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米国失業率 4.1% 歴史的低水準 ~米国景気を探る  2017.12.12~

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米国景気動向を2つの指標

【失業率】

【ISM製造業景気指数】

で確認してみます。 

まず【失業率】から。

失業率の長期推移(1948年~)

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※出所:US Unemployment Rateのグラフより管理者作成 ※期間:1948年1月~2017年10月

上記は米国失業率の約70年の長期推移です。

長期平均は「5.79%」で、ラインを引いています。

この期間で最低の失業率は1953年の2.5%です。

その他、失業率のボトムは1960年代に3.4%。

その後はITバブルの頃(2000年)の3.8%が目立ったところ。

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※出所:US Unemployment Rate

失業率の長期推移(1995年~)と最新の失業率

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※出所:US Unemployment Rateのデータより管理者作成 ※期間:1995年1月~2017年11月

もう少し新しいデータ、1995年からの推移です。

この期間の長期平均は「5.7%」で、ラインを引いています。

失業率のボトムの時期に赤丸をつけています。

2017年11月の失業率は「4.1%」でした。

米国失業率が示唆すること

2017年11月の失業率「4.1%」は

・サブプライムバブルの頃のボトム、4.4%は下回り

・ITバブルのころの3.8%よりは高い

値です。

米国で失業率が低く景気がよく株価が高く、後々バブルと呼ばれた時期と遜色ない水準です。

S&P500と米国失業率

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※出所:US Unemployment RateYahoo Financeのデータより管理者作成 ※期間:1995年1月~2017年11月

米国の失業率と「<S&P500>÷200」の推移を併記したグラフです。

S&P500を200でわったのは、特に意味はなく、失業率の動きと比較するためです。

 

微妙にタイムラグはあるのですが、近年の傾向としては

・株価上昇期は失業率は下がる

・株価下落期は失業率は上がる

(株価がピークから下落し出した後、あるいはほぼ同時に、失業率が上がり出す)

傾向はあります。

失業率がこれ以上下がらない、とする明確な根拠もなく、未来の展開はわかりませんが、今後、

失業率が底を打って上昇してくる、

あるいは

株価が明確に下落しだしたら

少し注意してもいい時期なのかもしれません。

 

次にISM製造業景気指数に移ります。

ISM製造業景気指数とは

ISM製造業景気指数とは|金融経済用語集

ISM製造業景気指数は、アメリカ合衆国米国供給管理協会(ISM:Institute for Supply Management)が発表する、製造業の購買担当役員へのアンケート結果を元にした「企業の景況感」を示す経済指標をいいます。

 ※引用元:ISM製造業景気指数とは|金融経済用語集

一般的な説明は上記のようになり、簡単に付け加えると以下のようになります。

①この指数が50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退を示唆するといわれています。50が節目です

②指数が大きくなると景気改善、小さくなると景気悪化を示唆します

③毎月第1営業日に前月の結果が発表され、即時性が高い米国の景況感を示唆する指標です

④個人的な経験則として、株式が割安な時期は、ISM製造業景気指数が50を下回っている可能性が高い、と考えています

ISM製造業景気指数について、詳しくはこちらの記事を参照ください↓



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ISM製造業景気指数の推移(1970~)

f:id:yukimatu-tousi:20171210161825p:plain※出所:アメリカ ISM製造業購買担当者指数のグラフより管理者作成

1970年以降の推移です。

1970年代、80年代には「70」を超える好景気の時期があったようです。

また、この期間では1980年頃、オイルショックの頃の落ち込みが最も激しそうです。

 

近年ではITバブル後とサブプライムバブル後の落ち込みが激しいです。

一つの考え方、経験則として、ISM製造業景気指数が「50」を大幅に下回っている時期に

・株は割安?

と推測するのは、あまり無理がないと考えます。

ISM製造業景気指数の推移(2012年~)

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※出所:アメリカ ISM製造業購買担当者指数のグラフより管理者作成

上記グラフはここ5年のISM製造業景気指数の推移です。

節目の50にラインを引いています。

ほとんどの月で節目の「50」を上回っており、米国経済の好調さを示唆していると思われます。

2017.11月のISM製造業景気指数

2017.11月の指数は58.2でした。依然としてとても高い水準です。

ただ、

・9月:60.8

・10月:58.7

と下落続きです。

今後も下がり、後々50に近づく、あるいは50を下回るようなら、警戒の度合いを高めてもいいかもしれません。

まとめ

【失業率】

【ISM製造業景気指数】

ともに米国景気の好調さを示唆しています。

 

一方、2009年6月以降、米国の景気拡大期は100ヶ月を超えています。

歴史的には120ヶ月が最長です。

景気が今後も循環するものならば、景気拡大がずっとは続かないと思われるので、株価やその他の指標とともに、米国景気の動向の確認が大切な時期と思われます。

 

米国の実質経済成長率、OECD景気先行指数はまた別の記事で。

関連記事です。

・米国景気はいつまで拡大するか?

・投資と期待値

・OECD景気先行指数

・米国GDP

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※一部加筆
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