世界の時価総額が2017.8月末で80.0兆ドルに到達。
記録更新中、世界のマネー、信用はふくらみ続けているようす。
※データ出所:World Federation of Exchanges
近年の世界の時価総額の動向
約2.8倍
GDPをどれだけ上回れるか
・ITバブル(1999年)では約8%上回る水準まで・サブプライバブル(2007年)では約9%上回る水準まで
膨らみました。
77.99兆ドル(世界の名目GDP)×1.09≒85兆ドル
近年の2回のバブルに匹敵する
85兆ドルくらいが一つの大きな節目?
世界バフェット指標の確認
世界バフェット指標の概要
○世界的な株式の割安・割高を知る目安になる指標です
○世界バフェット指標=全世界の時価総額÷全世界の名目GDP
○世界バフェット指標の数値が大きくなる→「株式は割高傾向」と判断
○世界バフェット指標の数値が小さくなる→「株式は割安傾向」と判断
○1995.1月末~2017.8月末の世界バフェット指標の
★平均値(幾何平均):0.77
★中央値:0.78
※世界バフェット指標について詳しくはコチラ↓
世界バフェット指標の推移と使い方の目安
※出所:◎GDP→IMF ◎時価総額→WFEのデータより管理者作成
※期間:1995.1月~2017.8月
上記グラフは世界バフェット指標の推移と使い方の一例を示したものです。
世界バフェット指標が
・0.95以上は株式は割高圏?
・0.65以下は株式は割安圏?
という判断はわたしが適当に決めた単なる近年の経験則であり、先見性はありません。
2017.8月末の世界バフェット指標は「1.03」であり、この指標では割高圏にあると推測されます。
近年の世界バフェット指標の頂点は
1999年:1.08
2007年:1.09
2015.5月:1.02
2017.8月:1.03
です。
2015年の山は以前のバブル期に比べると、少ししょぼい山でした。
今回はITバブル、サブプライムバブル並みの、高い頂を築けるか?
世界的な低金利と景気回復のトレンドを背景に過去を凌ぐ巨大な山を築くのか?
※出所:◎GDP→IMF ◎時価総額→WFEのデータより管理者作成
個人的にはこの指標はかなり注目しています。
ただ、バフェット指標には大きな欠点、欠陥もあると思うので、また後日記事にする予定です。
関連記事です。世界のマネーや信用の膨張、収縮に関する記事です。