米商務省が3.28に発表した10-12月期国内総生産(GDP)確定値は速報値から下方修正されました。
もしかしたらピークアウト?の可能性があり、簡単に記事にしてみます。
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四半期ごとの前年比、成長率
米国の実質GDP成長率を四半期ごとの前年比でみた推移グラフ。
<ここ10年>
※出所:Real Gross Domestic Product | FRED | St. Louis Fed
リーマンショック後に急回復をみせ、その後1%程度まで低下する場面はありましたが、概ね穏やかな上昇率を長期的にキープしています。
<ここ5年>
※出所:Real Gross Domestic Product | FRED | St. Louis Fedより作成
2018年第3四半期と2018年第4四半期はともに前年比+3.0%で横ばいとなりました。
速報値では「+3.0%⇒+3.1%」でしたが、確報値では横這いに。
そして2019年第1四半期は成長率の大きめの低下が予測されています。
あくまで現時点でのわたしの勘ですが、このままいくと2019年第1四半期は前年比で「+3.0%」をキープするのは難しそうな感じ。
・米中が貿易がらみで合意する
・各国の緩和的な金融政策が効果を上げる
・自律回復する
などの理由で世界景気が年の後半には拡大傾向に戻り、大ごとにはならないかもしれませんが、とりあえず今はあまり芳しくない流れです。
米国市場、米国経済は最後の砦。
世界景気の減速感が強まる中、米国がそこそこ元気だったから大ごとにはなっていませんが、徐々に米国景気や成長率の面に怪しい兆しが感じられ、一応警戒はしておいていいと感じる状況。
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