ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

1年で景色は変わる

f:id:yukimatu-tousi:20190210231151p:plain株価のピークを景気のピークも、それがいつかを事前に知ることは困難ですが、ピークらしき時期からの変化を確認することはできます。

全世界の時価総額が最近最も大きかった2018年1月が直近ピークであったと仮定して、世界の主要な株価の変化を確認してみます。

世界の主要株価指数 <2018年1月ピーク値⇒2019年1月末の下落率>

f:id:yukimatu-tousi:20190211135705p:plain※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本https://finance.yahoo.com/のデータより作成

世界の主要株価指数の「2018年1月ピーク値⇒2019年1月末の下落率」の比較です(現地通貨建て。「VT」「TOK」「VWO」はドル建て)。

データはこちら。

f:id:yukimatu-tousi:20190211135636p:plain※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本https://finance.yahoo.com/のデータより作成
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所感①:「上海総合」が図抜けている

f:id:yukimatu-tousi:20190211140031p:plain※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本https://finance.yahoo.com/のデータより作成

2018年は新興国株は受難の年で、上海総合だけでなく香港ハンセン、VWOなども大きく下げていた時期もあったのですが、ここにきて香港ハンセンやVWOは回復基調。

上海が取り残されているという感じ。

今後その他に追いつく方向に向かうのか、一人旅が続くのか。

所感②:日本、ドイツ、香港、新興国が似たような下げ幅

f:id:yukimatu-tousi:20190211140348p:plain※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本https://finance.yahoo.com/のデータより作成

気づけば「TOPIX」「香港ハンセン」「独DAX」「VWO」の下落率が似たような水準に。

為替レートは考慮していないので一概に比べられませんが、日本やドイツが落ち、新興国が盛り返している、という印象。

所感③:相対的に米国の指数は強い

f:id:yukimatu-tousi:20190211140858p:plain

※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本https://finance.yahoo.com/のデータより作成

米国の株価指数は相対的に強い印象。

米国への配分比率が高い「TOK」や「VT」の下落率も小さめ。

総じてこの期間に関しては比較的

米国投資が無難であった

とはいえそう。

景気動向が端的に表れているような気はします。

主要国PMIの最近の推移

f:id:yukimatu-tousi:20190211142120p:plain※出所:「https://jp.investing.com/search?q=製造業購買担当者指数 PMI」のデータより作成

インドも堅調にみえますが、1年前に比してインドルピーはドルに対して10%以上下落しており、やはり相対的に米国株が強かったように見受けられます。

おわりに 

f:id:yukimatu-tousi:20190211203412p:plain※出所:米S&P 500 過去のレート - Investing.comより作成

昨年の1~2月頃のS&P500の推移です。

順風が続いた米国株式市場が揺れ出したのが昨年1月末から2月のこと。

約1年たって米国株はやや下落、VTは約1割、日本やドイツは2割足らず、上海総合は3割足らずの下落という状態。

たった1年で景色はガラッと変わるもの。

感覚的には昨年に比してずいぶん楽観は減り、悲観が増えたような。

2020年2月がどうなっているかはわかりませんが、油断せず、大きく資産を減らさず、落ち着いて投資できている状態でありたいもの。

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