ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

【短信】ITバブル~バブル崩壊期の米国「金利」「株価」「失業率」

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ITバブル~バブル崩壊期の米国「金利」「株価」「失業率」の確認記事です。

個人的に気になって確認してみた単なる過去のデータ、グラフですが、興味のある方はどうぞ。

ITバブル~バブル崩壊期の「FFレート」「失業率」「株価」のグラフ

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※出所:US Unemployment RateYahoo FinanceEffective Federal Funds Rateのデータより管理者作成 ※期間:2000年1月~2003年12

FFレートは実効FFレート。

株価はS&P500を300で割った数値で示しています。

「株価」の観察

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この時期、一番早く動き出したのは株価。

月末値では2000.8月にピークアウト。

2002.9月まで2年ほど下落トレンド。

月末値の比較で2年で46%ほど下落。

「FFレート」の観察

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FFレートの引き下げと失業率の上昇は2001.1月、同時に起きました。

FFレートは2001.1月~2003.7月まで2年半、段階的に引き下げられました。

約6.5%⇒1.0%まで低下。

「失業率」の観察

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ボトム圏にあった失業率は2001.1月以降上昇トレンドに転換。

トレンドは2003.6月まで2年半足らず続き、「3.9%⇒6.3%」へ上昇。

「失業率上昇」+「利下げ」+「株価下落」のトレンド持続期間

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「失業率上昇」(景気悪化)+「利下げ」+「株価下落」、3つのトレンドが同時に続いた期間は

2001.1月~2002.9月の1年8ヶ月。

株価は2002.9月に底打ちしており、調子に乗って売りサイドに居続けると2002.9月以降は痛い目に遭ったようです。

とりあえず2001.1月~2002.9月に関しては弱気なポジションが吉だった模様。

株価の動きが早かった

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この時期に関しては株価が最も先んじて動いていた印象。

一番に崩れ始め、他の2指標がネガティブな状況で、上昇を開始していました。

雑感

興味がわいたので大昔の景気後退期の動きを観察してみました。

わたしは空売りは得意ではないですが、

「失業率上昇」+「利下げ」+「株価下落」

が明確に確認できる時期で株価が割安でなさそうなら、いくらか弱気なポジションも悪くないか?と感じた次第。

明日はサブプライムバブル~バブル崩壊期の観察記事。

ITバブル崩壊期は株価が他の二つに先んじて動いていましたが、サブプライムバブル崩壊期はどうでしょうか。

※今後のことは不明です。空売りを勧める意図はありません。投資は自己責任で

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