世界の時価総額が2017.9月末で約81.4兆ドルに。
史上最高の記録を更新中です。
世界のマネー、信用はふくらみ続けているようす。
※データ出所:World Federation of Exchanges
近年の世界の時価総額の動向
約2.8倍
2017年の世界の時価総額、バフェット指標
※データ出所:World Federation of Exchanges、IMFのデータより管理者作成
GDPをどれだけ上回れるか
・ITバブル(1999年)では約8%上回る水準まで・サブプライバブル(2007年)では約9%上回る水準まで
膨らみました。
79.3兆ドル(世界の名目GDP)×1.09≒86.4兆ドル
近年の2回のバブルに匹敵する
86~87兆ドルくらいが一つの大きな節目?
世界バフェット指標の確認
世界バフェット指標の概要
○世界的な株式の割安・割高を知る目安になる指標です
○世界バフェット指標=全世界の時価総額÷全世界の名目GDP
○世界バフェット指標の数値が大きくなる→「株式は割高傾向」と判断
○世界バフェット指標の数値が小さくなる→「株式は割安傾向」と判断
○1995.1月末~2017.9月末の世界バフェット指標の
★平均値(幾何平均):0.77
★中央値:0.78
※世界バフェット指標について詳しくはコチラ↓
世界バフェット指標の推移と使い方の目安
※出所:◎GDP→IMF ◎時価総額→WFEのデータより管理者作成
※期間:1995.1月~2017.8月
上記グラフは世界バフェット指標の推移と使い方の一例を示したものです。
世界バフェット指標が
・0.95以上は株式は割高圏?
・0.65以下は株式は割安圏?
という判断はわたしが適当に決めた単なる近年の経験則であり、先見性はありません。
2017.9月末の世界バフェット指標は「1.03」であり、この指標では割高圏にあると推測されます。
近年の世界バフェット指標の頂点は
1999年:1.08
2007年:1.09
2015.5月:1.02
2017.9月:1.03
です。
GDP推計値が変わった影響で、2017.9月末の「1.03」で2015.5月の山を上回ったことになります。
おわりに
10月に入って「今は1987年に状況が似ている(1989年が日本のバブル)」「日経平均は25000円を超えるかも」といった強気な意見も散見されます。
2016.10月末から11ヶ月連続で時価総額は増加中。
先のことは分かりませんが、とりあえず停滞も下落を挟まず、こんなに一本調子に株価が上がっていく時期も珍しい、のは確かです。
※データ出所:World Federation of Exchanges、IMFのデータより管理者作成
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