ユキマツの「長期投資のタイミング」

2018年以降世界景気は減速トレンドにあり、中長期的には積極的なリスクテイクに適さない状況?と推測するサイト

今後半年のうちに景気後退入りする確率は40-45%、1年になると65% ~米国市場の概況~

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先週の米国市場を

「米国株式の割安割高を判断する目安」

になると思われる指標などで概観してみます。

ごく簡単な米国市場の概観

<先週のS&P500>

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※出所:米S&P 500インデックス(SPX - Investing.com

6.14は「2887」。前週末比「+0.5」。

2019年5月末は「2752」だったので、6月月間では+4.9%

2018年末は「2507」で、今年は「+15.2%」。

最高値は2019年5月1日の「2954」で今は高値から「-2.3%」の水準。

最高値を更新はあるか。

<先週の米国10年国債利回り>

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※出所:米国 10年 | 米国 10年 債券利回り

6.14は「2.08%」。

前週末は「2.08%」だったので、利回りはほぼ変わらず。

昨年末は「2.69%」で今年は利回りが大幅低下。

2018年で最も高かったのは10月の「3.26%」。

低かったのは1月の「2.42%」。

2018年の平均値は「2.91%」。

定点観測

以下の4つで定点観測してみます。

恐怖指数<米国市場。S&P500の変動性>

ジャンク債スプレッド<米国市場。クレジットスプレッドの一つ>

S&P500のPBR<米国の代表的な株価指数のPBR>

米国バフェット指標 <米国の時価総額÷米国の名目GDP>

恐怖指数

<ここ1年>

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<先週>

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※出所:S&P 500 VIXインデックス

6.14は「15.28」。前週の「16.30」より低下。

5.9の「23」が直近の高い値。

水準としては長期平均(「19.3」)よりやや低く、米国の市場心理は

ふつう~やや安心?

と推測。

目安の「30」以下であり、株価は割安ではなさそう。

※参考:2018年のピークの概算値

・2月:「50」

・10月:「29」

・12月:「36」

<恐怖指数について詳しくはコチラ↓>

www.yukimatu-value.com
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ジャンク債スプレッド

ジャンク債スプレッドとは

①ジャンク債スプレッド

米国のハイ・イールド債の利回り-米国債(10年物)の利回り

②ジャンク債スプレッドが大きい⇒株式は割安傾向

③ジャンク債スプレッドが小さい⇒株式は割高傾向

④★平均値(幾何平均):3.0

 ★中央値:2.9

<期間:1996.12月~2019.5月の月末>

推移グラフと現在の状況判断

f:id:yukimatu-tousi:20190406154726p:plain※出所:◎St. Louis Fed米国 10年 債券利回りのデータより管理者作成 ※期間:1996.12月末~2019.3月末

6.13時点のジャンク債スプレッドは「2.4」で、前週の「2.6」より縮小。

先週ジャンク債市場はリスクオン。

6月の株式市場のリスクオンに追随したような形。

※ジャンク債利回り「4.51%」、米国債(10年物)の利回り「2.09%」

スプレッドは長期平均「3.0」より小さく、投資家心理はやや安心?か。

株価水準としては

やや割高?

と推測。

<最近の推移>

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※出所:◎St. Louis Fed米国 10年 債券利回りのデータより管理者作成 ※期間:2016.1月~2018.6月(6月は13日のデータ)

<ジャンク債スプレッドについて詳しくはコチラ↓>
www.yukimatu-value.com

S&P500のPBR

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※出所:S&P 500 Price to Book Value

1999年末~直近のS&P500のPBRの推移です。

6.14時点の推計値は「3.39」。前週の「3.37」よりやや上昇。

★ITバブルの頃のピーク(5.06

より小さく

★サブプライムバブルの頃のピーク(2.91

は上回る水準。

長期平均の「2.80」は上回っており、現在は

割安な水準ではなさそう

です。

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※出所:S&P 500 Price to Book Value

<S&P500のPBRについて詳しくはコチラ↓>

www.yukimatu-value.com

米国バフェット指標

米国バフェット指標とは

①米国バフェット指標=米国の時価総額÷米国の名目GDP

②米国株式の割安割高を判断する目安

③1995~2017年の各年末のデータから、

★平均値:1.26

★中央値:1.32

④近年の経験則の域を出ませんが

★1.05以下は株式は割安圏?

