ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

【東証一部の売買代金】と株式の割安・割高 <2018年1月データ>

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東証一部売買代金の最新データの確認と日本株の割安・割高に関する記事です。

※本ブログの「東証一部売買代金」は立会市場とToSTNeT市場の合計金額です。

 
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※2002年以前の「日経平均」と「東証一部売買代金」の相関は低く、本記事は2002年以降の都合のいいデータを用いた記事です。

東証一部の売買代金を確認するメリット

 

2002年以降の日経平均と「東証一部の売買代金」の相関は高く、売買代金のデータの観察は日本株の割高・割安を探る材料になる、かもしれない

 

日経平均と東証一部売買代金の推移

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※出所:日本取引所グループYahoo!ファイナンスのデータより管理者作成 ※期間:2002.1月~2018.1月

2002.1月~2018.1月の「日経平均÷10000」と「東証一部売買代金」の推移です。

概ね両者には相関がありそうです。

日経平均と売買代金の相関

次に両者の相関を見てみます。

「2002.1月~2018.1月」の期間に関しては

「日経平均株価」と「東証一部の売買代金」(月ごとの一日平均値)

の間に相関がありました。

その相関係数は

0.85

で強い正の相関です。

その散布図です。

<散布図>

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※出所:日本取引所グループYahoo!ファイナンスのデータより管理者作成 ※期間:2002.1月~2018.1月

散布図からも「日経平均が高い⇔売買代金が大きい」傾向がうかがえます。

正しいかどうかは分かりませんが、

売買代金の多い時期は株式市場で株を買いたい人が多く人気があって賑わっており、結果的に株価が割高になりやすい?

 

売買代金の少ない時期は株式市場で株を買いたい人が少なく株は不人気で、市場に活気がなく、結果的に株価が割安になりやすい?

つまり

売買代金が多い時期⇒株は割高傾向?

売買代金が少ない時期⇒株は割安傾向?

という推測、仮説も立てられなくはないかもしれません。

わたしは個人的に一つの目安として確認しています。

2018.1月の売買代金

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※出所:日本取引所グループYahoo!ファイナンスのデータより管理者作成 ※期間:2002.1月~2018.1

最新の東証一部の売買代金を確認してみます。

オレンジのラインはこの期間の平均値。

2018.1月の売買代金(一日平均)は約

3.35兆円

でした。

2017.12月は2.81兆円だったので、1月は大きく増加しており、平均よりかなり高い値。

※2002.1月~2017.12月

●平均値:1.99兆円

●中央値:2.00兆円

直近の「日経平均の月間上昇幅」と「売買代金(一日平均。概算)」を併記すると

      <上昇幅><売買代金>

9月:      3.6%    2.8兆円

10月:       8.1%      3.1兆円

11月:       3.2%      3.7兆円

12月:       0.2%      2.8兆円

2018.1月:1.5%      3.4兆円

です。

2018年1月は市場はかなりにぎわっている方で、どちらかといえば日本株は割高が疑われる水準?

おわりに

2018年1月はかなりのにぎわい。

短期的な月末のボトムとしては2016年6月末の「15,576」から2018年1月末の「23,098」まで、約48%の上昇を見せた日経平均、2月末はどうなりますか。

※しつこいですが、2002年以前の「日経平均」と「売買代金」の相関は低く、本記事は2002年以降の都合のいいデータを用いた記事です

関連記事です。

・日本市場の割安・割高を探る指標

www.yukimatu-value.com

・東証一部の売買代金の観察

www.yukimatu-value.com

・信用買い残とTOPIXの関係

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