円が強いというよりドルが弱いこの頃。
それでも長期的にはまだドルは高そうな雰囲気。

f:id:yukimatu-tousi:20180124121735p:plain※出所:<BIS>Effective exchange rate indices( Monthly data: Narrow indices:last updated 18 January 2018  ※グラフ期間:1973.1月~2017.12

上記グラフはドルの実質実効為替レートの推移です。

この期間の

●長期平均:109.9<オレンジのライン

●中央値:107.1

●2017年12月:119.4

わたしなりの視点ですが、
行き過ぎた状況は平均回帰する
と仮定すれば、この指標ではまだドルは高いのかもしれません。

※しつこいですが、この解釈の仕方はわたしの個人的な目安です。全く一般的ではないので、ご注意ください

★2013年以降の日銀の量的緩和<円安要因、ドル高要因
★2014年秋以降のECBの量的緩和<ユーロ安要因、ドル高要因
の後、ドル安圏にあったドルの実質実効為替レートは、一気にドル高方向にふれたようにも見えます。

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そのドル高が、
●2017年1月頃をピークに、一気に修正されつつあるようにある現状
と解釈できなくもない。
今後もドル安の流れが続くでしょうか?
<日銀資産推移。2013年以降の大規模量的緩和、赤枠>

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※出所: Bank of Japan: Total Assets for Japan | FRED | St. Louis Fedのグラフより管理者作成
<ECB資産推移。2014年以降の大規模な量的緩和、赤枠>

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