ユキマツの「長期投資のタイミング」

世界景気は大きな減速トレンド(2000年以降で5回目?)の渦中にあり、中長期的には積極的なリスクテイクに適さない状況と推測するサイト。

14ヶ月続く世界景気の減速トレンド

f:id:yukimatu-tousi:20190312224435p:plain最新の世界景気をCLIで観察してみます。


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①CLI(OECD全体)

f:id:yukimatu-tousi:20190312135226p:plain※出所:- Composite leading indicator (CLI) - OECD Dataより管理者作成

景気指標の一つ、Composite leading indicator (CLI。OECD景気先行指数)の2017年1月~2019年1月の推移です。

上記はOECD全体のCLIであり、世界全体の名目GDPの6割以上を占める国を網羅した景気指数です。

「100」が「ふつうの景気水準」、数字が大きいほど好況、小さいほど不況を示唆します。

先日更新された2019年1月のデータは「99.13」(前月比-0.11)。

2017年11月:100.55

が直近のピークとなっており、ピークから14ヶ月連続で減速トレンドが続いています。

景気水準自体も

悪い

といえそう。

1月時点のデータであり、どこで反転するかはわかりませんが、とりあえず市場にとってはネガティブ要因と推測。

「景気の見通しが悪い時期に無理しない」が個人的なスタンス。

<参考:近年のCLIと経済イベント>

f:id:yukimatu-tousi:20190213221247p:plain
※出所:- Composite leading indicator (CLI) - OECD Dataより管理者作成 ※数値は概算

1995年1月~2018年12月のCLIの推移と経済イベントです。

2019年1月時点で約「99.1」のこの指標、「チャイナショック」「欧州債務危機」の頃の数値を下回る水準。

ITバブル後(2001~2003年頃)、サブプライムバブル後(2008~2009年頃)の低水準に次ぐ水準。

※数値は随時修正されます

※CLIについて詳しくコチラ↓

トレンドは回復~少し停滞? ~OECD全体の景気先行指数 2017年11月データ~

②主要国CLI

主要4ヶ国(米中日独)の国別のCLIを確認します。

期間は2016年1月~2019年1月です。

f:id:yukimatu-tousi:20190312140354p:plain※出所:- Composite leading indicator (CLI) - OECD Dataより管理者作成

日本 オレンジドイツ 米国 中国

最近では<中国⇒日本⇒ドイツ⇒米国>の順にピークアウト。

1月に関してはすべて下げています。

特筆すべきは中国のトレンド。

2018年12月までのデータでは

2018年11月がボトム?

という可能性があったのですが、2019年1月のデータでは下げトレンドに修正されています。

今後どうなるか不明ですが、この指標の数値は修正され続けるので要注意。

<2018年12月までのデータ>

f:id:yukimatu-tousi:20190312140710p:plain

<2019年1月までのデータ>

f:id:yukimatu-tousi:20190312141103p:plain
<参考>主要国製造業PMI:2016.1~2019.2f:id:yukimatu-tousi:20190303155828p:plain
※出所:「https://jp.investing.com/search?q=製造業購買担当者指数 PMI」のデータより管理者作成

2016年1月~2019年2月までの景気動向を示唆する指標、製造業PMIの主要4国の最近の推移です。

「50」を節目に「景気拡大」「景気減速」を示唆。

こちらは「中国⇒ドイツ⇒日本⇒米国」の順にピークアウト。

2月は4ヶ国すべてで数値が低下。

※PMIについてはコチラ

おわりに

f:id:yukimatu-tousi:20190312155524p:plain※出所:https://www.world-exchanges.org/Leading indicators - Composite leading indicator (CLI) - OECD Dataより作成  ※期間:1995.1~2019.1

現在は2000年以降で5回目の世界的な景気減速期、かもしれません。

一つの経験則に過ぎませんがこの期間においては、CLIが明確な減速トレンドにある時期、総じて株価は伸びにくい傾向にあります。

今回の景気減速が米国の深刻な景気後退を伴わず、欧州債務危機(2011~2013年頃)、チャイナショック(2015~2016年頃)程度で済むか、もっと大ごとになるかは不明ですが、個人的には景気のいい時期に大きなリスクをとる方が相対的に

・安全で

・リターンが大きい場合が多く

・「割に合う」

可能性は高い?

2018年以降、投資が難しくなっている原因の一つは至極単純に

・景気動向?

と推測。

<近年の主な世界景気拡大期における時価総額の動向>

f:id:yukimatu-tousi:20190312160147p:plain※出所:https://www.world-exchanges.org/Leading indicators - Composite leading indicator (CLI) - OECD Dataより作成  ※期間:1995.1~2019.1

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20171207124844


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