ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

2019年4月以降の5ヶ月ほどで【3つ】も山を形成

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即時性の高い米国の景気指標として

ECRI景気先行指数

があります。

ECRI景気先行指数とは

米国の民間調査機関ECRIが毎週発表している指数。

★指数が大きい⇒景気がいい

★指数が小さい⇒景気が悪い

と判断。

1967年以降の週次のデータが公表されています。

Economic Cycle Research Institute | Public Home | ECRIで入手可

「マネーサプライ」「JOC-ECRI工業市場価格指数」「住宅ローン申請」「債券実質金利」「株価」「債券利回り」「失業給付申請」の7つの要素で指数化される指数。
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ECRI景気先行指数の今

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※出所:https://stock-ai.com/eom-1-WLIW.phpより作成  ※グラフの数値は一部未修正で最新の数値と一致せず

2017年1月以降の推移。

最新データ2019.9.19のECRI景気先行指数は「146.7」。

直近ピーク2018.2.2の「152.7」より「-3.9%」の水準。

直近のボトムは2018.12.28の「141.1」。

今年に入って概ね

「141⇒149(4月)⇒144(5月)⇒146(7月)⇒143(8月)⇒147(9月)」

上下動を繰り返す動き。

2018年以降のECRI景気先行指数とS&P500

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※出所:Economic Cycle Research Institute | Public Home | ECRI^GSPC : Summary for S&P 500 - Yahoo Financeデータより管理者作成 ※期間:2018.1~2019.9

2018年1月以降の「ECRI景気先行指数」と「S&P500」の週足データをグラフ化したものです。

この期間タイムラグはありますが5つの山を作ってきた「ECRI景気先行指数」と「S&P500」。

※週次データで両者の期間はほぼ一致していますが、数日の誤差あり

参考データ①:ECRI景気先行指数とS&P500:長期データ

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※出所:Economic Cycle Research Institute | Public Home | ECRI^GSPC : Summary for S&P 500 - Yahoo Financeデータより管理者作成 ※期間:1990.1~2018.11

米国景気と株価の連動性を如実に語るグラフ。

※参照記事⇒即時性の高い米国景気指標 ECRI景気先行指数

参考データ②:景気後退前にピークアウト?

ECRI景気先行指数は1967年以降の50年以上のデータと歴史があります。

下記グラフは1967~1987年のもの。f:id:yukimatu-tousi:20181219163946p:plain※出所:https://stock-ai.com/eom-1-WLIW.phpより作成

少しわかりにくいですが、網掛け部分が米国の4度の景気後退期で、4回すべてECRI景気先行指数が景気後退前にピークアウトしています。

同様に下記グラフからは1987~2018年に起きた3回の景気後退期、景気後退の前に指数がピークアウトしていたことがうかがえます。

f:id:yukimatu-tousi:20181219164543p:plain

※出所:https://stock-ai.com/eom-1-WLIW.phpより作成

ただ、後付けの解釈なので、いつがピークかはそのときには不明。

一つの目安。推測の材料。

直近ピークは2018.2.2であり今は約1年7ヶ月程度経過。

おわりに

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2019年4月以降の上下動は大きく、5ヶ月ほどで3つの山を形成。

2018年1月頃をピークに徐々に景気悪化が進んでいるようにも見えますし、2018年12月頃をボトムに景気は底打ち、わずかに景気回復トレンドが始まりかけているようにも見えなくはない。

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この手のグラフは主に現状確認の一手段か。

個人的には主に世界景気、米国景気次第と感じますが、今後はどうなりますか。
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