★1.40以上は株式は割高圏? と推測
⑤米国の時価総額=NYSE+Nasdaqで計算

推移グラフと現在の状況判断

f:id:yukimatu-tousi:20190119164934p:plain※出所:グローバルノートWFEのデータより管理者作成 ※期間:1995年末~2018年末 

米国の時価総額は2019年4月末で約「34.2兆ドル」(前月末は「34.4兆ドル」)。

前月よりやや減少。

2019年4月末の米国バフェット指標は「1.60」(前月末は「1.61」)。

現在、割高圏の目安「1.4」を上回っていると推測され、4月末時点の米国株式は

割高圏?

と推測。

この指標の水準としては2017年10月頃と同じくらいか。

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※データ出所:https://www.world-exchanges.org/世界経済のネタ帳のデータより作成

※2019年米国名目GDP:21.34兆ドル(IMF推計)。2018年は20.49兆ドル

米国バフェット指標について詳しくはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

現時点での米国市場の割高割安、4つの指標からの推測、まとめ

あくまで経験的な判断ですが、現時点で各指標が示唆する株式の割安、割高の判断をまとめます。

恐怖指数⇒割安ではなさそう

ジャンク債スプレッドやや割高?(割安ではなさそう)

S&P500のPBR⇒割安ではなさそう

 ★米国バフェット指標 ⇒割高圏?

総合的に判断すると、わたしは米国株式は

割高?

と推測。

現時点での米国株の長期投資のタイミングとしては

①リスク資産の資産配分が大きくなりすぎていれば、所定の配分に戻す

②資産配分において、株式の配分比率を減らす

③資産配分において、現金の配分比率を増やす

④長期投資を一時やめる(投資をやめる機会を探している場合)

のに適す時期だと考えています。単なる経験則ですが。

※概ね10年以上を想定した長期投資に関する一つの判断です。短期、中期的な投資には役立たない可能性が高いです

※基本的にできるだけ「割高な時期に株を売り、割安な時期に株を買う」という判断に基づいています

※単なる個人の感想です。未来は誰にも予知できません。投資は自己判断、自己責任で  

ITバブル、サブプライムバブル、現在のデータ比較

※表のデータ出所 ・世界のバフェット指標:GLOBAL NOTEhttps://www.world-exchanges.org/ ・OECD景気先行指数:OECD Data ・シラーPER:Shiller PE Ratio ・失業率:US Unemployment Rate ・実質経済成長率:BEA National Economic Accounts ・長短金利差:米国債・金利 - Bloomberg

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・S&P500のPBR:高い水準

・シラーPER:再び節目の30に近づく

・長短金利差:「10y-2y」はやや拡大傾向か?

おわりに

www.financialpointer.com

上記記事より引用。

同氏によれば、今後半年のうちに景気後退入りする確率は40-45%。
1年になると65%だという。

DoubleLine Capitalガンドラック氏による現時点での米国景気見通し。

見通しはしょせん見通しで、常に悲観的な見通しと楽観的な見通しが併存していますが、氏の今回の見通しはどうなるか。

引き続き逆イールドは発生中。

<米国債利回り:2019.6.14>

f:id:yukimatu-tousi:20190615164850p:plain

※出所:米国債・金利 - Bloombergより作成

前週の状況。

<米国債利回り:2019.6.7の状況>f:id:yukimatu-tousi:20190608155508p:plain

※出所:米国債・金利 - Bloombergより作成

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※一部加筆
20171207124844


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