ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

最新の世界時価総額を確認する<2017.3月末>

最新の世界時価総額を確認します。

 ↓世界時価総額についてはこちら↓

www.yukimatu-value.com

 

2017.3月末の世界の時価総額

2017.3月末の全世界の時価総額は74.3兆ドルでした。

※データ出所:以下サイトデータより管理者作成→WFE(国際取引所連合)

 

世界時価総額の推移<2015.3月末~2017.3月末>

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※データ出所:以下サイトデータより管理者作成→WFE(国際取引所連合)

ここ2年の世界時価総額の推移です。

概ね60~75兆ドルのレンジでウロウロしていたことが確認できます。

 

ただ、2017.3月末で74兆ドルを超えてきており、5月の株高の様子をみていると、このレンジ抜けて、大きく超えていく可能性がありそうな雰囲気です。

 

ここ2年のイベントと併せてみると、以下のようになります。

f:id:yukimatu-tousi:20170515101924p:plain

 

ここ2年、世界の時価総額は、

●2015.5月末⇒2016.2月末で約20%の減少

●2016.2月末⇒2017.3月末で約20%の増加

 という動きでした。

短期的な株式市場の底が2016.2月だったらしいことが分かります。

 

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世界時価総額の推移<1995.1月末~2017.2月末>

※データ出所:以下サイトデータより管理者作成→WFE(国際取引所連合)

現在は、2015.5月末につけた近年のピークの時価総額、75.6兆ドルに迫る状況です。

 

IMFの推計では、2017年の全世界の名目GDPは約78.0兆ドルなので、これを抜いてくると、

●時価総額>GDP

●市場規模>経済規模

の状況になり、歴史的にはバブリーな時期に入っていくことになります。

※バフェット指標が1.00より大きい時期です

↓バフェット指標についてはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

 

最近の株高をみていると、78兆ドルを抜いてくる雰囲気もあります。

 

ちなみに、世界バフェット指標(世界の時価総額÷世界の名目GDP)は、

ITバブル:1.08(1999.12月)

サブプライムバブル:1.09(2007.10月)

が最高だったので、この経験則を適応すると、

世界の時価総額は約85兆ドル程度まで、

あと15%くらい

増えてもおかしくないかもしれません。

※S&P500なら2700、日経平均なら21700円くらいまで?

※一方、もし暴落相場がくれば、世界の時価総額は30~45%減、40~50兆ドルくらいまで落ちてもおかしくないと、わたしは考えています

※単なる経験則による推測です。投資は自己責任で

 

個人的には熱狂的なバブルになるようなブーム、強い熱気、物語性をあまり感じられませんが、やはり中央銀行の存在が大きいんでしょうか。

今は安いとは思えないが、何かあったらFRBが量的緩和を再開して、また、世界的に株価は戻る

そんな、安心感が広がっているような雰囲気は感じられます。

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