ユキマツの「長期投資のタイミング」

2018年以降世界景気は減速トレンドにあり、中長期的には積極的なリスクテイクに適さない状況?と推測するサイト

ペンス演説「再び」か ~米国市場の概況~

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先週の米国市場を

「米国株式の割安割高を判断する目安」

になると思われる指標などで概観してみます。

ごく簡単な米国市場の概観

<先週のS&P500>

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※出所:米S&P 500インデックス(SPX - Investing.com

10.18は「2986」。前週末比「+0.5」。

2019年9月末は「2976」だったので、10月月間では「+0.3」。

2018年末は「2507」で、今年は「+19.1%」。

最高値は2019年7月の「3028」で今は高値から「-1.4」の水準。

<先週の米国10年国債利回り>

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※出所:米国 10年 | 米国 10年 債券利回り

10.18は「1.75%」。前週の「1.73%」からやや上昇。

昨年末は「2.69%」。

2018年で最も高かったのは10月の「3.26%」。

低かったのは1月の「2.42%」。

2018年の平均値は「2.91%」。

定点観測

以下の4つで定点観測してみます。

恐怖指数<米国市場。S&P500の変動性>

ジャンク債スプレッド<米国市場。クレジットスプレッドの一つ>

S&P500のPBR<米国の代表的な株価指数のPBR>

米国バフェット指標 <米国の時価総額÷米国の名目GDP>

恐怖指数

<ここ1年>

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<先週>

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※出所:S&P 500 VIXインデックス

10.18は「14.25」。

前週の「15.58」より低下。

水準としては長期平均(「19.3」)より低く、米国の市場心理は

安心?

と推測。

目安の「30」以下であり、株価は割安ではなさそう。

※参考:2018年以降の高い値(概算値)

・2018.2月:「50」

・2018.10月:「29」

・2018.12月:「36」

・2019.5月:「23」

・2019.8月:「25」

<恐怖指数について詳しくはコチラ↓>

www.yukimatu-value.com
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ジャンク債スプレッド

ジャンク債スプレッドとは

①ジャンク債スプレッド

米国のハイ・イールド債の利回り-米国債(10年物)の利回り

②ジャンク債スプレッドが大きい⇒株式は割安傾向

③ジャンク債スプレッドが小さい⇒株式は割高傾向

④★平均値(幾何平均):3.0

 ★中央値:2.9

<期間:1996.12月~2019.9月の月末>

推移グラフと現在の状況判断

f:id:yukimatu-tousi:20190406154726p:plain※出所:◎St. Louis Fed米国 10年 債券利回りのデータより管理者作成 ※期間:1996.12月末~2019.3月末

10.17時点のジャンク債スプレッドは「2.2」で、前週の「2.4」より大きめに縮小(リスク許容度上昇傾向)。

※ジャンク債利回り「3.92%」、米国債(10年物)の利回り「1.75%」

スプレッドは長期平均「3.0」より小さく、投資家心理はやや安心?か。

株価水準としては

やや割高?

と推測。

<最近の推移>

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※出所:◎St. Louis Fed米国 10年 債券利回りのデータより月末値で作成 ※期間:2016.1月~2019.10月(10月は17日時点)

<ジャンク債スプレッドについて詳しくはコチラ↓>
www.yukimatu-value.com

S&P500のPBR

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※出所:S&P 500 Price to Book Value

1999年末~直近のS&P500のPBRの推移です。

10.18時点の推計値は「3.44」。前週の「3.42」よりやや上昇。

引き続き近年では高水準。

★ITバブルの頃のピーク(5.06

より小さく

★サブプライムバブルの頃のピーク(2.91

は上回る水準。

長期平均の「2.81」は上回っており、現在は

割安な水準ではなさそう

です。

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※出所:S&P 500 Price to Book Value

<S&P500のPBRについて詳しくはコチラ↓>

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米国バフェット指標

米国バフェット指標とは

①米国バフェット指標=米国の時価総額÷米国の名目GDP

②米国株式の割安割高を判断する目安

③1995~2018年の各年末のデータから、

★平均値:1.26

★中央値:1.32

④近年の経験則の域を出ませんが

★1.05以下は株式は割安圏?

