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米国失業率 4ヶ月4.1%で横ばい ~米国景気を探る  2018.2.14~

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米国の景気動向を2つの指標

【失業率】

【ISM製造業景気指数】

で確認してみます。 

まず【失業率】から。

米国の失業率を知るメリット

失業率と景気は関連が強く、景気と株価動向にも関連があり、失業率は株価動向を探る材料になり得る、と思われます。

失業率 ⇔ 景気 ⇔ 株価

失業率の長期推移(1948年~)と景気後退

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※出所:Civilian Unemployment Rate ※期間:1948年1月~2017年12月

上記は米国失業率の約70年の長期推移です。

灰色のラインは景気後退期で11回あります。

●失業率のボトムからしばらくして

あるいは

●失業率のボトムから失業率が上昇し出すタイミング

景気後退が訪れるというパターンが目立ちます。

景気後退が訪れると株価は大きく下がりやすいので、できるだけ高値で売り抜けたい場合、

●可能な範囲で失業率のボトムを探り

●ボトムらしき時期に株式の比率を下げたり現金比率を上げる

という対処は、この期間においては有効な経験則ではあるかもしれません。

※株価と同様、失業率もいつがボトムかなのかは事前にはわかりませんが・・・

失業率のデータ

1948年1月~2017年12月で最低の失業率は1953年の2.5%です。

その他、失業率のボトムは1960年代に3.4%。

その後はITバブルの頃(2000年)の3.8%が目立ったところ。

最大値は1982年11~12月の10.8%。

平均値は5.79%。中央値は5.60%。

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※出所:US Unemployment Rate

最新の失業率

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※出所:US Unemployment Rateのデータより管理者作成 ※期間:1995年1月~2018年1月

もう少し新しいデータ、1995年からの推移です。

この期間の長期平均「5.6%」で、ラインを引いています。

失業率のボトムの時期に赤丸をつけています。

2018年1月の失業率は「4.1%」でした。

米国失業率が示唆すること

2018年1月の失業率「4.1%」は

・サブプライムバブルの頃のボトム、4.4%は下回り

・ITバブルのころの3.8%よりは高い

値です。

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※出所:Civilian Unemployment Rateより管理者作成 ※期間:1948年1月~2017年12月

過去50年で見ると、今は3番目に失業率が低い時期といえます。

株価(S&P500)と米国失業率

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※出所:US Unemployment RateYahoo Financeのデータより管理者作成 ※期間:1995年1月~2018年1月

米国の失業率と「<S&P500>÷200」の推移を併記したグラフです。

S&P500を200でわったのは、特に意味はなく、失業率の動きと比較するためです。

微妙にタイムラグはあるのですが、近年の傾向としては

・株価上昇期は失業率は下がる

・株価下落期は失業率は上がる

傾向はあります。

現在2017年10月より、4カ月連続で4.1%で横這いが続いています。

ぼんやりグラフを見ていると、

●現在が失業率のボトム?

の雰囲気も感じられますが、

●さらに失業率は下がる?

●だらだらと横ばいが続く?

可能性も否定する明解な根拠もなく、結局は株価のピーク予想と同様、わかりません。

大きく開いたワニの口が開き続けるのか、閉じるのか?

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次にISM製造業景気指数に移ります。

ISM製造業景気指数とは

ISM製造業景気指数とは|金融経済用語集

ISM製造業景気指数は、アメリカ合衆国米国供給管理協会(ISM:Institute for Supply Management)が発表する、製造業の購買担当役員へのアンケート結果を元にした「企業の景況感」を示す経済指標をいいます。

 ※引用元:ISM製造業景気指数とは|金融経済用語集

一般的な説明は上記のようになり、簡単に付け加えると以下のようになります。

①この指数が50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退を示唆するといわれています。50が節目です

②指数が大きくなると景気改善、小さくなると景気悪化を示唆します

③毎月第1営業日に前月の結果が発表され、即時性が高い米国の景況感を示唆する指標です

④個人的な経験則として、株式が割安な時期は、ISM製造業景気指数が50を下回っている可能性が高い、と考えています

ISM製造業景気指数について、詳しくはこちらの記事を参照ください↓

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ISM製造業景気指数の推移(1970~)

f:id:yukimatu-tousi:20180111221807p:plain※出所:アメリカ ISM製造業購買担当者指数のグラフより管理者作成

1970年~2017年12月の推移です。

近年ではITバブル後とサブプライムバブル後の落ち込みが激しいです。

一つの考え方、経験則として、ISM製造業景気指数が「50」を大幅に下回っている時期に

・株は割安?

と推測してみるのは、あまり無理がないと考えます。

2018.1月のISM製造業景気指数

f:id:yukimatu-tousi:20180213195821p:plain※出所:アメリカ ISM製造業購買担当者指数のグラフより管理者作成

ここ5年の推移。

2018.1月の指数は59.1でした。

前月より少し低下していますが、とても高い水準です。

まとめ

【失業率】

【ISM製造業景気指数】

ともに米国景気の好調さを示唆しています。

引き続き月一で観察していきます。

関連記事です。

・米国景気はいつまで拡大するか?

・投資と期待値

・OECD景気先行指数

・米国GDP

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※一部加筆
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