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「株価のピーク」と「景気後退」のタイムラグ

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景気後退とほぼ同時に株価はピークを迎えるのか?

株価のピークの後に景気後退がやってくるのか?

一つの経験則に過ぎませんが、1950年以降の「米国の株価指数S&P500のピーク時期」と「景気後退の始まり」の時期の時間差を調べてみました。

データの出所

●S&P500のピーク時期

^GSPC : Summary for S&P 500 - Yahoo Finance

●景気後退の始まり

What Dates are Used for the U.S. Recession Bars? | Getting To Know FRED

のデータを参考にしました。

「株価のピーク」と「景気後退」のタイムラグ

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1950年以降の10回の景気後退期で調べると上記のようになりました。

いくつか確認できることを列挙してみます。

●10回のうち7回は景気後退の6~12ヶ月前に株価がピークアウトしている。株価は景気の先行指標になっていたことが多い

●10回のうち3回は景気後退の始まりと株価のピークが2ヶ月以内におさまっており、株価のピークアウトと景気後退がほぼ重なっている

●10回の時間差の平均値は5.9ヶ月。最頻値は12ヶ月。この10回に限れば、景気後退の1年も前に株価がピークアウトしていたことが最も多い

この経験則をどう活かすか

①いつが株価のピークだったかは意識しておいてもいいかもしれない

株価のピーク時期は 一つの目安になるかもしれません。

●ピークの時期⇒景気後退までの期間

●ピークの値⇒株価のボトムまでの下落幅

などは経験的な知識として知っていても悪くはないのかも。

ちなみに直近のS&P500のピークは2018.1月の「2873」。

これが当分のピークになるかは不明ですが、現在約2ヶ月経過。

②景気がまだいい時期に株価の下落が始まっていることの方が多い

10回のうち7回は景気後退が始まる半年以上前に株価はすでに下落を始めていました。

この意味では、

まだ景気がいいから株価は必ず戻す、きっと大丈夫

という判断は、経験的には少し危うい考え方かもしれません。

ただ、くどいですが、景気拡大のピークがいつかは分からないので、ほんとに株価が戻すことも十分考えられ、早すぎるリスク資産からの撤退は、機会損失リスクから免れることはできないと思われます。

おわりに

S&P500の大幅な下落時期のほとんどは景気後退を伴っているようですが、そうでない場合、つまり「景気後退なしに株価が暴落をしている時期」もあるようです(1987年ブラックマンデーなど)。

また景気後退を挟んで、株価のピークからボトムまで、

●おおよそどのくらいの時間が経っていることが多いのか

●その下落幅はどのくらいか

それも有用なデータと思うので、また記事にしてみたいと思います。

※例えば、サブプライムバブルの時はピーク⇒ボトムまで1年5ヶ月経過(2007.10月⇒2009.3月)、下落幅57.7%(1576⇒667)

※単なる過去データです。未来の予見は困難です。投資は自己責任、自己決断で

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※一部加筆
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