★1.40以上は株式は割高圏? と推測
⑤米国の時価総額=NYSE+Nasdaqで計算

推移グラフと現在の状況判断

f:id:yukimatu-tousi:20190119164934p:plain※出所:グローバルノートWFEのデータより管理者作成 ※期間:1995年末~2018年末 

米国の時価総額は2019年8月末で約「34.3兆ドル」(前月末は「36.3兆ドル」)。

過去最高だった前月より大きく減少(-5.5%)。

※過去最高は2018.8月の「36.2兆ドル」でしたが2019.7月に「36.3兆ドル」で更新

2019年8月末の米国バフェット指標は「1.61」(前月末は「1.77」)。

現在、割高圏の目安「1.4」を上回っていると推測され、8月末時点の米国株式は

割高圏?

と推測。

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※データ出所:https://www.world-exchanges.org/世界経済のネタ帳のデータより作成

※2019年米国名目GDP:21.34兆ドル(IMF推計)。2018年は20.49兆ドル

米国バフェット指標について詳しくはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

現時点での米国市場の割高割安、4つの指標からの推測、まとめ

あくまで経験的な判断ですが、現時点で各指標が示唆する株式の割安、割高の判断をまとめます。

恐怖指数⇒割安ではなさそう

ジャンク債スプレッドやや割高?(割安ではなさそう)

S&P500のPBR⇒割安ではなさそう

 ★米国バフェット指標 ⇒割高圏?

総合的に判断すると、わたしは米国株式は

割高?

と推測。

現時点での米国株の長期投資のタイミングとしては

①リスク資産の資産配分が大きくなりすぎていれば、所定の配分に戻す

②資産配分において、株式の配分比率を減らす

③資産配分において、現金の配分比率を増やす

④長期投資を一時やめる(投資をやめる機会を探している場合)

のに適す時期だと考えています。単なる経験則ですが。

※概ね10年以上を想定した長期投資に関する一つの判断です。短期、中期的な投資には役立たない可能性が高いです

※基本的にできるだけ「割高な時期に株を売り、割安な時期に株を買う」という判断に基づいています

※単なる個人の感想です。未来は誰にも予知できません。投資は自己判断、自己責任で  

ITバブル、サブプライムバブル、現在のデータ比較

※表のデータ出所 ・世界のバフェット指標:GLOBAL NOTEhttps://www.world-exchanges.org/ ・OECD景気先行指数:OECD Data ・シラーPER:Shiller PE Ratio ・失業率:US Unemployment Rate ・実質経済成長率:BEA National Economic Accounts ・長短金利差:米国債・金利 - Bloomberg ・かい離率:米S&P 500インデックス(SPX - Investing.com

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引き続き割高っぽい米国株。

恐怖指数もだいぶ下げてきました。

・「恐怖指数」「ジャンク債スプレッド」「失業率」:低い水準

・「S&P500のPBR」「シラーPER」:高水準

・「長短金利差」:「0.18%」と拡大中

おわりに

www.bloomberg.co.jp

上記記事より引用。

米政府が説明した「第1段階」合意は、強制的な技術移転や産業補助金など1年以上に及ぶ米中貿易戦争につながった主要な懸案に対処するものにはならない可能性がある。

市場は「部分合意」をとりあえず好感していますが、強制的な技術移転や産業補助金など、中国が最も守りたい部分、米国が最も譲歩させたい部分での合意とはならなさそうで、小案件の形式的な合意に過ぎない可能性も。

www.bloomberg.co.jp

 上記記事より引用。

ペンス氏は2018年10月の演説で中国の数々の行動を厳しく批判。冷戦時代のスピーチのようだったと多くから評され、中国の強い反発を招いた。

個人的には昨年10月4日の演説は印象的でした。

米中が当分争うらしい、という意味でやっかいなフェイズに遭遇してしまったという意味で(大げさな表現をすれば2018年は「歴史の転換点」だった可能性も)。

www.yukimatu-value.com

今年の10月24日(木)はイベントとなり得るか。

○中国批判のトーンが強ければリスクオフ?

○演説が中止になったり、批判のトーンが逆に弱ければリスクオン?

いずれにしろ相場が大きめに動くかも、という判断でオプション買いの両建てポジション(プットをやや強め)を作るか検討中。

日本も米国も恐怖指数は低めの水準、オプションは比較的安く買える状況ではありますが。

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www.yukimatu-value.com

www.yukimatu-value.com

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※一部加筆
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