ユキマツの「長期投資のタイミング」

今の株価、<割高・ふつう・割安?>の三択からあえて選ぶなら<割高?>と推測。<景気><金融政策><世界の時価総額>などを重視

米国投資家の【楽観・悲観】 2017年12月

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マイナーな指数ですが、米国には

市場参加者の【楽観・悲観】度合いの目安

となる指標があります。

ウェルズ・ファーゴ/ギャラップ投資家・退職者楽観指数

(Wells Fargo/Gallup Investor and Retirement Optimism Index)

です。

10月に一度記事にしています。

今回はこの指標の2回目の記事です。
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ウェルズ・ファーゴ/ギャラップ投資家・退職者楽観指数とは

①米国で1万ドル以上の投資資金を有する「投資家」と「退職者」を対象にした調査をもとに作成されている

②1996年以降の長期データ

③数値が大きくなる⇒楽観傾向

④数値が小さくなる⇒悲観傾向

⑤最大値は「178」(ITバブルの頃)

⑥最小値は「-64」(リーマンショック後)

⑦データは四半期ごと

この指標のわたしなりの使い方

<S&P500>

f:id:yukimatu-tousi:20171005104653p:plain※出所:^GSPC Interactive Stock Chart | S&P 500 Stock - Yahoo Finance

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※出所:U.S. Investor Optimism Rises Again, Hits 17-Year Highのグラフから管理者作成 ※期間:1996年~2017年第3四半期

あくまでわたし個人の考えですが、

この指数がざっくりと

100を超えたら米国投資家が過剰な楽観に偏っている?

⇒株価は割高?

⇒「現金比率を上げる」「リスク資産の比率を下げる」ことを検討する一つの目安?

20を下回ったら米国投資家が過剰な悲観に偏っている?

⇒株価が割安?

⇒「現金比率を下げる」「リスク資産の比率を上げる」ことを検討する一つの目安?

です。

根拠は

①に対しては、ITバブル(2000年頃)、サブプライムバブル(2007年頃)の頃、100を超えていた

②に対しては、それぞれのバブル崩壊後、株式のバーゲンセール時期に20を下回っていた

のみです。

近年の2回のバブル期とその後の暴落期から経験則に過ぎません。

最新データの確認

次に、最新のデータを見てみます。

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※出所:U.S. Investor Optimism Still Riding High

2017年の第4四半期のデータが確認できました。

その数値は「140」です。

前回の2017年第3四半期は「138」だったので、とても高い水準で維持されていることがわかります。

この指標からは

●米国投資家はITバブル期並みの過剰な楽観状態

米国投資家はサブプライムバブル期を上回る過剰な楽観状態

といえそうです。

この指標だけで考えると、「140」は目安の「100」を大きく超えているので

●米国投資家が過剰な楽観に偏っている?

⇒株価は割高?

⇒「現金比率を上げる」「リスク資産の比率を下げる」ことを検討する一つの目安?

とわたしは推測します。

この指標の難点

ただ、この指標では高値の判断、バブルの判断はとても難しいと思います。

<S&P500>

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※出所:^GSPC Interactive Stock Chart | S&P 500 Stock - Yahoo Finance

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 ※出所:U.S. Investor Optimism Rises Again, Hits 17-Year Highのグラフから管理者作成

③④のような悲観の時期は比較的わかりやすく感じますが、①や②のような

楽観時期は長期間続く傾向

もあり判断は難しそうです。

楽観時期の初期に、さっさとリスク資産の比率を減らすと、あまりにも早すぎる退場になりやすそう。

 

どちらかというと

悲観時期、株式の割安時期を探る

のにより有力な、一つの目安として参考にしてもよさそうです。

この傾向はPBR、信用評価損益率、恐怖指数、クレジットスプレッドなどと似ているように思います。

おわりに

先日下記の記事を書きました。

投資家の悲観的予測は当たるのか? - ユキマツの「長期投資のタイミング」

この記事の中で、平均2000億円以上の資産を運用する、いわば運用のプロたちの約半数が

来年の株式市場に悲観的

というボストン・コンサルティング・グループの調査結果に言及しています。

 

「ウェルズ・ファーゴ/ギャラップ投資家・退職者楽観指数」の調査対象者は、無作為に選ばれた

米国で1万ドル(約113万円)以上の投資資金を有する「投資家」と「退職者」

のようです。

ボストンよりウェルズ・ファーゴの調査対象の方が圧倒的に資産運用額は少ない、と推測されます。

ボストンはバリバリのプロが対象、ウェルズ・ファーゴの調査対象の多くはプロではないと思われます。

いわばプロとノンプロの食い違う予測、来年はどちらの見立てが当たるでしょうか?

※あくまで上記二つの調査だけを根拠にした戯言です。本当に両者の意見が食い違っているかは不明です

※必ずしもプロの予測が当たらないところが、投資の面白くて同時に怖い一面だと思います

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www.yukimatu-value.com

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