ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

日経平均16連騰 記念のメモ

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日経平均が2017.9.29~2017.10.24の1カ月近くにわたって連騰を続けました。

新記録となる16連騰。

記念に備忘録的記事として株価などのデータをまとめてみました。

日経平均16連騰 株価等の変動データ

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※出所:Yahoo!ファイナンス 東証REIT指数世界経済のネタ帳日本取引所グループデータより管理者作成 ※時価総額は日本の全市場、単位は兆円

日経平均は約7%UP、その他時価総額、TOPIXなどは5%UP。

いちおう載せてみた東証リート指数は株高をよそに、ほぼ変化なし。

 

約1カ月で7.1%の変動です。

史上初の16連騰で7.1%UP。

 

ただ、下記のデータを見ると、変動率自体は連騰記録の「史上初」の響きに負けてしまう水準と思われます。


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日経平均 月間変動率のデータ

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※出所:^N225 : Summary for Nikkei 225 - Yahoo Financeのデータより管理者作成

上記は1984.7月~2017.8月までの日経平均株価の月間変動率をグラフ化したものです。

今回の「7.1%UP」付近でラインを引いています。

 

これをみると、ひと月で7%UPはしばしば起こることではないですが、

たまに~ちょくちょく

くらいは起きていること。

この約33年間に限れば、ざっと35回前後、年に1回くらいの比率で起きている出来事。

 

より大きな変動として、この33年間で、ひと月で、

・10%UP⇒17回くらい(2年に1回くらい)

・12%UP⇒9回くらい

・15%UP⇒4回くらい

・20%UP⇒1回

起きているようです。

12%以上の大きなプラスの変動は2000年以降はごくまれで、明らかに1980~1990年代に偏っていますが。

 

ちなみに、最大の上げ幅は1990.10月の20%。

1990年、バブル崩壊期における株価の乱高下期間に起きた一時的な急反発。

日経平均は1990.9月末の「20,984」から1990.10月末は「25,194」に上昇しました。

 

下げ幅7.5%は?

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※出所:^N225 : Summary for Nikkei 225 - Yahoo Financeのデータより管理者作成

暇人なのか、データ処理をしていると、ついつい余計なデータを拾いたくなる・・・

では、逆に7%程度、上のグラフでは7.5%以上下げているのはこの期間で何回くらいあるのか?

適当に数えてみると30~35回くらいはありそう。

つまり、7%UPと同程度の頻度、ざっと年に1回くらいの頻度で起きている出来事の様子。

ひと月で大きく上げることもあれば、大きく下げるときもある

結局、ごく当たり前のことの確認になってしまいました。

 

ちなみに、最大の下げ幅は2008.10月の-23.8%。

リーマンショック後の大暴落。

日経平均は2008.9月末の「11260」から2008.10月末は「8577」に暴落しました。

おわりに

備忘録的に日経平均のデータを記事にしてみました。

今回の連騰の特徴は

・連騰期間が非常に長かった

・その割には上昇幅は非常に大きい水準ではない

・下げずにじわじわと少しずつ上昇している最近の市場動向を反映している?

 と言えるかもしれません。

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