ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

【短信】米国製造業PMIの数値が急落

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「製造業PMI」の速報値などから米国の景気を観察。

※PMIについて詳しくコチラ↓

中日独の景気動向 2017年11月データ - ユキマツの「長期投資のタイミング」

 

 
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①製造業PMI、5月の速報値

「購買担当者指数」は「PMI」とも呼ばれる景気指標の一つです。

世界の多くの国で採用されており、毎月更新される即時性の高い便利な指標です。

50が分岐点であり

50より大きい⇒景気拡大

50より小さい⇒景気減速

と判断。

製造業PMIは「製造業購買担当者指数」のことで、製造業全般の景気を示唆します。

主要3ヶ国(米日独)の国別の製造業PMIを確認。

期間は2016年1月~2019年5月(5月は速報値)です。f:id:yukimatu-tousi:20190526215855p:plain※出所:「https://jp.investing.com/search?q=製造業購買担当者指数 PMI」のデータより管理者作成

直近のピークは

●ドイツ:2017.12月

●日本:2018.1月

●米国:2018.4月

であり、今のところ

「ドイツ⇒日本⇒米国」

の順にピークアウトしています。

f:id:yukimatu-tousi:20190526215855p:plain2019.5月の数値変動は

●米国・ドイツ・日本:すべて低下

日本は節目の50をわずかに下回りました。

ドイツは低い水準で横ばい。

比較的堅調で最後の砦感がある米国が「52.6⇒50.6」と急落し、節目の50に迫っています。

 

グローバル製造業PMIは2017年12月をピークに4月までで16ヶ月続く低下トレンドで4月は「50.3」。

中国の動向は不明なので何ともいえませんが、5月、50を下回り世界的な景気減速感を示唆する値になるかもしれません。

 

また米国の景気指標の一つ「ISM製造業景況指数」、2019.4月は「52.8」(前月比−2.5)とこちらも徐々に50に近づいてきており、5月の値が気になるところ。

 

そして米国の景気指標、ECRI景気先行指数も2019.4.12をピークに低下傾向。

f:id:yukimatu-tousi:20190526225827p:plain※出所:https://stock-ai.com/eom-1-WLIW.phpより作成  ※グラフの数値は一部未修正で最新の数値と一致せず

少し不穏な感じはしますが米国景気がどうなるか、今後が気になるところ。

こんな記事も

<グローバル製造業PMI、ISM製造業景況指数について>

www.yukimatu-value.com

<ECRI景気先行指数について>

www.yukimatu-value.com

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