ユキマツの「長期投資のタイミング」

今の株価、<割高・ふつう・割安?>の三択からあえて選ぶなら<割高?>と推測するサイト。判断の根拠として<景気><金融政策><投資家のリスク許容度>などを重視

是が非でも年内に ~米国市場の概況~

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先週の米国市場を

「米国株式の割安割高を判断する目安」

になると思われる指標などで概観してみます。

ごく簡単な米国市場の概観

<先週のS&P500>

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※出所:米S&P 500インデックス(SPX - Investing.com

11.23は「2633」。前週比−3.8と大幅下落。

10月末は「2712」だったので、11月は今のところ−2.9%

10月に続いて11月も、マイナスで終わるのかどうか。

最高値は2018年9月の「2941」で今は高値から「-10.5%」の水準。

<先週の米国10年国債利回り>

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※出所:米国 10年 | 米国 10年 債券利回り

11.23は「3.05%」。

先週末は「3.07%」だったので、週間で利回りはやや低下。

10月末は「3.16%」で11月は利回り低下中。

利回りの低下が市場にとってポジティブ要因の一つとして意識される展開になるかどうか。

昨年末は「2.41%」であり今年は約「0.6%」上昇。

定点観測

以下の4つで定点観測してみます。

恐怖指数<米国市場。S&P500の変動性>

ジャンク債スプレッド<米国市場。クレジットスプレッドの一つ>

S&P500のPBR<米国の代表的な株価指数のPBR>

米国バフェット指標 <米国の時価総額÷米国の名目GDP>

恐怖指数

<ここ半年>

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<先週>

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※出所:S&P 500 VIXインデックス

11.23は「21.37」。前週の「18.14」より上昇。

わたしのVIXロングポジションは少額継続保有中。

さほど減価せず、かといって利も乗らず。

水準としては長期平均(「19.3」)より少し高く、米国の市場心理は

ふつう~やや不安?

と推測。

目安の「30」以下であり、株価が割安な状況ではなさそうです。

<恐怖指数について詳しくはコチラ↓>

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ジャンク債スプレッド

ジャンク債スプレッドとは

①ジャンク債スプレッド

米国のハイ・イールド債の利回り-米国債(10年物)の利回り

②ジャンク債スプレッドが大きい⇒株式は割安傾向

③ジャンク債スプレッドが小さい⇒株式は割高傾向

④★平均値(幾何平均):3.0

 ★中央値:3.0

<期間:1996.12月~2018.10月の月末>

推移グラフと現在の状況判断

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※出所:◎St. Louis Fed米国 10年 債券利回りのデータより管理者作成 ※期間:1996.12月末~2018.6月末

11.22時点のジャンク債スプレッドは「2.7」で、前週の「2.6」より拡大しています。

※ジャンク債利回り「5.74%」、米国債(10年物)の利回り「3.07%」

長期平均は「3.0」であり、久々に平均値に近づいてきましたが、まだ平均以下で、

「やや割高傾向?」

と推測。

<最近の推移>

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※出所:◎St. Louis Fed米国 10年 債券利回りのデータより管理者作成 ※期間:2016.1月~2018.11月(月末値。2018年11月は15日までのデータ)

<ジャンク債スプレッドについて詳しくはコチラ↓>

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S&P500のPBR

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※出所:S&P 500 Price to Book Value

1999年末~直近のS&P500のPBRの推移です。

11.23時点の推計値は「3.15」。前週の「3.27」から大幅に低下。

水準としてはITバブルの頃のピーク(5.06)にははるかに及ばず、サブプライムバブルの頃のピーク(2.91)は上回る水準。

長期平均の「2.79」は大幅に上回っており、現在は少なくとも

割安な水準ではなさそう

です。

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※出所:S&P 500 Price to Book Value

<S&P500のPBRについて詳しくはコチラ↓>

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米国バフェット指標

米国バフェット指標とは

①米国バフェット指標=米国の時価総額÷米国の名目GDP

②米国株式の割安割高を判断する目安

③1995~2017年の各年末のデータから、

★平均値:1.25

★中央値:1.32

④近年の経験則の域を出ませんが

★1.05以下は株式は割安圏?

