ユキマツの「長期投資のタイミング」

比較検討により、長期投資における「比較的よさそうなタイミング」と「比較的有望な投資対象」を探るサイト

今、株式は売るべきか? 【世界バフェット指標】2017年2月末データで判断

今、株は売るべきか?

2017年2月末の世界バフェット指標をもとに一般的な仮説を述べます。

わたしは全世界の時価総額のデータを国際取引所連合(WFE)のサイトから入手しています。

だいたい1~2カ月遅れでデータが入手できます。

2017年3月末の世界の時価総額はまだわかりません。

本記事は現時点での最新データ、2017年2月末の世界の時価総額を利用した、世界バフェット指標の確認記事になります。

※世界バフェット指標についてはこちらを参照ください

→《【世界バフェット指標】で株式の割安割高を探る》【ダイジェスト版】

 

★世界の時価総額と世界の名目GDPの状況

 

●世界バフェット指標全世界の時価総額の合計額÷全世界の名目GDP 世界バフェット指標=世界の市場規模÷経済規模

なので、世界の時価総額と世界の名目GDPの推移を確認しておきましょう。

 

出所: 以下サイトデータより管理者作成 ◎GDP→IMF ◎時価総額→WFE

2016年に名目GDPから離れていった時価総額が、再び名目GDPに近づいているのが確認できます。

 

2017年2月末の世界バフェット指標

 

0.92

でした。 1月末(0.9)に比べて上昇しています。

 

★世界バフェット指標の推移と解釈(1995年1月末~2017年2月末)

 

出所: 以下サイトデータより管理者作成 ◎GDP→IMF ◎時価総額→WFE

上記期間における266個の月末データの

◎平均値(幾何平均)→ 0.76 ◎中央値→ 0.78

です。

この平均値を挿入したグラフは以下のようになり、概ね

◎平均値以上の時期が割高傾向 ◎平均値以下の時期が割安傾向

であったと推測できます。

 

さらに、この期間に限った経験則では、世界バフェット指標が概ね

0.65以下の時期は明瞭な割安時期(バーゲンセールの時期) 0.95以上の時期は明瞭な割高時期(高値掴みの時期)

 と考えてもよさそうです。

 

★2017年2月データの解釈

 

 2月末の世界バフェット指標は0.92でした。

ここ20数年での平均値0.76より20%以上大きな値です。グラフを見ても、世界的に株式は割高傾向と推測できます。

 

また、このグラフから判断すると、リーマンショック後の2009年2月の底(0.48)から始まった上昇トレンドは2015年5月(1.03)にいったん終了しています。

2015年5月から長期的な下落トレンドが始まっている可能性があります。

長期的には割高、しかも下落トレンドの渦中かもしれない

という意味で、今は怖い時期だとわたしはみています。

 

なので、この指標から示唆される一般的な長期投資のタイミングとしては

◎株式(リスク資産)の配分比率を増やす → 適さない ◎株式(リスク資産)の配分比率を減らす → 適す ◎現金の配分比率を増やす → 適す ◎投資を始める → 適さない ◎投資をやめる → 適す

と推測します。

そして、あくまで一般的な仮説ですが、

今、株式は売り時か?買い時か?

と二択を迫られれば、長期的な流れの中では、株式は売ってもいい(配分を減らしてもいい)タイミングだとわたしは思います。

※投資判断は自己責任でお願いします。

※リスク資産→例えば株式、REIT、ハイイールド債、新興国債券など

 

 

★世界バフェット指標に基づいた株式の大局的なトレンド

 

ついでに1999年12月以降の世界の株式市場の大局的なトレンドを確認しておきます。

◎1999.12→2003.3 約3年の下落相場(ITバブル崩壊) ◎2003.3→2007.10 約4年半の上昇相場(サブプライムバブル) ◎2007.10→2009.2 約1年半の下落相場(サブプライムバブル崩壊) ◎2009.2→2015.5  約6年の上昇相場(量的緩和バブル??) ◎2015.5→2017.2  2年足らずの下落相場??

 

2017年2月は2015.5(1.03)のピークから1年9ヶ月が経過しています。

2017年2月の0.92が今後、2015.5の1.03を超えてくるなら、おそらくバブルでしょう。絶好の売り時になると思います(バブル付近で買うと、えらい目に遭います)。

 

1.03を超えられずにズブズブと落ちていくなら、2015.5をピークとした下降トレンドが延長し、ITバブル崩壊型の長期下落相場になるかもしれません。

どちらかというとわたしは「今からバブルが始まる」というより「現状の下降トレンド継続」の可能性が高いと考えています。

 

ただ、未来は誰にもわかりません。

この指標に基づいたわたしの主観です。

 

★現時点とバブル期、暴落期の世界バフェット指標、日米株価指数

 

最後に参考までに、1995年以降の

◎バブル期 ◎暴落期 ◎2017年2月末時点

の世界バフェット指標、TOPIX、S&P500(米国の株価指数)の数値を確認しておきます。

 

出所:以下サイトデータより管理者作成 ◎バフェット指標→IMFWFE  ◎TOPIX→ヤフーファイナンス ◎S&P500→ヤフーファイナンス

世界バフェット指標に基づいた現状分析は今後も毎月実施していく予定です。

 

【免責事項です。ぜひご確認ください】
☆本ブログが提供する情報については万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。また当サイトの記載内容は、予告なく変更、追記、削除することがあります。
☆本ブログが提供する情報を閲覧したことによって、閲覧者に生じたあらゆる損失について、本ブログ筆者・管理者は一切の責任を負わないものとします。
☆本ブログは情報の提供を目的としたもので、特定の銘柄や投資対象について、特定の投資行動や運用手法を勧誘するものではありません。くれぐれも投資は自己判断、自己責任でお願い致します。
 

【更新の励みになります。よければ応援クリックを!】