世界の時価総額が2017.7月末で79.2兆ドルになったようです。
2017.6月末に記録した77.7兆ドルを上回り、記録更新です。
※データ出所:World Federation of Exchanges
近年の世界の時価総額の動向
約2.7倍
※データ出所:World Federation of Exchanges、IMFのデータより管理者作成
GDPをどれだけ上回れるか
77.99兆ドル(世界の名目GDP)×1.09≒85兆ドル
近年の2回のバブルに匹敵する
世界バフェット指標の確認
世界バフェット指標の概要
○世界的な株式の割安・割高を知る目安になる指標です
○世界バフェット指標=全世界の時価総額÷全世界の名目GDP
○世界バフェット指標の数値が大きくなる→「株式は割高傾向」と判断
○世界バフェット指標の数値が小さくなる→「株式は割安傾向」と判断
○1995.1月末~2017.7月末の世界バフェット指標の
★平均値(幾何平均):0.77
★中央値:0.78
※世界バフェット指標について詳しくはコチラ↓
世界バフェット指標の推移と使い方の目安
※出所:◎GDP→IMF ◎時価総額→WFEのデータより管理者作成
※期間:1995.1月~2017.6月
上記グラフは世界バフェット指標の推移と使い方を示したものです。
世界バフェット指標が
・0.95以上は株式は割高圏?
・0.65以下は株式は割安圏?
という判断はわたしがざっくり決めた単なる近年の経験則であり、先見性はありません。
2017.7月末の世界バフェット指標は「1.02」であり、この指標では割高圏にあると推測されます。
近年の世界バフェット指標の頂点は
1999年:1.08
2007年:1.09
2015.5月:1.02
2017.7月:1.02
です。
日本のバフェット指標もそうですが、世界のバフェット指標も2015年の世界的な株高時期に並んできました(当時は中国株がバブルでした)。
10個(全体の約3.7%)
・世界経済の規模に比べて、世界の株式時価総額が、平均的な時期よりはかなり大きくなっている珍しい時期・過去のデータ的にはあまり心地よくない時期