ユキマツの「長期投資のタイミング」

世界景気は大きな減速トレンド(2000年以降で5回目?)の渦中にあり、中長期的には積極的なリスクテイクに適さない状況と推測するサイト。

2009年以降、結果を出している資産クラス

f:id:yukimatu-tousi:20190506200537p:plain<米国ETF【IYR】と米10年債の利回り差>から米国リートの割高、割安を探ってみます。

IYR:ダウ・ジョーンズ米国不動産指数に連動する投資成果を目指す米国上場ETF

【IYR】【米10年債】の利回り差

<【IYR】【米10年債】の利回り差>はクレジットスプレッドと同じような発想で、「IYRの利回り」と「米10年債の利回りの差」が

・大きいほどIYRは割安

・小さいほどIYRは割高

とみなす、一つの割安・割高の目安です。

例えば、

A:【IYR】の利回り

B:米10年債の利回り

とします。

①「A:6%」で「B:3%」のとき「A-B=3%」です。

②「A:3%」で「B:3%」のとき「A-B=0%」です。

①の方が②のときより【IYR】は割安と判断します。

※クレジットスプレッドについてはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

2019年4月末:【IYR】と【米10年債】の利回り差からの推測

f:id:yukimatu-tousi:20190506201232p:plain※出所:IYR Historical Prices Yahoo Financeアメリカ 10年 | アメリカ 10年 債券利回りのデータより管理者作成

2019年4月末のスプレッドは「0.5%」でした。

・IYRの利回り:3.03%

・米10年債の利回り:2.50%

2019年3月末は約「0.6%」だったので、月間でスプレッドはやや縮小。

0.5」はこの期間の中央値「1.1」を下回る値であり、

やや割高?(割安ではなさそう)

と推測。

個人的には

割安で投資のチャンス!

とは素直に思えない水準。

※IYRの利回り:過去一年(4回)分の分配金とIRY値から算出

参考データ①

f:id:yukimatu-tousi:20181112201658p:plain

※出所:IYR Historical Prices Yahoo Financeアメリカ 10年 | アメリカ 10年 債券利回りのデータより管理者作成 ※期間:2002.9月~2018.5月末

この期間で利回り差が3%を超えているのは2002~2003年頃(ITバブル崩壊後)と2008~2009年(サブプライムバブル崩壊後)だけです。

その他、2%を超えているのは2011~2012年頃(欧州債務危機)と2015~2016年(チャイナショック)頃。

2%を超える時期に比較的IYRは割安な傾向がありそうで、個人的には割安時期の経験的な目安を概ね「2.0以上」としています。

※適当な目安なので再現性があるかは不明

※主に「割安な時期を知る目安」として利用。割高な時期のスプレッドはブレが大きい印象

参考データ②過去の利回り:「IYR」と「米10年債」

下記グラフは2002年9月末~2018年5月末のIYRと米10年債の利回りの推移を示したものです。

※IYRの利回り:過去一年(4回)分の分配金とIRY月末値から算出

f:id:yukimatu-tousi:20180613221945p:plain

※出所:IYR Historical Prices Yahoo Financeアメリカ 10年 | アメリカ 10年 債券利回りのデータより管理者作成 

IYRの利回りは

・ITバブル崩壊後:約7

・リーマンショック後:約12

まで上昇しています。

Jリート平均の利回りピークは

・ITバブル崩壊後:約6

・リーマンショック後:約8

なので、似たような傾向はあります。

なおサブプライムバブルの頃や2010~2011年の一時期、IYRの利回りは米国債よりも低かったことがあります。f:id:yukimatu-tousi:20190207235349p:plain※出所:IYR Historical Prices Yahoo Financeアメリカ 10年 | アメリカ 10年 債券利回りのデータより管理者作成

あとがき

<米国長期金利:ここ1ヶ月>

f:id:yukimatu-tousi:20190506213325p:plain※出所:https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yieldより作成

4月は米国の長期金利が2.6%程度まで上昇する時期があり、その影響もあってか一時「84」程度まで下落しましたが後半持ち直し、結局は順調な推移となったIYR。

<IYR:ここ1ヶ月>

f:id:yukimatu-tousi:20190506213546p:plain株価と同様2019年は好調です。

このまま金利が上昇しなければ堅調な推移が続くのかどうか。

<IYR:ここ1年>

f:id:yukimatu-tousi:20190506201655p:plain

とりあえず1、2割の急落はあったものの2009年以降の米国リートは結果を出している資産クラス。

<IYR:2000年以降>

f:id:yukimatu-tousi:20190506202406p:plain※出所:https://jp.investing.com/etfs/ishares-dow-jones-us-real-estより作成

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※一部加筆
20171207124844


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