、この間に何度も「こんなバカなこと、やめちまおうか・・・」と思うような痛い目に遭っています。投資でとても大きな損失を被るのは、ホントにひどい「苦痛」です。実に嫌な体験です。一時期、人生が暗くなります。体調を崩したり精神を病む可能性もあります。軽微な損失はいい勉強になる可能性が高いですが、致命的な損失は、体験しないにこしたことはありません。

 

仮に暴落が来ても、一時的な下落に耐えてリバランスしつつ長期投資を継続できれば、長期的にはうまくいく可能性もかなり高いようにも思われますが、暴落の渦中に、果たして自分が冷静な投資行動をとれるのか・・・そこは実際なってみないとわかりません。

「暴落を警戒し、機会損失のリスクをとって一時ゲームから降りる」のか、「自分の冷静な対処力を信じ長期投資を続けリバランスと経済成長の成果に長期的な視点から賭けてみる」のか、「暴落が来ない可能性に賭ける」のか、未来を予知できない以上、正解は多分ないと思われます。

 

ただ、今は「ゆっくり安眠できる投資スタイル」「最悪の事態に備えた投資スタイル」「リターンよりリスク管理を重視した投資スタイル」の方が「いけいけどんどんの投資スタイル」よりは相対的に魅力を増している状況なのかもしれません。

 

※もうすぐ暴落が起きると主張しているわけではありません。未来予測は不可能です。ただ、暴落をシミュレーションして対策を自分で練るだけなら無料です。何かが減るもんではありません。本記事の趣旨は、過去のパターンを観察していると、今はそろそろ警戒してもいい時期かもしれないという個人の感想です

※また「もしこれだけ暴落したら、株式の配分はだいたいこのくらいまで落ちているだろうから、この現金で株式をいくら買って、配分をこのくらいに戻して・・・」みたいな試算を一度でもやって記録に残しておけば、危機への対応力にずいぶん差が出るのではないかと思われます。余計なお世話かもしれませんが・・・

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