ユキマツの「長期投資のタイミング」

比較検討により、長期投資における「比較的よさそうなタイミング」と「比較的有望な投資対象」を探るサイト

バリュー派 と インデックス派 その1

ブログを始めて間もないアクセスがほぼゼロだった頃の記事を再掲します。

投資スタイルについての記事です。

バリュー派 と インデックス派

下記グラフは全世界の名目GDPと株式時価総額の推移を表したものです。

期間は1995~2017年です。

出所:以下サイトデータより管理者作成  ◎名目GDP→IMF ◎世界時価総額WFE 

 

上記グラフで明らかなように、世界の名目GDPは長期的には増加傾向にあります。

かなり安定的に。

一方、時価総額はどうかというと、長期的にはGDPと同様に増加傾向にあるのですが、GDPほどの安定感はありません。

 

時価総額は短期的には大きく変動しており、GDPに比べて大きくなったり(赤丸の時期。2000、2007、2015年頃)、過剰に小さくなったり(青丸。2003、2009年頃)しています。

この期間に限れば、時価総額がGDPに追いつくころに、時価総額は大きく減少し、GDPの半分近くまで落ちてから、また徐々にGDPに近づき始める、というパターンが読み取れます。

 

したがって、このグラフだけをみていると、2003年(ITバブル崩壊後)や2009年(リーマンショック後)頃に株式を買うのは割安で、価値ある買い物だと思えます。

一方、2000年(ITバブル期)や2007年(サブプライムバブル期)、2015年頃に買ったら、割高で下手な買い物だと思えなくもないです。

 

このように一時的に発生する過剰な株式市場の変動(割安・割高時期の発生)に着眼し、効率的に資産を増やそうと考えるのが、バリュー(割安株)投資家の一つの投資スタンスです。

※一般的には、個別株に関して、PBRやPER、配当利回り等で割安割高を判断するのがバリュー派の主流かもしれませんが

なので、バリュー投資の一つの形態として、

「割安な時期に株式を多く買って長く持つ、割安でなくなれば、大半を売って現金を握りしめる」パターンを繰り返す

という投資スタンスもありだとわたしは思います。

余談

市場が完全に効率的なら、おそらくこのような世界的なバブル、暴落が繰り返し発生しないのでは?

市場が完全に効率的なら、時価総額もGDPの増大ペースに合わせて、もっと穏やかな上昇ラインを描くのでは?

とわたしは考えます。

つまり、投資タイミングを計ることは、近年の推移を観察する限り、全く無意味だ、とは思えません。

もちろん、この意見は近年の経験的な判断で一般的な経済理論ではなく、うまくいく保証もどこにもありませんが。 

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一方、長期的に今後も経済規模が拡大し続けると期待できるなら、投資タイミングなど気にしないで、株式インデックス(市場全体)を買い続け、分散投資(株式と債券を組み合わせる、など)と配分比率の掟を守り、ひたすら長期保有し続ければいい、という立場もあります。

これがインデックス投資の基本的な考え方の一つです。

※出所:以下サイトデータより管理者作成  ◎名目GDP→IMF ◎世界時価総額→WFE

確かにこのグラフを見ていると、世界の時価総額は紆余曲折はあるものの、長期的には右肩上がりの上昇曲線を描いているように見えます。

アフリカや南アジア、先進国ではアメリカなどを中心に、今後も世界的には人口が増えると予測されています。

先進国の中間層は比較的所得が伸びにくく厳しい状況も見られるようですが、世界全体では新興国を中心に中間層は増加しており、今後も世界的にそこそこの経済成長が続く可能性は高いと思われます。

経済成長率と時価総額の伸びは長期的には連動する傾向にあるので、投資タイミングなどの余計なことは考えず、株式(や債券、リート、金などの)インデックスを買って配分比率を守りながら、ひたすら長期保有する戦略は、ありでしょう。

バリュー派、インデックス派、どちらもわたしは間違っていないと思います。

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