ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

世界の時価総額は約85.0兆ドルで直近ピークから「-5.3%」の水準

f:id:yukimatu-tousi:20190607111134p:plain世界の時価総額やバフェット指標から株式の割高割安を考える記事。

2019年4月末時点で、世界の時価総額は約85.0兆ドルでした。

前月の83.8兆ドルから増加し前月比+1.4%

2018年1月末のピーク「89.8兆ドル」から「-5.3%」の水準。

 ※データ出所:https://www.world-exchanges.org/

※時価総額のデータはときどき微妙にずれており随時修正しています
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近年の世界の時価総額の動向

f:id:yukimatu-tousi:20190607111939p:plain※出所:https://www.world-exchanges.org/より作成

上記グラフは1995年1月末~2019年4月末の世界時価総額の推移です。
直近2018年1月のピークから15ヶ月経過。
2018年12月に大きく落ち込みましたが、2019年は急回復をみせており、2018年7~9月頃の水準に接近。

世界の時価総額 ボトムとピーク

f:id:yukimatu-tousi:20180427142442p:plain

※出所:https://www.world-exchanges.org/Global Noteのデータより管理者作成 ※いずれも月末値

1990年以降の世界の時価総額のボトムとピークだけを単純化してグラフにすると、上記のようになります。

世界の時価総額のボトムとピーク、増加・減少期間と変動幅

f:id:yukimatu-tousi:20180730153802p:plain

※出所:https://www.world-exchanges.org/WFEのデータより管理者作成

1990年12月末以降のデータです。
2019年4月末の85.0兆ドルという数字は、直近のボトム、リーマンショック後2009年2月末「28.9兆ドル」の2.9です。

世界のGDPと時価総額

1995年以降「世界の時価総額」が「世界の名目GDP」を上回る時期が4回ありました。
過去の3回は株価は割高だったと思われます。
4回目のピークは2018年1月頃
かと思われましたが、2018年12月以降、2019.4月までは急速に時価総額が回復。
ただ5月は大きめの株価下落、世界の時価総額は名目GDPの水準から遠のいた可能性が高い状況。

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※データ出所:https://www.world-exchanges.org/ IMFのデータより管理者作成  ※期間:1995年1月末~2019年4月末

世界バフェット指標の確認

世界バフェット指標の推移とデータを簡単に確認。

世界バフェット指標の概要

○世界的な株式の割安・割高を知る目安になる指標です

○世界バフェット指標=全世界の時価総額÷全世界の名目GDP

○世界バフェット指標の数値が大きくなる→「株式は割高傾向」と判断

○世界バフェット指標の数値が小さくなる→「株式は割安傾向」と判断

○1995年1月末~2019年3月末の世界バフェット指標の

★平均値(幾何平均):0.78

★中央値:0.79

※世界バフェット指標について詳しくはコチラ↓

世界バフェット指標の推移と使い方の一例

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※データ出所:https://www.world-exchanges.org/IMFのデータより管理者作成 

※期間:1995.1月~2019.4月

上記グラフは世界バフェット指標の推移と使い方の一例を示したものです。

世界バフェット指標が

0.95以上は株式は割高圏?

0.65以下は株式は割安圏?

という判断はわたしがエイヤっで適当に決めた単なる近年の経験則、目安であり、先見性があるかは不明。

2019年4月末の世界バフェット指標は「0.97」であり、割高圏の目安「0.95」程度。

平均値(0.78)よりは高く、世界的な株価水準は

やや割高~割高?

と推測。

近年の世界バフェット指標のピークは

1999年:1.08

2007年:1.09

2015年5月:1.01

2017年12月:1.06

でした。

2017年6月以降の世界の時価総額、バフェット指標の確認

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※データ出所:https://www.world-exchanges.org/IMFのデータより作成 

バフェット指標では約2年前くらいの水準に近いか。

「2017年12月~2018年1月頃」の過熱感が強かったようにみえます。

参考データ:近年の下落相場時のバフェット指標の変化

f:id:yukimatu-tousi:20190120223039p:plain※データ出所:https://www.world-exchanges.org/IMFのデータより管理者作成 

※期間:1995.1~2018.12

☆ITバブル崩壊期

●1.08⇒0.54

☆サブプライムバブル崩壊期

●1.09⇒0.48

☆チャイナショック(2015~2016年頃)

●1.01⇒0.81 

☆2017年12月以降

●1.07(2017.12)⇒0.88(2018.12)

おわりに

5月月間で世界の時価総額は大きめの減少となると思われ、最近できた3つ目の山が少し崩れそうな雰囲気はありますが、6月第一週は株高モード。

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2018年1月以降の下げトレンドが続くかどうか、気になるところ。

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