今年も7ヶ月が過ぎようとしています。
簡単に運用状況などをふり返り。
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年初のちまたの予想
あくまで個人的な感覚ですが、年初は昨年12月の大幅株安を引きずり、世界景気減速傾向もあって株価に関しては「やや悲観的」な見方が多かったような。
為替に関しては中銀スタンスの差から「円高ドル安予想」が多かったか。
株価は全く外れ。
為替はドル安ではないものの円高傾向であながち外れていないか。
個人的なスタンス
同じことを書いていますが、個人的には景気動向と株価水準、金利動向などから投資スタンスを変えています。
2017年は
・世界景気⇒○
・株価水準⇒年後半割高?
・金利⇒比較的低位安定
だったので、ロングを強め。
特に年後半は注意しながら「プット・オプションヘッジ+個別株買い」ポジションなどで利益が出やすかった。
2018年は
・世界景気⇒減速傾向が徐々に鮮明に
・株価水準⇒割高~やや割高?
・金利⇒FRBの利上げもあり上昇傾向
だったので、いつ下げてもいいように手厚くヘッジ。
ショートを強めにした「ロングショート」「プット・オプションヘッジ+個別株買い」などで利益が出やすかった。
2019年の年初は
・世界景気⇒減速傾向は続くもそろそろいったんは回復する?
・株価水準⇒2018年12月に大きく下がり、割高感が減退するも割安とも思われず
・金利⇒FRBの利上げモード、引き締めモードの減退
と感じており、これは方向感が読みにくくどっちつかずで難しそう、ということでポジション小さめ、ヘッジ手厚くややショート強めのポジションでロングショート中心に実施していました。
結果的には用心しすぎ、ヘッジ代や空売りのために、オーソドックスな「先進国株式インデックス+先進国債券+現金」のようなポートフォリオにおそらく負けていると思われます。
2019年のおおまかな成績
・1月:大きめに負け
・2月:大きめに勝ち
・3月:大きめに勝ち
・4月:トントン
・5月:小さく勝ち
・6月:大きめに負け
・7月:小さく勝ち
個別株は主に日本の小型株で取引き。
昨年12月以降、信用買い残や東証一部の売買代金は減少傾向で値動きは総じて小さくなっているような。
ダラダラと下げ続ける銘柄が増えているような。
おまけにポジションを小さくしているので、トータルでは勝っていますが、2012年以降でこの時期としては最少の利益。
1月は2018.12月の株価急落後で指数に比べて個別株は想定以上に元気がなく、個別株が指数に大負けしてマイナス。
4月は10連休が警戒されたか、月後半個別株に元気がなく前半の利益を吐き出しトントンに。
6月は売り建てていた個別株のいくつかが米中会談前にスルスルと上昇してマイナスに。久々に個別株空売りの恐怖を体験。何回体験してもとても嫌なもの。
その他はボチボチ。
勝った月より負けた月のことはよく覚えていますね。
現状と今後
個人的な現状認識。
・世界景気⇒減速傾向は続き、欧州、日本、中国はさえず。特に欧州はしんどそう
・株価水準⇒米国は割高か。その他も割安ではなさそう?
・金利⇒世界的に利下げ傾向。FRBも利下げ?
あいかわらずややこしい時期かと。
利下げで景気はよくなるかもしれないが、そもそも株価は割安でもなさそう。
どちらかというとアップサイドよりダウンサイドの振れ幅の大きさが気になる、総じて投資の期待値はあまり高くなさそうな状況か?
引き続き、大負けしないことを目標に「ポジション小さめ、ヘッジ手厚く」のスタンスでお茶を濁そうかと。
いつまでこのモードで行くかはわかりませんが(最長で2020~2021年?)、個人的には世界景気が回復するまでは無理せず(一時的に回復しているようにみえる「だましの景気回復」にも留意しつつ)、マイペースでボチボチやってそうな雰囲気。
もし
・米国景気が明瞭に崩れたことを示唆する指標が複数確認され
・まだ株価が高そうなら
オプションなどを利用し損失額を限定しつつ下げに大きめに賭けることもあり得るか。
※個人の感想です。投資は自己責任で
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