★1.40以上は株式は割高圏? と推測
⑤米国の時価総額=NYSE+Nasdaqで計算

推移グラフと現在の状況判断

f:id:yukimatu-tousi:20180117123619p:plain※出所:グローバルノートWFEのデータより管理者作成 ※期間:1995年末~2017年末 

※10月のデータはまだ確認できず

米国の時価総額は2018年9月末で約「36.1兆ドル」(前月末は「36.2兆ドル」。浮動株調整行わず)。

わずかですが久々に減少。

2018年9月末の米国バフェット指標は「1.77」(前月末は「1.77」)。

現在、割高圏の目安「1.4」を上回っていると推測され、現在の米国株式は

割高圏?

と推測。

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※データ出所:https://www.world-exchanges.org/世界経済のネタ帳のデータより作成

※2018年米国名目GDP:20.41兆ドル(IMF推計)。2017年は19.39兆ドル

米国バフェット指標について詳しくはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

現時点での米国市場の割高割安、4つの指標からの推測、まとめ

あくまで経験的な判断ですが、現時点で各指標が示唆する株式の割安、割高の判断をまとめます。

恐怖指数⇒割安ではなさそう

ジャンク債スプレッド⇒やや割高傾向?

S&P500のPBR⇒割安ではなさそう

 ★米国バフェット指標 ⇒割高圏?

総合的に判断すると、わたしは米国株式は「割高圏?」と推測します。

現時点での米国株の長期投資のタイミングとしては

①リスク資産の資産配分が大きくなりすぎていれば、所定の配分に戻す

②資産配分において、株式の配分比率を減らす

③資産配分において、現金の配分比率を増やす

④長期投資を一時やめる(投資をやめる機会を探している場合)

のに適す時期だと考えています。単なる経験則ですが。

※概ね10年以上を想定した長期投資に関する一つの判断です。短期、中期的な投資には役立たない可能性が高いです

※基本的にできるだけ「割高な時期に株を売り、割安な時期に株を買う」という判断に基づいています

※単なる個人の感想です。未来は誰にも予知できません。投資は自己判断、自己責任で  

ITバブル、サブプライムバブル、現在のデータ比較

※表のデータ出所 ・世界のバフェット指標:GLOBAL NOTEhttps://www.world-exchanges.org/ ・OECD景気先行指数:OECD Data ・シラーPER:Shiller PE Ratio ・失業率:US Unemployment Rate ・実質経済成長率:BEA National Economic Accounts ・長短金利差:米国債・金利 - Bloomberg

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まだまだ高い感じはしますが、PBRやCAPEレシオは少し下がってきた印象。

CAPEレシオは節目の「30」を割り込んでいます。

あとがき

toyokeizai.net

上記記事より引用。

日本発の貨物船の調達がままならなくなっているのだと。なぜかと言うと、荷主さんたちは是が非でも年内に中国の商品をアメリカに届けたい。 だって現在、10%の関税をかけられている2000億ドル分の対中輸入品が、1月1日を超えると25%になってしまうから。

いよいよ11月末、米中首脳会談が開かれる模様。

15%の税率の差はとても大きい。

予定通り来年から25%になるのか、何らかの妥協で25%にはならないのか。

散々脅してディールで有利な条件を勝ち取るのか、ひたすらゴリゴリに押し続けるのか。

10/4のペンス演説に続いて、今年のビッグイベントの一つになるかもしれません。

11/30や12/3、12/4あたりの相場も急激なリスクオンまたはリスクオフになる可能性もありそう。

あくまで一つの賭けですが、イベント前にプットとコール、両方のオプションを買う、などして、条件がそろえば、超短期で少額で

ボラティリティの上昇に賭ける

という戦略も面白いのかも、と個人的には考えています。

ブレグジットや前回の大統領選挙投票日(トランプ氏が勝利した選挙)などでははまった戦略ですが、果たして。

※個人の推測、所感であり、他人に賭けを勧めるものではありません。うまくいく保証は全くありません。投資は自己責任で

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※一部加筆
20171207124844


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