ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

世界の時価総額 【約90兆ドル】 15ヶ月連続増加 

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世界の時価総額が2018年1月に約90.0兆ドル(約9630兆円・1ドル:107円で計算)に。

史上最高の記録を更新中。

連続15ヶ月連続で増加.

※約1ヶ月遅れのデータです

※データ出所:World Federation of Exchanges


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近年の世界の時価総額の動向

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※出所:WFEのデータより管理者作成
上記グラフは1995年1月末~2018.1月末の世界時価総額の推移です。

世界の時価総額 ボトムとピーク

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※出所:World Federation of ExchangesGlobal Noteのデータより管理者作成 ※いずれも月末値

世界の時価総額のボトムとピークだけを単純化してグラフにすると、上記のようになります。

世界の時価総額のボトムとピーク、増加・減少期間と変動幅

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※出所:WFEのデータより管理者作成

1990年12月末以降のデータです。
2018年1月末の90.0兆ドルという数字は、直近のボトム、リーマンショック後2009.2月末の「28.9兆ドル」の
3.1
に当たります。
また90.0兆ドルは、2018年の世界の名目GDP約84.4兆ドル(現時点のIMF推計値)を約7%上回る数字です。

GDPをどれだけ上回れるか

1995年以降、「世界の時価総額」は「世界の名目GDP」を上回る時期が4回ありました。
今はその4回目の最中です。
そして、時価総額はGDPを
・ITバブル(1999年)では約8%上回る水準まで
・サブプライバブル(2007年)では約9%上回る水準まで
・2017年は約8%上回る水準まで

 増加しました。

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※データ出所:World Federation of ExchangesIMFのデータより管理者作成  ※期間:1995年1月末~2018.1月末

この経験則(単なるジンクス?)を重視し、仮に世界の時価総額が世界の名目GDPを今後9%上回るとすると
84.4兆ドル(2018年の世界の名目GDP推計値)×1.09≒92.0兆ドル
の計算から、ざっと92兆ドルまで時価総額が膨らめば、この観点からは
近年の2回のバブルに匹敵する
といえそうです。
※ただの仮説です

世界バフェット指標の確認

最後に世界バフェット指標の推移とデータを簡単に確認しておきます。

世界バフェット指標の概要

○世界的な株式の割安・割高を知る目安になる指標です

○世界バフェット指標=全世界の時価総額÷全世界の名目GDP

○世界バフェット指標の数値が大きくなる→「株式は割高傾向」と判断

○世界バフェット指標の数値が小さくなる→「株式は割安傾向」と判断

○1995.1月末~2018.1月末の世界バフェット指標の

★平均値(幾何平均):0.77

★中央値:0.78

※世界バフェット指標について詳しくはコチラ↓

世界バフェット指標の推移と使い方の一例

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※データ出所:World Federation of ExchangesIMFのデータより管理者作成 

※期間:1995.1月~2018.1月

上記グラフは世界バフェット指標の推移と使い方の一例を示したものです。

世界バフェット指標が

0.95以上は株式は割高圏?

0.65以下は株式は割安圏?

という判断はわたしが適当に決めた単なる近年の経験則であり、先見性はありません。

2018.1月末の世界バフェット指標は「1.07」であり、この指標では

歴史的な割高圏にある

と推測されます。

近年の世界バフェット指標の頂点は

1999年:1.08

2007年:1.09

2015.5月:1.02

2018.12月:1.08

です。

2017年以降の世界の時価総額、バフェット指標の確認

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※データ出所:World Federation of ExchangesIMFのデータより管理者作成 

この指標では、昨年夏以降、特に割高感が強まったように見えます。

おわりに 

明日で2月も終わり。

現状では厳しいですが、今日、明日で数%上昇すれば16ヶ月連続で世界の時価総額は増加するかもしれません。どうなりますか。

関連記事です。

時価総額の連続増加期間について。

www.yukimatu-value.com

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