株価のピークを景気のピークも、それがいつかを事前に知ることは困難ですが、ピークらしき時期からの変化を確認することはできます。
2018年1月が直近ピークであったと仮定して、株価の変化を確認してみます。
世界の主要株価指数 <2018年1月ピーク値⇒2018年11月末の下落率>
※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本、https://finance.yahoo.com/のデータより作成
世界の主要株価指数の「2018年1月ピーク値⇒2018年11月末の下落率」の比較です(現地通貨建て。「VT」「TOK」「VWO」はドル建て)。
データはこちら。
※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本、https://finance.yahoo.com/のデータより作成
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米国>先進国>新興国
引き続き米国株が強く新興国の下げが大きく、欧州や日本はその中間、という印象。
●米国>先進国(米国以外)>新興国
新興国で景気のいいインドの指数の下げも小さくなっています。
12月の動き次第では米国やインドは2018年1月のピークを上回る可能性も大きそう。
米中の差が鮮明
引き続き中国市場のダメージは大きく、米国市場のダメージは小さいです。
おわりに
10月29日に初回記事を書いた本シリーズですが、当時に比べて1ヶ月あまりで株価は大きく回復傾向。
※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本、https://finance.yahoo.com/のデータより作成
上海総合以外はプラスとなっています。
日本や欧州は少し厳しいかもしれませんが、今のところ米国の主要株価指数は昨年末を上回っており、今年は株高で終了する確率が高そうです。
引き続き世界景気は減速トレンドにありそうなので中長期的にはわたしは株式市場に対してネガティブです。
しかし米中首脳会談を一応無事に通過し、12月の冒頭はリスクオン相場。
米中首脳会談で90日という交渉の猶予期間(概ね2019年2月まで)が設けられたこともあり、12月~来年1月くらいまで平和な時期となるのかどうか。
10~11月がとてもどんよりしていた分、流れ的には10月下落の反発も兼ねて、もうひと上げあっても不思議ではなく、今年最後、大きめのポジションを作る準備中。
相変わらず空売りやオプションなどでの「ヘッジ付き」での勝負ですが。
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