ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

<短信>リーマンショック以来最大

信用買い残がリーマンショック(2008年)以来の最大値

3.62兆円

となりました。

 

※信用買い残について詳しくはコチラ↓

信用買い残 <日本市場の信用取引における買い方の残高>

信用買い残の推移

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※出所:トレーダーズ・ウェブより管理者作成 ※期間2001年6月1日~2018年3月2

2018.3.2 36,162億円(約3.6兆円)となりました。

前週比約1700億円の大幅な増加。

<2017.10.27以降の推移>

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 ※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成

2017年10月末は約2.6兆円だったので、その後の約4ヶ月で1兆円ほどの大幅な増加となっています。

2018.2月以降、相場はやや不安定になっていますが、2月以降も上昇を続けています。

信用買い残は

●日本市場で借金で買われている株式の評価額の総額

です。

わざわざ金利を払って借金して買われている株式の評価額なので、

●リスクオン相場で増えやすく、リスクオフ相場で減りやすい

●投資家の楽観・悲観を反映する数値(楽観で増加、悲観で減少)

と個人的には、考えています。

この4ヶ月で急速に増加したのは、

●日本の株式市場が急速に楽観モードに傾いている

ことを示唆しているのかもしれません。

信用買い残が3.6兆円を超えたのは2007.11.2以来のこと。f:id:yukimatu-tousi:20180308161238p:plain

2月以降の下落を「絶好の押し目」と考えている人が多いのかもしれませんが、よくわかりません。

とりあえず借金して株を買いたい投資家がここ4ヶ月、日本では増加している、とはいえそうです。

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