ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

急激なモードチェンジ ~日本市場の概況~

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今週の日本の株価や金利をごく簡単に確認し、その後、株式の「割安割高の目安」になりそうな5つの指標で定点観測する記事。

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今週の日経平均

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※出所:マーケット|SBI証券

6.7は「20885」で前週比「+1.4%」。

2019年5月末は「20601」だったので、6月月間では「+1.4%」。

昨年末は「20015」だったので今年は「+4.3%」。

日経平均の直近の高値は2018年10月の「24448」で今は高値から「−14.6%」の水準。

今週の日本10年債利回り

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※出所:日本 10年 | 日本 10年 債券利回り

6.7は約「−0.12%」(前週末は「−0.10%」)。

低下傾向が継続。

株価は上昇しましたが債券利回りは低下が継続。

今週のドル/円

f:id:yukimatu-tousi:20190607223112p:plain※出所:USD JPY 証券株式相場 | ドル 円 相場 - Investing.com

今週は概ね「1ドル=108円~108円台中盤」で推移。

2018年のピークは10月「1ドル=114.55円」で、ボトムは3月の「1ドル=104.56円」。

5つの指標

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率 <日本市場。信用買いの損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス<日経平均版の恐怖指数>

日本バフェット指標

f:id:yukimatu-tousi:20190531222456p:plain※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 ※期間:1985年1月末~2019年5月末

6.7の日本バフェット指標は「1.07」で前週の「1.06」より上昇。

2018年末は「1.06」で、今年はやや上昇。

直近の月末値ピークは2018年1月の「1.29」。

 

6.7の時価総額は約「599.3兆円」(全市場の合計値)。

確認できている範囲では、2018.1.23の736.8兆円が現時点での最大値。

現在は最大値を18.7%下回っています。

1985年からの日本バフェット指標の長期平均は「0.77」です。

割高圏の目安「1.0」以上なので、長期的観点からは

日本株は割高圏?

と推測。

下記表からは2017年1~4月ごろの水準に近い?と推測。

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳

日本バフェット指標について詳しくはコチラ↓

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残

f:id:yukimatu-tousi:20190419215416p:plain※出所:トレーダーズ・ウェブより管理者作成 ※期間2001年6月1日~2019年4月12

2019.5.31 22849億円(約2.3兆円)。

前週比+454億円の増加。

直近ピークは2018.3.23の約3.7兆円でその後、明確な減少トレンドとなっていますが、5月は2000億円ほどの増加。

6月も増加するかどうか。

水準としては長期平均の「2.4兆円」よりやや低く、この指標からは

ふつう?

と推測。

<2017.10.27以降の推移・月末値と直近数値>

f:id:yukimatu-tousi:20190607110111p:plain※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成

信用買い残について詳しくはコチラ↓

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR 

f:id:yukimatu-tousi:20190607110608p:plain※出所:その他統計資料 | 日本取引所グループのデータより管理者作成 ※グラフの期間:1999年12月末~2019年5月末

2019年5月末の東証一部PBRは「1.1」(前月比-0.1)でした。

直近ピークは2018年1月末の「1.5」。

長期平均の「1.1」と同じ水準で、割安ではなさそうと判断。

ここからどっちにいきますか。

東証一部PBRについて詳しくはコチラ↓

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率

f:id:yukimatu-tousi:20190201151347p:plain※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成 ※グラフ期間:2001.6.1~2018.1.11

5.31は「-15.92」。

前週の「-15.88」からマイナス幅がやや拡大。

信用買い残は増加しましたが評価損はじわじわ膨らんでいます。

上記期間の長期平均は約「-11」であり投資家心理は

やや不安?

と推測。

2018.12.7以降、長期平均を下回り続けており、今年に入ってずっと「-16~-13」あたりがレンジ。

割安の目安「-25」以上なので、割安ではなさそうと判断。

信用評価損益率について詳しくはコチラ↓

信用評価損益率 <日本市場。信用買い残高の損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス

★日経平均ボラティリティー・インデックスのメモ

1998年からの

・長期平均:24.9

・最低値:11.82(2017.7月)

・最大値:91.45(2008年10月)

・個人的には30以上で「株価の割安圏」を示唆しやすい指標と考えます。

<ここ1年のチャート>

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※出所:恐怖指数(VIX 日経VI VSTOXX) 日経平均比較チャートより作成

6.7は「17.16」。前週の「20.25」より低下。

長期平均は「24.9」であり、投資家心理は

やや安心?

と推測。

割安の目安「30」より小さいので、「割安ではなさそう」と推測。

※出所:恐怖指数(VIX 日経VI VSTOXX) 日経平均比較チャートより作成

恐怖指数について詳しくはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

現時点での日本市場の割高割安、5つの指標からの推測、まとめ

あくまで個人的な判断ですが、現時点で各指標が示唆する株式の割安、割高の判断をまとめます。

★日本バフェット指標⇒割高圏?

★信用買い残⇒ふつう

★東証一部PBR⇒割安ではなさそう

★信用評価損益率⇒割安ではなさそう

★日経平均ボラティリティー・インデックス⇒割安ではなさそう

総合的に判断すると、わたしは日本株式は「やや割高?」と推測します。

 

現時点での日本株の長期投資のタイミングとしては

①リスク資産の資産配分が大きくなりすぎていれば、所定の配分に戻す

②資産配分において、株式の配分比率を減らす

③資産配分において、現金の配分比率を増やす

④長期投資を一時やめる(投資をやめる機会を探している場合)

のに適す時期だと考えています。単なる経験則ですが。

※長期投資に関する一つの判断です。短期、中期的な投資には役立たない可能性が高いです

※基本的にできるだけ「割高な時期に株を売り、割安な時期に株を買う」という判断に基づいています

※単なる個人の感想です。未来は誰にも予知できません。投資は自己判断、自己責任で 

※指標ごとに、データ確認時期にタイムラグがありますので、必ずしもリアルタイムの判断ではありません

サブプライムバブル期と「今」のデータ比較

※出所:日経平均、TOPIX⇒Yahoo!ファイナンス、東証REIT指数⇒SBI証券、貸し出し態度判断DI(中小企業)⇒主要時系列統計データ表

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●いつもの5指標:4つで2007.6より割高感は感じず。日経VIは同値

●TOPIX:2018年1月高値「1911」の「-19.8%」の水準

今週の日銀ETF買い

2018年は年間で約6.5兆円の買い出動。

中銀が1年で時価総額の1%程度を売らないで(今のところ)買い増し続ける日本市場。

今週日銀は2回(6/3~4)、1400億円以上のETF買いを実施した模様。

※参照サイト:日銀ETF買い入れ結果https://nikkeiyosoku.com/boj_etf/

あとがき

5月の大幅下落の後のリバウンドで始まった日本市場。

米国に比べるとそれほど大きな反発ではありませんが、とりあえず5月の弱気相場から戻しています。

6月に入って「国債は買われ(利回りは低下)、株価も上がる」という株式市場の楽観さが目立つ状況。

わたしは今週、ロングショートで空売りしていたベータ値が高め(市場との連動性が高め)の銘柄の株価が大きめに上がったりで週間で少しマイナスになりました。

急激なモードチェンジで、よくあること。

「個別株買い+プットオプション買い」のポジションをやや増やしてポジション微調整、また来週に期待。
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