今週の日本市場は為替を含めてよく動きます。
本日はコロナウイルスがらみの影響を受ける2月のPMIが発表されます。
日本はすでに大きめの低下
日本の製造業PMIはすでに発表されており、
1月:48.8
2月:47.6
と大きめの低下(-1.2ポイント)。
そこそこの低下ですが、それほど材料視されていないか。
ドイツ、ユーロ圏、米国はどうなるか
ドイツの製造業PMIは
1月:45.3
2月(予想):44.8
ユーロ圏の製造業PMIは
1月:47.9
2月(予想):47.5
米国の製造業PMIは
1月:51.9
2月(予想):51.5
いずれも0.4~0.5程度の低下を予測。
欧州は日本時間の夕方、米国は深夜に発表。
サプライズはあるか。
市場は新型コロナを甘く見ている?
市場はたかをくくっている部分もあるかと思いますが、実際、よくわかりません。
★中国サプライチェーンの機能低下
★中国の景気悪化
などは明確なネガティブ要因と思われますが、
★どの程度悪影響が続くのか、その見通し、期待度合い
によっても大きく変わりそうですし
★中国をはじめとする各国の市場対策、経済対策
によるポジティブな影響も大きそうです。
もし米国株式市場が軟調になればFRBが利下げを実施、あるいはにおわせて、それで株価がさっさと戻るのかもしれません。
とりあえずは昨年8月以降の世界的な製造業景況感の改善トレンドがどの程度ダメージを受けるのか、そしてトレンド転換が起きるのかどうか、個人的にはあと半年程度確認したいところ。
もしトレンド転換なら下げ目線、ショックが一時的でトレンドが変わらないならしばらく上げ目線になるか。
いずれにしても当分は
(一時的?)A:景気減速⇔B:金融、財政政策による市場サポート
A、Bのせめぎ合いが続きそう
また今のところあまり可能性は高くなさそうですが、
株価低迷⇒景気減速⇒株価低迷⇒景気減速
という最悪の事態も想定し、いつも通り株価急落にも備えて「ロングショート、ヘッジ取引」。
結局普段とやることは変わりないんですが、2月はそこそこ変動が大きそうで、ショート強めの下げ目線でとれる場面も少しはあるか。