ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

AFTER 18.1 <2019年1月>

f:id:yukimatu-tousi:20190101170455p:plain株価のピークを景気のピークも、それがいつかを事前に知ることは困難ですが、ピークらしき時期からの変化を確認することはできます。

2018年1月が直近ピークであったと仮定して、世界の主要な株価の変化を確認してみます。

世界の主要株価指数 <2018年1月ピーク値⇒2018年12月末の下落率>

f:id:yukimatu-tousi:20190101170245p:plain※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本https://finance.yahoo.com/のデータより作成

世界の主要株価指数の「2018年1月ピーク値⇒2018年12月末の下落率」の比較です(現地通貨建て。「VT」「TOK」「VWO」はドル建て)。

データはこちら。

f:id:yukimatu-tousi:20190101170358p:plain※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本https://finance.yahoo.com/のデータより作成
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所感①:「米国>先進国>新興国」の図式が崩れそう

f:id:yukimatu-tousi:20181203161103p:plain上記は11月末の状況。

米国>先進国>新興国

米国は比較的堅調、新興国は下落率が大きい。

米国以外の先進国はその間、という感じでした。

この図式が崩れそうな感じ。

12月末は下記グラフ。

f:id:yukimatu-tousi:20190101222150p:plainインド以外は軒並み2018.1のピークから10%以上の下落。

2018.11月末は13%以上開いていたTOK(日本以外の先進国)とVWO(新興国)の下落率の差も、12月末は9%以下に。

★新興国の下落幅にそれ以外が追いついてきている

★特に米国以外の先進国と新興国の差が小さくなってきた

(VWOとTOPIXや独DAXの差があまりない)

そんな感じの動きとなっています。

ただ、依然米国株の下落幅は小さめ、インドは例外的に小さい。

相対的に米国やインドの景気はその他よりよさそうであり、現時点では景気動向が株価にも反映しているか?

所感②:米中の差は依然大きい

f:id:yukimatu-tousi:20190101172143p:plain

米国市場のダメージは大きくなりましたが、中国市場との差は依然大きい感じ。

おわりに 

2018年は新興国が先に暴落。

次に日本やドイツが20%以上下落して追随。

概算ですが、近年のS&P500のピークからの下落率は

★チャイナショック:15%<米国の景気後退を伴わない>

★欧州債務危機:22%<米国の景気後退を伴わない>

★ITバブル崩壊期:51%<米国の景気後退を伴う

★サブプライムバブル崩壊期:58%<米国の景気後退を伴う

程度でした。

今回の世界的な景気減速期、S&P500の下落幅はどうなるでしょうか。

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