S&P500の200日移動平均線からのかい離率の現状について簡単に。
S&P500と200日移動平均線
※出所:S&P 500 (^GSPC) Stock Price, Quote, History & Newsより作成
2015年1.2~2019.7.1のS&P500(以下、株価)とその200日移動平均線(以下、移動平均)の推移。
ピンク色が移動平均。
ほとんどの時期株価は移動平均の上方にあり、概ね右肩上がりの印象。
2018.9月以降はやや頭打ち感。
株価が移動平均の下方にあった時期
※出所:S&P 500 (^GSPC) Stock Price, Quote, History & Newsより作成
青色の時期が株価が移動平均の下方にあった時期。
チャイナショック(2015~2016年)と2018.10~2019.1頃の株安時期。
この期間、現時点では「移動平均の下方は押し目買い戦略」が有効だったと思われます。
株価の移動平均からのかい離率
※出所:S&P 500 (^GSPC) Stock Price, Quote, History & Newsより作成
同期間の株価の移動平均からのかい離率です。
例えば「+14%」なら株価は移動平均より14%大きい値になります。
大きな上方かい離率は短期的に大きく株価が上昇したことを示唆。
最近目立つ高い値。
★2018.1.26:+14.0%
★2018.8.29:+6.9%
★2019.4.30:+6.3%
2019.7.1には「+6.7%」 となりました。
2018.8月と2019.4月は6~7%の上方かい離後に株価は下落しており、少し不安を感じるところ。
もちろん最近のデータ、経験則に過ぎず、未来の動向を示唆するものではありませんが、個人的には5月の急落から1ヶ月でずいぶんまた高いところにまで来てしまっている、という印象。
あとがき
S&P500の200日移動平均に関して、後日長期データを用いて記事にしてみる予定。
長期投資のタイミングを計るうえで役立つ、かもしれません。
とりあえず投資においては基本的に
「できれば安く買って高く売りたい」
訳で、一つの視点に過ぎませんがどちらかというと
移動平均からのマイナスかい離率が大きい時期に投資を検討する
という判断はそれなりに理にはかなっていると推測。
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