ユキマツの「長期投資のタイミング」

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2年前を超えていけるか ~日本市場の概況 2017.9.23~

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先週に続き大きな株価上昇がみられた今週の日本市場を、株式の「割安割高の目安」になりそうな5つの指標で定点観測してみます。

各指標の現在

直近の日本市場を株式の「割安割高の目安」になりそうな

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率 <日本市場。信用買いの損益>

貸し出し態度判断DI <金融機関の貸し出し態度が「緩い」から「厳しい」比率を引いた値>

の5つの指標の最新データで観察していきます。 

日本バフェット指標

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 ※期間:1985年1月末~2017年8月末

9.22の日本バフェット指標は「1.17」でした。

この指標では2015.5月と2015.7月に記録した「1.17」に並ぶ、とても大きな数値です。

さらに高いピークを探すと、約28年前、日本が高揚していた頃、1989.12月の「1.45」がありますが、別格な気がします。

 

今後、日銀が8兆、10兆とETFを買い増し続け、大規模な財政出動と同時に大胆な金融政策がどしどし実行されれば、もしかしたら、と思いますが、宴の後始末が大変そうです。

 

9.22の時価総額は約「637兆円」。

 

9.21には約「639兆円」を記録し、過去最高と思われます。

突然の選挙モードも後押ししましたかね。

 

1985年からの日本バフェット指標の長期平均は「0.75」です。

割高圏の目安「1.0」以上なので、日本株は割高圏と推測。

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳

日本バフェット指標について詳しくはコチラ↓

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>


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信用買い残

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 ※出所:トレーダーズ・ウェブより管理者作成 ※期間2001年6月1日~2017年7月28日

2017.9.15 25939億円(約2.6兆円)です。

前週比920億円ほどの減少です。

先週株価が上げていたわりには大きめの減少、少し意外な動き。

 

7月以降2.6~2.7兆円がレンジです。

 

上記期間の長期平均は約2.3兆円であり、長期平均から少し上方に偏った値です。

この指標では「ふつう~やや割高傾向?」と推測。

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信用買い残について詳しくはコチラ↓

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR 

f:id:yukimatu-tousi:20170903221426p:plain※出所:その他統計資料 | 日本取引所グループのデータより管理者作成 ※グラフの期間:1999年1月末~2017年8月末

2017.8月末「1.3」です。

割安の目安「1.0」以上なので、割安ではなさそうと判断。

東証一部PBRについて詳しくはコチラ↓

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率

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※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成 ※グラフ期間:2001.6.1~2017.5.12

2017.9.15は「-9.85」でした。

また2017.4月後半から続いている「-5~ー10」のレンジ内に収まりました。

 

上記期間の長期平均は約「-12」なので、「-9.85」は若干の安心モードでしょうか。

 

割安の目安「-25」以上なので、割安ではなさそうと判断。

信用評価損益率について詳しくはコチラ↓

信用評価損益率 <日本市場。信用買い残高の損益>

貸し出し態度判断DI (中小企業)

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※以下サイトデータより管理者作成 日銀 ※期間:1983.6月~2017.6月

そろそろ9月のデータがでると思われますが、まだ発表されていません。

2017.6月 「+21」です。

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※3カ月ごとの更新データです

割高の目安「+10」以上なので、割高圏と推測。

日本の金融機関の貸し出し態度は中小企業に関しては、1980年代並みに

「とても緩くて甘い」状態

が続いているようです。

 

金融機関の貸し出し態度が甘い時期は、総じて世の中の金回りが過剰によくなりやすく、不動産のような金融資産の評価額もファンダメンタル以上に上がりやすい傾向があると思われ、経験的には要注意の時期です。

 

貸し出し態度判断DIについて詳しくはコチラ↓

貸し出し態度判断DI <金融機関の貸し出し態度が「緩い」から「厳しい」比率を引いた値>

 

現時点での日本市場の割高割安、5つの指標からの推測、まとめ

あくまで個人的な判断ですが、現時点で各指標が示唆する株式の割安、割高の判断をまとめます。

★日本バフェット指標⇒割高圏?

★信用買い残⇒ふつう~やや割高?

★東証一部PBR⇒割安ではなさそう

★信用評価損益率⇒割安ではなさそう

★貸し出し態度判断DI⇒割高圏?

総合的に判断すると、わたしは日本株式は「やや割高~割高圏」と推測します。

したがって、現時点での日本株の長期投資のタイミングとしては

◎資産配分において、株式の配分比率を減らす

◎資産配分において、現金の配分比率を増やす

◎長期投資を一時やめる

のに適す時期だと考えています。単なる経験則ですが。

※長期投資に関する一つの判断です。短期、中期的な投資には役立たない可能性が高いです

※バリュー投資の発想から「割高な時期に株を売り、割安な時期に株を買う」という判断に基づいています

※単なる個人の感想です。未来は誰にも予知できません。投資は自己判断、自己責任で 

※指標ごとに、データ確認時期にタイムラグがありますので、必ずしもリアルタイムの判断ではありません

サブプライムバブル期との比較

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※出所:日経平均、TOPIX⇒Yahoo!ファイナンス、東証REIT指数⇒東証REIT指数 日足 時系列データ

相変わらず株式市場の活況をよそに、東証リート指数は先週から「1671⇒1659」と下落しました。

こういう相場で上がれなかったら、いつ上がればいいのか。

リート市場には何かしら特殊要因が影響していそうです。

あとがき 

おそらく日本史上最高の時価総額記録を更新した今週の日本市場、日経平均は「9月8日⇒9月22日」の2週間で

19275⇒20296

と約5.3%程度上昇しました。

 

日本のバフェット指標は2017.5月頃の「1.17」に並ぶ水準です。

せっかくなので比較の表を載せてみます。

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※出所:日経平均、TOPIX⇒Yahoo!ファイナンス、東証REIT指数⇒東証REIT指数 日足 時系列データなど

なかなかいい勝負ではないでしょうか。

バフェット指標、PBR、日経平均、TOPIXなど拮抗しています。

両者を比べて気になるのは、

・2017.9月の信用買い残がやや少ない

・2017.9月の東証リート指数の大きな落ち込み

でしょうか。

 

今後日本市場は

2年4ヶ月前の水準を超えてより高みを目指すのか?停滞か?調整か?

 

8月以降、変動が少しずつ大きくなってきていて記事もより作り甲斐があります。

 

日本市場に関する記事です。よければどうぞ。

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