ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

投資スタイルの確認<2017.9月> 

自分の投資スタイルの再確認

他の記事でも書いていますが、現在のわたしの投資スタイルは2本立てです。

短期~中期は主に

①「ロングショート戦略」

長期は

②「市場全体が割安っぽい時期に、株式やリートに思い切り資産配分を大きくしたインデックス投資」

です。

ロングショート戦略は

割高らしい銘柄は売り建て、割安らしい銘柄は買い建てる、それを同時に行い、市場全体の動向(暴騰、暴落、上昇下降トレンド)からの影響を少なくして、絶対リターンを求める投資手法

です。

詳しくは下記リンクを参照ください↓

www.yukimatu-value.com

 

稼働状況

②の長期投資に関しては相変わらず開店休業状態。

現金のみです。

2015年頃に割高感を強く感じ、基本的に高所恐怖症なので、長期投資は一時中断しました。

 

①の短期~中期のロングショートは継続中。

8月は結局それほど場は荒れず、リターンもそこそこでした。


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今後の願望

できれば①②を両方行う状態を個人的には期待しています。

①だけでも運がよければ何とかなるかもしれませんが、①②を同時に行う状態が望ましいです。

 

その理由①:キャッシュフローの発生

長期投資をすれば、それなりに安定的な分配金、配当などのフローが見込まれ、ロングショートオンリーの今より精神的に優位に立てそうです。

 

その理由②:資産効率がよくなる?(悪くなる可能性もあり)

長期投資は現物で行い、ロングショートは現物資産を担保に信用取引で行うこともできます。

 

例えば、1000万円分の長期投資用の株式ETFを担保に、2000万円以上の株式の売り建て、買い建てポジションを作れるので、ロングショート戦略がうまくいけば、現物株のみの投資ポジションより、資産効率は上がります。

 

もちろん、ロングショートで赤字を出し続ければ、資産効率を下げることになりますが。

 

今後、「割安時期に始める長期投資」と「ロングショート」の2本立ての状態になるには、割安時期が来なければならないのですが、ひたすら地道に待ち続ける予定です。

 

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ハワード・マークス氏の見解

ちなみに、下記サイトによれば、『投資で一番大切な20の教え』という著作を日本で出版されているハワード・マークス氏は、顧客へのリポートの中で

「野球でいえば8回に入ったような気がするが、試合がいつまで続くかはわからない」

 とコメントされているようです。

※おそらく今年に入ってからの市場環境に関するリポートだと思いますが、明確なリポート時期は不明です 

 

「野球でいえば8回に入ったような気がする」けど「いつまで続くかわからない」

 

相変わらずベテラン投資家の

あいまいだけど、うまい表現

という感じがします。

 

ただ、実際試合が終盤なのか、それは一試合終わってしばらくたたないと判明しないことで、まだまだ試合は続くのかもしれません。

 

投資スタイルの「安定」

だれも未来を正確に予知し続けることはできないので、投資に正解はなく

「誰にとっても常に正しい投資スタイルはない」

とわたしは思います。

 

例えば、わたしが今行っているロングショート戦略などは、その銘柄ごとの割安割高の判定方法を含め、市場動向、時勢に合わなくなる可能性も高く、いつまで結果を出し続けられるかわかりませんし、とても万人に向くとは思われません。

 

また、インデックス投資に関しても、50年100年という超長期、それなりの投資対象に投資を続ければ、リターンを得られる可能性はかなり高いと思いますが、例えば5年10年の継続期間だと、運が悪いと収益が出ない、あるいはマイナスに陥る可能性が、超長期に比べれば、少し大きくなりがちだと思われます(プラスになる確率の方が大きそうですが)。

 

人が200歳、300歳まで生き、世界の経済成長が超長期で続く世の中なら、早めに始めてひたすら長期投資をすればいいのかもしれませんが、現状で例えば65歳から投資を始めるケースなら、投資期間は限られており、それなりの安定性、低いリスクが必要となり、それに見合った投資スタイルを模索することになりやすいと思われます。

 

結局、投資家ごとの投資期間や求めるリターン、避けたいリスクの度合い、好み、そのような様々な要因で、同じ投資手法であっても、人によってはニーズに合う、人によってはニーズに合わない可能性もあり、最終的には

・自分にとっての投資ニーズは何なのか

・具体的に投資に何を求めているのか

という簡単なようで意外に把握しがたいものをはっきりさせることが、

投資スタイルの安定

につながりやすいような気がします。

※一般的には

「給与収入による貯蓄+インデックス投資やバランスファンドへの積み立て投資」

などが、受け皿が広いように感じますが、下落相場で投資をやめてしまうリタイアリスクもあります。どんな投資スタイルを選ぶかは投資家のニーズ次第、自由だと思います

 

投資スタイルの「正しさ」と「取捨選択」

一方、ローリングストーンタイプ、「常に修正と変化を遂げ続ける投資スタイル」、そういった型にはまらない手法も存在するかもしれませんが、長期的な結果が出せてさえいれば、それはそれで魅力的な気もします。 

 

要は、自分に合っていて過度のストレスがなく、自分にとってはそれなりの投資成果が長期的に出ていれば、投資手法は何でもいいような気がします。

 

そもそも投資手法に「正解」はなく、あるのは「選択」ではないかと、最近はぼんやり考えたりします。

 

とりあえずわたしは現状では方針を変える必要性に迫られておらず、引き続き

・開店休業中の長期投資(市場の観察)

・ロングショート戦略

の2つの投資スタイルを継続していくつもりです。

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