ユキマツの「長期投資のタイミング」

世界景気は大きな減速トレンド(2000年以降で5回目?)の渦中にあり、中長期的には積極的なリスクテイクに適さない状況と推測するサイト。

12月以降、回復をみせる米国景気・・・

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即時性の高い米国の景気指標として

ECRI景気先行指数

という指数があります。

ECRI景気先行指数とは

米国の民間の調査機関ECRIが毎週発表している指数。

★指数が大きい⇒景気がいい

★指数が小さい⇒景気が悪い

と判断。

1967年以降の週次のデータが公表されています。

Economic Cycle Research Institute | Public Home | ECRIで入手可

「マネーサプライ」「JOC-ECRI工業市場価格指数」「住宅ローン申請」「債券実質金利」「株価」「債券利回り」「失業給付申請」の7つの要素で指数化される指数。
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ECRI景気先行指数の今

f:id:yukimatu-tousi:20190130125818p:plain※出所:https://stock-ai.com/eom-1-WLIW.phpより作成

最新データ2019.1.18のECRI景気先行指数は「145.8」。

直近ピーク2018.2.2の「152.4」より「-4.3%」の水準。

2018年末の「141.3」程度で下げ止まり、2019年1月は大幅上昇。

上下動を繰り返しながらですが、この1年近く下落トレンドが続いていることから、「世界の時価総額」「米国の社債スプレッド」などと同様、この指標では米国景気も

2018年1月末頃にピークアウトした可能性

があるかも。

一方で昨年末が直近のボトムになる可能性も否定できず。

今後再び昨年末のボトムを下回ってきた場合、危うい雰囲気。

2018年のECRI景気先行指数とS&P500

f:id:yukimatu-tousi:20190130131144p:plain※出所:Economic Cycle Research Institute | Public Home | ECRI^GSPC : Summary for S&P 500 - Yahoo Financeデータより管理者作成 ※期間:2018.1~2019.1

2018年1月以降の「ECRI景気先行指数」と「S&P500」の週足データをグラフ化したものです。

両者ともに現在は下落トレンドにあると思われますが、両者とも12月をボトムに大幅に上昇。

参考データ①:ECRI景気先行指数とS&P500:長期データ

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※出所:Economic Cycle Research Institute | Public Home | ECRI^GSPC : Summary for S&P 500 - Yahoo Financeデータより管理者作成 ※期間:1990.1~2018.11

米国景気と株価の連動性を如実に語るグラフ。

経験的にはECRI景気先行指数のピークはS&P500より先にピークアウトしていることもあり、投資タイミングの判断材料になるかもしれません。

※参照記事⇒即時性の高い米国景気指標 ECRI景気先行指数

※週次データで両者の期間はほぼ一致していますが、誤差あり

参考データ②:景気後退前にピークアウト?

ECRI景気先行指数は1967年以降の50年以上のデータがあります。

下記グラフは1967~1987年のもの。

少しわかりにくいですが、網掛け部分が米国の4度の景気後退期で、4回すべてECRI景気先行指数が景気後退前にピークアウトしています。

f:id:yukimatu-tousi:20181219163946p:plain※出所:https://stock-ai.com/eom-1-WLIW.phpより作成

f:id:yukimatu-tousi:20181219164543p:plain※出所:https://stock-ai.com/eom-1-WLIW.phpより作成

同様に上記グラフからは1987~2018年に起きた3回の景気後退期の前にも指数がピークアウトしていたことがうかがえます。

ただ、後付けの解釈なので、いつがピークかはそのときには不明。

一つの目安。推測の材料。

おわりに

f:id:yukimatu-tousi:20190130132322p:plain※出所:https://data.oecd.org/leadind/composite-leading-indicator-cli.htmより作成

OECD景気先行指数(CLI)でみると、「OECD全体」や「米国」は減速トレンド。

一方で、早めに減速トレンドに入っていた中国景気は、この指標では2018年9月頃からトレンドが不明瞭になっています。

この指標は景気の転換点を探る指標(景気動向の早期シグナル)として、GDP(国内総生産)などより6カ月程度先行するように設計されているようですが、米国と中国の動向は気になるところ。

※参考:OECD景気先行指数とは|金融経済用語集

個人的には

・「株価が割高っぽい時期」

・「OECD全体のCLIが低下中の時期」

は基本的に無理しない方針。

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