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「13年間で学んだこと③」 【中央銀行】は無視できない

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「13年間で学んだこと」シリーズの3回目です。

●参照

「13年間で学んだこと①」 株価は何で決まるのか?

「13年間で学んだこと②」 株はできれば「景気の悪い時期」にたくさん買いたい

景気と同様、むかしは

中央銀行

のことなど気にしないで投資していましたが、今は

長期投資のざっくりした方針

を立てる上で、【中銀の動向】は「景気」と並んで、貴重な情報ではないかと考えています。

13年間で学んだこと③ 中銀の「株価」との密接な関係

株価の決定要因として需給要因のほかに、主に次の3つが挙げられると個人的には考えています。

企業利益

金利

③投資家のリスク許容度(期待度)

※関連記事:「13年間で学んだこと①」 株価は何で決まるのか?

中央銀行の影響は

金利

にはダイレクトに関わってきます。

中銀の「利下げや量的緩和などの緩和スタンス」と「利上げや量的引き締めなどの引き締めスタンス」は金利に大きな影響を与えます。

 

また、やや間接的に、アベノミクス、クロダノミクスで日本株の市場心理が一気に好転したように、中銀のスタンスは

③投資家のリスク許容度(期待度)

にも大きな影響を与えると思います。

中銀のスタンス

⇒投資家心理、期待度、リスク許容度などに影響

⇒株価へ影響

さらに、タイムラグはありますが、中銀の緩和政策で金利が下がれば、景気はよくなりやすく、企業利益に好影響を与えやすいので、中銀の動向は

企業利益

にも関わってくると考えます。

つまり、中銀の動向と株価には非常に密接な関わりがあるのではないかと思います。

中央銀行の「仕事」は何か?

そもそも中央銀行の「仕事」は何か。

不景気な時期に、中央銀行は

●金融緩和スタンス(政策金利を下げる、量的緩和実施)

で臨む傾向があります。

逆に好景気でインフレ率が高まる時期に、中央銀行は

●金融引き締めスタンス(政策金利を上げる、量的引き締め実施)

で臨む傾向があります。

これらの行動により

「金融システム」「物価」「景気」「雇用」

などを安定させ、行き過ぎがあればそれを調整すること

これらが中央銀行の主な

「仕事」

だと思われます。

※参考:中央銀行とは|金融経済用語集

「FFレート」と「米国失業率」と「株価」のチャートから読み取れること

一例として、米国の中央銀行FRBの「仕事」ぶりを、「米国失業率(景気指標)」と「株価(S&P500)」も見ながら観察してみます。

FFレートは米国短期金利の代表的指標で米国の政策金利。

FRBが操作しています。

①失業率が急騰し、株価が暴落する時期

f:id:yukimatu-tousi:20180426223636p:plain※出所:Effective Federal Funds Rate Civilian Unemployment RateYahoo Financeのデータより管理者作成

1995年以降の「米国失業率」と「FFレート」「S&P500÷300」を併記したグラフです。

灰色の四角で囲った①②の時期に株価は暴落し、失業率は跳ね上がっています。

そして、FFレートは急落しています。

●①の時期:6.5%⇒1.0%

●②の時期:5.25%⇒0.15%

FRBはFFレートを下げ、

「金融システム」「景気」「雇用」

などの安定を図る「仕事」をしていると思われます。 

また、余談ですが、①②の時期において、

●失業率のボトム時期が終わり

●失業率が上がり出し

●FFレートが下げられる時期の後

株価は大幅に下落している

という経験則があります。

【失業率上昇+FFレート引き下げ】には注意してもいいかもしれません。

※ただの経験則

②失業率が低下トレンド、株価が上昇する時期

f:id:yukimatu-tousi:20180426223428p:plain※出所:Effective Federal Funds Rate Civilian Unemployment RateYahoo Financeのデータより管理者作成

灰色の四角で囲った①②の時期に株価は上昇し、失業率は低下を続けています。

FFレートはどうなっているでしょうか。

●①の時期:上下動がありますが、横這い

●②の時期:1.00%⇒5.25%まで上昇

FRBはFFレートを上げたり、調節することで、

「物価上昇」「景気過熱」

などに対処していると思われます。 

また、余談ですが、①②の時期において、

●失業率が低下を続け

●FFレートが上がる時期

●株価は上昇トレンドにあった

という経験則があります。

【失業率低下+FFレート引き上げ】の時期は、比較的安心して株式投資ができる、かも。

さらに

【失業率のボトム時期には株価もFFレートもとても高い水準にあった】こともうかがえます。

f:id:yukimatu-tousi:20180426230348p:plain※出所:Effective Federal Funds Rate Civilian Unemployment RateYahoo Financeのデータより管理者作成

キャピタルゲインを効率的に狙うなら、米国失業率のボトム時期に売るべき?

※1995年以降の経験則で今後の有効性はわかりません

※いつが失業率のボトムか、後にならないとはっきり分かりません。2017年10月~2018年3月の半年間、失業率は4.1%です。今はボトムかもしれないし、まだボトムの手前かもしれません

おわりに

引き続き本ブログでは中銀の動向観察を続けていく予定です。

関心のある方はお付き合いください。

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