ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

とにかく長期継続的に分配金が欲しい ~例えばこんなポートフォリオ⑤~

f:id:yukimatu-tousi:20190430203505p:plain将来、長期投資を始めたい時期が来たとき、どんなポートフォリオ(以下PF)にするのか、現在も検討中です。

あれこれ浮かんでは消えるPF案の備忘録。

今回はひたすらシンプルに

「長期継続的に分配金が欲しい人」

に向くかもしれないPFの試案。

大まかなPF

①株式:40%

②リート:30%

③現金:30%

という布陣。

①株式、②リートは分配金に期待。

③現金は「不況での相対的価値向上」「PFの流動性維持」を期待。

①株式:40%

内訳は

★バンガード・米国高配当株式ETF(VYM):40%

大型株の中で予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を重点的に組入れる米国ETF。

これ一つで400銘柄以上の米国高配当株に分散投資が可能。

高配当ETF・高配当銘柄は何がいいのか、ベストアンサーはなくてもベターなアンサーの一つには入ってくる商品と個人的には考えます。

シンプルさを旨とするこの試案では株式部分をこれ1本で。

詳しくは下記サイトへ。

バンガード・インベストメンツ・ジャパン - 商品案内 - バンガードETF

②リート:30%

内訳は

★iシェアーズ 米国リート ETF【1659】:30%

継続的な分配金の取得目的に、リート部門として手軽に投資できる東証ETF【1659】を選択。

最近はマーケットメイクもつき、流動性不安も減少。

詳しくは下記サイトへ。

iシェアーズ 米国リート ETF

③現金:30%

①②は不況で価値が激減する可能性。

③は不況には強そうな資産。

円高リスク、PFバランスの観点から日本円現金に投資。

投資タイミング

★米国や世界の不況時

★株価水準が安いと感じる時期

★中銀が大規模な金融緩和姿勢に転じる時期

などにうまく巡りあえるとうまくいきやすいか。

個人的に今は防御重視が無難、わざわざ攻めたいとは感じない時期。

ヘッジの有無

世界景気の拡大期にはヘッジは行わず。

世界景気減速期にはヘッジを実施。

TOPIX先物か信用取引でのTOPIX空売りなど。

ヘッジの比率は現物の50~100%の割合。

※TOPIXのヘッジがベストなのかは不明。ヘッジしたほうがいいのかも不明。わたしの好みです

リバランス

2%以上の変動で随時実施。

おわりに

A:「キャッシュフローの増大」

B:「資産評価額の増大」

どちらを優先するかは投資する人のニーズや好みで変わってくるテーマと思われます。

今回はごくごく手間を省いた「キャッシュフローの増大」を主眼とするPFを考えてみました。

少し気になったことをいくつか。

<投資効率に関して>

ベンチマークが同じで諸経費が同じ商品なら税制上「配当再投資型」の投信が有利かもしれませんが、「配当再投資型」の投信では分配金によるキャッシュフローは増えないので採用しませんでした。

<税制上、やや不利な海外ETF>

税制上、日本の高配当個別銘柄への投資は配当控除の制度を利用すると課税額を減らせる可能性があり、表面上同じ利回りでも実質的に日本の高配当個別銘柄はJリートや海外ETFに勝る側面があります。

また海外ETFの場合、外国源泉徴収税額が天引きされ、確定申告で十分に取り戻せない可能性もあるようです。

さらに海外資産は円高で目減りし、その際円建ての分配金も目減りし(円安では増える)、円建てでみると分配金は日本の高配当個別銘柄より不安定になりやすいか。

これらの3点は日本の高配当株の優位な点かもしれません。

ただ長期的にみた場合、「日本の高配当個別銘柄群」と「米国の高配当個別銘柄群」の今後を長期的に比べた場合、個人的には米国の方に分があると思われ(単なる勘です)、ここではVYMを採用してみました。

とにかく

手間を省いたうえで長期継続的にそこそこの分配金が欲しい

そんな方にとっては意外に侮れないPFかもしれません。

※うまくいく保証はありません。投資は自己責任で

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