ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

ロシアへの投資

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ロシアのメモ

※すべて2016年のデータ

 

人口は約1.43億人、世界第9位の人口大国。

名目GDPランキング(ドル建て)では、世界第12位。

一人当たり名目GDPは約8945ドル、世界70位。

中国やブラジル、マレーシアと近い数値です。

 

エマージング諸国へ分散投資するETF【EEM】ではロシアに3.12%の配分(2018.4.10時点)。

EEMの配分比率では7番目。シェアは大きくないです。

※参照サイト

ロシアの経済 - 世界経済のネタ帳

iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF
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ロシアの人口

ロシアの人口は変動が少なく、1990年で1.48億人、2015年で1.43億人と微減。

2035年は1.36億人に減少すると予測されているようです。

比較的安定した推移。

人口が増加していく国ではなさそうで、人口面での経済成長率のサポートはあまり期待できなさそう。

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※出所:ロシア - 世界経済のネタ帳国連人口推計2015年版(中位推計)のデータより管理者作成

ロシアの一人当たりの名目GDP(USドル)の推移

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※出所:ロシアの一人当たりのGDPの推移 - 世界経済のネタ帳

ロシアの「一人当たりの名目GDP(USドル)」推移です。

ソ連崩壊後、停滞が続くも、2000年頃から2013年頃まで、急速な上昇。

2013年は16000ドルを超えました。

しかし、その後は下落。2015年以降は10000ドル前後。

少し中所得国の罠が気になるところ。

中所得国の罠とは|金融経済用語集

ロシアの株価

ロシアの代表的な株価指数「ロシアRTS指数」の10年です。

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※出所:マーケット|SBI証券

変動幅がすごいです。概算ですが

●2500⇒500 <80%減。2008年、リーマンショック前⇒ショック後、2009年>

●500⇒2000 <4倍。2009年⇒2011年>

●2000⇒750 <63%減。2011年⇒2016年>

●750⇒1250 <1.7倍。2016年⇒2018年>

現在は「1065」程度。

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※出所:国内株式|SBI証券

東証上場のロシア株ETF【1324】のここ10年チャート。

為替や信託報酬の影響を受けていると思われますが、概ねロシアRTS指数に連動した、激しい値動きとなっています。

ロシアへの投資

上記の東証上場ETF以外にも米国上場ETFで

・iシェアーズ MSCI ロシア・キャップト ETF (ERUS)

などがあります。

●参考サイト:株価指数・ETF・インデックスファンドを探す:検索結果 - myINDEX

米国ADRでは例えば以下の銘柄に投資可能。

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●参照サイト:SBI証券

その他、SBI証券では数十銘柄のロシアの個別銘柄の取引が可能。

●参照サイト:SBI証券

そこそこ選択肢はあります。

個人的な感想

ブリックスブームの頃は大きな注目を集めたロシア株。

リーマンショック後も株価指数は底値から約4倍に上昇するシーンもありました。

ただ、その後は原油価格の下落、米国との関係悪化などもあり、近年の世界的な株高にも関わらず、2011年のピーク(「ロシアRTS指数」で「2000」)はかなり遠いところにあります。

現在は「1065」程度。

今が割安、という観点もあるかもしれません。

※ロシア市場のPER「8.0」PBR「0.9」CAPE「6.5」。

 米国市場のPER「22.6」PBR「3.2」CAPE「30.7」。2018年2月末

 データ出所:https://www.starcapital.de/en/research/stock-market-valuation/

ただ、今後もし世界景気が怪しくなったり、米国との関係性次第で、さらに落ちていくこともありそう。

個人的には、もし投資をするなら、世界的な不景気局面で検討するかなあ、というところ。

<「ロシアRTS指数」の10年>

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※出所:マーケット|SBI証券

※ロシア投資の勧誘記事ではありません。投資は自己判断、自己責任で

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