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米国景気を探る  2017.10.13

米国景気動向を二つの指標【ISM製造業景気指数】【実質GDP】【OECD景気先行指数(CLI)】で確認してみます。

 

まず【ISM製造業景気指数】から。

ISM製造業景気指数とは

ISM製造業景気指数とは|金融経済用語集

ISM製造業景気指数は、アメリカ合衆国米国供給管理協会(ISM:Institute for Supply Management)が発表する、製造業の購買担当役員へのアンケート結果を元にした「企業の景況感」を示す経済指標をいいます。

 ※引用元:ISM製造業景気指数とは|金融経済用語集

一般的な説明は上記のようになり、簡単に付け加えると以下のようになります。

①この指数が50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退を示唆するといわれています。50が節目です

②指数が大きくなると景気改善、小さくなると景気悪化を示唆します

③毎月第1営業日に前月の結果が発表され、即時性が高い米国の景況感を示唆する指標です

④個人的な経験則として、株式が割安な時期は、ISM製造業景気指数が50を下回っている可能性が高い、と考えています

ISM製造業景気指数について、詳しくはこちらの記事を参照ください↓


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ISM製造業景気指数の推移

f:id:yukimatu-tousi:20171011225949p:plain

※出所:アメリカ ISM製造業購買担当者指数のグラフより管理者作成

上記グラフはここ5年のISM製造業景気指数の推移です。

節目の50にラインを引いています。

2017.9月のISM製造業景気指数

2017.9月の指数は60.8でした。

前月に続き大きく上昇しています。

60超えは2011.5月以来の高い数値、米国経済の好調さを示唆していると思われます。

 

次に実質GDPに移ります。

米国の実質GDPの推移と現在値

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※出所:BEA National Economic Accountsのデータより管理者作成

上記のグラフは1995年第1四半期~2017年第2四半期の実質GDP成長率(年率)を四半期ごとに追ってグラフにしたものです。

 

この期間、約22年のデータの中央値は2.47%です(オレンジのライン)。

2000年第1四半期~2017年第2四半期の中央値は2.11%です(水色のライン)。

最新データである「2016年第2四半期~2017年第2四半期」の年間成長率は

2.20

です。

長期的にみれば「2.20%」は高い値ではありませんが、2000年第1四半期以降の中央値「2.11」は上回っています。

また、短期的には2016年の第2四半期「1.23%」で底打ちした後の上昇トレンドにあり

米国実体経済は回復基調にある

と思われます。

f:id:yukimatu-tousi:20170906115859p:plain

※過去3年の推移。出所:BEA National Economic Accountsのデータより管理者作成

米国のOECD景気先行指数(CLI)

米国の景気動向をOECD景気先行指数(以下:CLI)で探ってみます。

CLIの簡単な説明です。

○OECDが算出している景気動向を判断する指標

100が基準値

○100より低い⇒景気は悪い(99以下はとても悪い)

○100より高い⇒景気はよい(101以上はとてもいい)

○CLIが下降している⇒景気の減速

○CLIが上昇している⇒景気の加速

 詳しくは下記記事を参照ください。

www.yukimatu-value.com

f:id:yukimatu-tousi:20171012122558p:plain※出所:OECD Data

上記グラフは1995.1月以降の米国のCLIです。

米国の景気がとてもよかったのは、2000、2007年頃。まずまずよかったのは19982014年頃。

景気がとても悪かったのは。1995~1996、2002~2003、2008~2009年頃。

あまりよくなかったのは2016年頃。

 

米国の景気の悪い時期に株式の配分を増やし、景気のいい時期に株式の配分を減らす戦略は、この期間においてはまずまずいい成績をあげたと思われます。

株はできれば景気の悪い時期にがっつり買った方がよさそう。

 

<同時期のS&P500との比較>f:id:yukimatu-tousi:20171012122558p:plain

f:id:yukimatu-tousi:20171005104653p:plain※出所:^GSPC Interactive Stock Chart | S&P 500 Stock - Yahoo Finance

ここ3年のCLIです。

f:id:yukimatu-tousi:20171012122613p:plain※出所:OECD Data

2016年の春から夏をボトムに景気は回復傾向。

ただ、2017年の春以降、この指標では少し停滞気味。

景気水準としても、100に届かず、良くも悪くもない、普通の水準。

まとめ

【ISM製造業景気指数】【実質GDP】【OECD景気先行指数(CLI)】の3つの観点から、米国の実体経済を観察してみました。

CLIはややぱっとしませんが、その他の二つは景気回復基調を示唆しています。

 

今後ハリケーンの影響が出て、景気判断が難しくなると思われますが、またときどき記事にしていきます。

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※一部加筆
20171207124844


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