ユキマツの「長期投資のタイミング」

今の株価、<割高・ふつう・割安?>の三択からあえて選ぶなら<割高?>と推測するサイト。判断の根拠として<景気><金融政策><投資家のリスク許容度>などを重視

ここ5年で最高水準 <もしもの円暴落に備える確認作業>

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もしもの円暴落があるとわたしは現在の長期投資の投資ポジション(日本円100%)では非常に困るので、主にインフレ率のチェックを中心に

「もしも」の兆し

がないか適時確認しています。

円暴落の兆しを知るための指標

わたしは以下の5つの指標を適時確認しています。

①ドル円名目レート

②円の実質実効為替レート

③日本の消費者物価指数

④日本の長期金利(10年国債の金利)

⑤日銀の資産動向

※あくまで個人的な対策に過ぎないので、本当に役立つかはわかりません

それぞれが何を意味するのかの説明は以下の記事を参照ください。

 ここから5つの指標を一つずつ確認していきます。


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「ドル円名目レート」

<ここ5年のチャート>

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※出所: USD JPY 証券株式相場 | ドル 円 相場 - Investing.com

<ここ3ヶ月のチャート>

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※出所: USD JPY 証券株式相場 | ドル 円 相場 - Investing.com

最近は早いペース円安ながら、暴落の雰囲気なし。

円の実質実効為替レート

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※出所:( Monthly data: Narrow indices:2018.4.18更新)  ※グラフ期間:1973.1月~2018.3

上記は長期的な視点から「通貨の実力」を示唆する、という人もいる円の実質実効為替レートの推移グラフです。

1973.1月~2018.3月の

・長期平均:92.8

・中央値:94.5

・ここ10年の最安値:70.9(2015.6月)

・ここ10年の最高値:108.2(2012.1月)

です。

 

2018.3月の数値は「78.7」であり、前月(77.5)より円高方向にぶれています。

水準としては長期平均「92.8」より低く

円安

方向にぶれているように推測されます。

※この解釈の仕方はわたしの個人的なものです。一般的ではないと思うので、ご注意ください

急激な動きではなく暴落の気配はありません。

日本の長期金利(10年国債の金利)

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※出所:日本 10年債券利回りチャート  

ここ5年の日本の長期国債利回り推移です。相変わらず0%付近に張り付いており、金利急騰の雰囲気はありません。

日本の消費者物価指数

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※出所:統計局ホームページ/消費者物価指数(CPI) 時系列データのデータより管理者作成

概ねアベノミクス後、2013.1月~2018.3月の

消費者物価指数<生鮮食品を除く総合。前年同月比>

です。

2018.3月は+0.9%(前月比-0.1%)。

2月は久々に1%台にのせてきましたが、3月はやや下落。

2016年夏以降、上昇傾向にあると思われますが、穏やかな上昇率。

日銀保有資産

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※出所:Bloomberg Markets

過去5年の日銀保有資産の推移です。

2018年4月20日は約532.7兆円。

2018年の日本の名目GDPは推計で552.4兆円(IMF推計)であり、現在の日銀の保有資産額は名目GDPの約96.4%です。

また、約1年前2017.4.23の日銀資産は約493.4兆円なので、この1年で概ね39兆円の増加となっています。

2015年、2016年は年間で80兆円を超えていたので、緩和ペースは半減しています。

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※出所:Bank of Japan: Total Assets for Japan | FRED | St. Louis Fedのデータより管理者作成

米国債の利回りとギリシア国債の利回りの確認(ともに10年物)

もしも日本円が暴落するとき、市場はいわゆるリスクオフ一色の相場になると思われます。

そのとき投資家の資金が逃げ込む国債市場の一つは、流動性や信用力の高い米国債ではないかと思います(ドイツ国債などもおそらく同様)。

逆に投資家が資金を引き揚げる国債の一つは、多額の負債を抱え事あるごとに国債利回りが急騰しているギリシアの国債ではないかとわたしは推測しています(ポルトガルなど他にもいろいろあると思いますが)。

 

したがって、もし円に何かあれば、米国債の利回りは下がり(米国債は買われて価格が上がり利回りが下がる)、ギリシア国債の利回りは上がる(ギリシア国債は売られて価格が下がり利回りが上がる)と推測されるので、この意味で米国債やギリシア国債の利回を観察しておくと、役に立つのではないかと思われます。

米国 10年

<ここ5年>

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<ここ3ヵ月>

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※出所:米国 10年 | 米国 10年 債券利回り 

米10年国債利回りは最近上昇傾向。

ここ5年では最も高い水準。

ギリシア 10年

 <ここ5年>

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<ここ3ヵ月>

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ギリシャ 10年 | ギリシャ 10年 債券利回り

3%台中盤まで低下していたギリシア長期国債利回りは4%程度。

依然低い水準で急激なリスクオフの雰囲気は感じられません。

まとめ

 

2018年3月の消費者物価は+0.9%程度(前年比)。

直近では円安傾向ながら「円暴落」の気配は感じず。

 

おわりに

米国の長期金利急騰の影響もあるのか、ドル高傾向。

名目のドル/円は「1ドル=109円」程度まで円安になりました。

どこまでいきますか。

関連時事

実質実効為替レート・ランキング <2017.5月データ> - ユキマツの「長期投資のタイミング」

ドルは割安? ドルの実質実効為替レートの確認<2018.1月データ> - ユキマツの「長期投資のタイミング」

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【ナツユキマツの出版物】

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※一部加筆
20171207124844


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