株価のピークを景気のピークも、それがいつかを事前に知ることは困難ですが、ピークらしき時期からの変化を確認することはできます。
2018年1月が直近ピークであったと仮定して、株価の変化を確認してみます。
世界の主要株価指数 <2018年1月ピーク値⇒2018.10.26の下落率>
※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本、https://finance.yahoo.com/のデータより作成
世界の主要株価指数の「2018年1月ピーク値⇒2018.10.26の下落率」の比較です(現地通貨建て。「VT」「TOK」「VWO」はドル建て)。
データはこちら。
※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本、https://finance.yahoo.com/のデータより作成
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先進国の方が下げが小さい
3つのETFで比較するとTOKの下げが小さく、VWOが一番大きい下げ、新興国の下げに影響されるVTはTOKより大きな下げとなっています。
ロングショートの観点でみると2018年1月以降は
★ロング:TOK、米国株価指数、VTなど
★ショート:VWOなどの新興国株式指数
の組み合わせがよかったことになります。
一般化できるのかはわかりませんが、「世界景気の減速トレンド+米国の金利上昇」などを誘因に、先に新興国から株価が崩れやすいなら、上記のような組み合わせも一定期間、有力な選択肢の一つになるのかもしれません。
同様の状況が生まれれば、ですが。
米中の差が鮮明
今のところ中国市場のダメージは大きく、米国の市場のダメージは小さいです。
何気に日本やドイツも大幅な下落
日本やドイツもけっこうな下落となっています。
おわりに
今、投資しないことが機会損失なのか「機会利益」なのかは、時間がたたないと分かりません。
推理小説ではページをめくるごとに真実が明らかになることが多いです。
投資において自分の判断が正しかったかどうか、それを明らかにしていくものは「時間の経過」です。
昨年の今頃、2017.9.29~2017.10.24の1カ月近くにわたって日経平均は連騰を続けました。 新記録となる16連騰でした。
当時1年後の今を正確に想像できた人はどれだけいたでしょうか?
同様に2018年1月の1年後、2019年1月がどのような風景になっているのか、想像もつきませんが、やはり気にはなりますね。
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