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世界の景気 地味に拡大 ~OECD景気先行指数 2017年10月データ~

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なかなか更新されませんが、OECD景気先行指数、10月のデータが確認できました。

2017.10月のデータによれば、世界景気は

●世界の景気水準⇒ふつう~ややよい

●世界景気の短期トレンド⇒わずかに拡大基調

と推測されます。

OECD景気先行指数(Composite leading indicator。以下CLI)

の2017.10月時点のデータから世界的な景気動向を確認します。

CLIについては以下の記事を参照ください。

www.yukimatu-value.com

CLIとは

 以下、株初心者のための株式投資と相場分析方法からの引用です。

OECD景気先行指数(CLI)とは

OECD景気先行指数(CLI:Composite Leading Indicators)とは、OECD(経済協力開発機構)が景気循環の転換点を早期に見極めるために1970年代から算出を開始した指数で、鉱工業在庫率、輸入輸出比率、住宅着工戸数、株価指数など、経済活動の変化を示す統計を基に算出される指数のことです(使われる統計は国ごとに異なる)。

OECD景気先行指数(CLI)の見方

OECD景気先行指数(CLI)は、景気の転換点の6~9カ月先行するように作成されていますので、景気の先行きを予想する指数として注目されます。

OECD景気先行指数(CLI)は、その数値が、

・100より低ければ景気の悪化
・100より高ければ景気の拡大

を示します。

上記をまとめ、補足すると、CLIは

○OECDが算出している景気動向を判断する指標

100が基準値

○100より低い⇒景気は悪い

○100より高い⇒景気はよい

○CLIが下降している⇒景気の減速

○CLIが上昇している⇒景気の加速

を意味します。

※CLIの数値は絶対値でなく、データを抽出する期間で変動します

※OECDについては、以下サイトを参照ください

経済協力開発機構(OECD)


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どのCLIを見るべきか

CLIには、OECD各国のCLI、OECD全体のCLI、ヨーロッパ地域、その他、中国、インドのCLIなど様々なバージョンがあります。

必要に応じて、確認すればよいのですが、わたしが最も有用と感じるのは、

OECD全体のCLI

です。

その理由はOECD全体の経済規模は

全世界の実質GDPの約7割

名目GDPの約6割

を占めるため、概ね全世界の景気動向を反映しやすいと考えられることです。

グローバルノートの2015年のデータより

以下、本記事ではこのOECD全体のCLIを見ていくので、

CLI=OECD全体のCLI

の意味で表記していきます。

CLIの使い方

ごく簡単な経験的な目安

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 ※出所:OECD DATE のグラフを管理者編集

あくまで、わたしの個人的な使い方ですが、

●CLI:101以上

⇒めったにない世界的な好景気

⇒株式は割高⇒株式を売るチャンス

●CLI:99以下

⇒めったにない世界的な不況

⇒株式は割安⇒株式を買うチャンス

と判断します。

※CLIの数値は絶対値でなく、データをみる期間で変化するので、101、99はあくまで目安です

近年のバブル期とCLI

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※出所:OECD DATE のグラフより管理者作成 ※期間:1995年1月~2017年7月

上記グラフも見る限り、

◎株を買うなら、どちらかというと⇒景気の悪そうな時期

◎株を売るなら、どちらかというと⇒景気のいい時期

というのは、経験則としては説得力があると思います。

CLIのトレンドの把握

また、CLIが上昇しているか、下降しているか、も重要な情報です。

●100以下の水準でも、景気の底からCLIが上昇してきている

⇒株式の先行きにはプラス要因

●100以上の水準でもCLIが景気のピークから下降してきている

⇒株式の先行きにはマイナス要因

と判断します。

要するに、

●現在の水準(今、好景気か?不景気か?)

●トレンド(今後、CLIが上昇していきそうか?下降していきそうか?)

の2点が景気とそれに関連する株価動向の参考になるのではないかと推測されます。

CLIの推移と現在値、その分析

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※出所:OECD DATE のグラフより管理者作成

上記グラフは1995年1月~2017年10月のCLIの推移を示しています。

CLIは100をやや上回ってきています。f:id:yukimatu-tousi:20171225215004p:plain

※出所:OECD DATE

上記の表は2016年7月~2017.10月のCLIの数値です。

2017年10月のCLIは「100.13」です。

景気の水準としては、基準値100をやや上回っており、世界経済は

ふつう~ややよい

と推測されます。

 

短期的なトレンドを見てみます。

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※出所:OECD DATE 

上記グラフはここ3年間のCLIの推移です。

 

 2015年春頃から景気は後退、2016年6月頃に底打ちし、その後回復傾向。

回復のペースは2017年に入ってから少しペースダウンしているも、回復基調は変わっていないというところ。

まとめ

2017年10月時点では

●世界の景気水準⇒ふつう~ややよい

●世界景気の短期トレンド⇒拡大基調

と推測されます。

9月時点の数値より若干ネガティブに修正されていますが、大筋のトレンドは変わりません。

CLIが確認できるサイト

OECD

 東海東京証券

 など。 

おわりに

景気動向を探る指標として、

製造業購買担当者指数

もあります。

直近のデータでは、CLIと比べると製造業購買担当者指数の方が

景気がよさそう

という判断です。

完全な指標はないので、一つの指標で即断せず、景気一つにしても、複数の指標で

●大まかな状況判断

●少なくとも今どちらかというと好況寄りか?不況寄りか?

程度の判断ができればいいなあという態度でいます。

雑ですが、長期的には、大事な判断だと個人的には考えています。

関連記事です。

↓製造業購買担当者指数での景気判断

www.yukimatu-value.com

↓米国GDPのデータをいち早く知るサイトや米国GDPの推移について

www.yukimatu-value.com

↓米国の景気動向に関するメジャーな指標

www.yukimatu-value.com

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※一部加筆
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