2017年10月末より当ブログでは
【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】 <以下”世界株”>で試す3つの長期投資
の運用を実験的に実施中。
今回は運用22ヶ月、2019年8月末時点の状況報告になります。
この企画について詳しくは下記サイトを参照ください。
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【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】 で試す3つの長期投資
企画の目的
①わたしの好奇心の満足
②【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】を用いた長期投資に興味がある方への参考情報を作ること
③タイミング投資とタイミングを読まないインデックス投資を同時に行い、互いの利点、欠点をあぶり出す
3つの長期投資、その概略
◎運用資金
3つの投資、すべて1000円でスタート
◎追加投資
行わず
◎ポートフォリオ
・インデックス投資①
<世界株:現金=50:50>
・インデックス投資②
<世界株:現金=70:30>
・タイミング投資③
<割安っぽい時期⇒世界株:現金=70:30>
<割高っぽい時期⇒世界株:現金=30:70>
◎分配金の扱い
すべて再投資コースを選択
◎リバランス
<インデックス投資①②>
・基本年一回:10月末
・10%以上の変動で随時行う
<タイミング投資③>
・割安、割高の判断に基づいて大きく配分変更
・配分変更後は10%以上の変動で随時行う
◎運用費用
・ファンドの信託報酬(税込み)は年率「0.2396%」程度なので、各投資の資金全体(1000円)に対する比率はざっと
「0.24%×0.3~0.7=0.07~0.17%」(年間0.7~1.7円)
・買付手数料:なし
・信託財産留保額:なし
◎運用開始日
2017.10/24~10/31
◎運用終了日
一応、2022年10月末(5年後)
運用状況
<インデックス投資① 世界株:現金=50:50 投資額1000円>
世界株:現金=500円:500円
でスタートしています。
世界株の
平均取得単価:10,142
8月末の基準価額:10,034
であり、世界株は-1.1%なので
世界株:現金
=494円:500円
(49.7%:50.3%)
評価額は994円になっています。
<インデックス投資② 世界株:現金=70:30 投資額1000円>
世界株:現金=700円:300円
でスタートしています。
世界株の
平均取得単価:10,142
8月末の基準価額:10,034
であり、世界株は-1.1%なので
世界株:現金
=692円:300円
(69.8%:30.2%)
評価額は992円になっています。
<タイミング投資③ 世界株:現金=30:70 投資額1000円>
タイミング投資③は
<割安っぽい時期⇒世界株:現金=70:30>
<割高っぽい時期⇒世界株:現金=30:70>
の配分。運用スタート時(2017年10月末)は割高っぽかったので
世界株:現金=300円:700円
の配分。
世界株の
平均取得単価:10,142
8月末の基準価額:10,034
であり、世界株は-1.1%なので
世界株:現金
=297円:700円
(29.8%:70.2%)
評価額は997円になっています。
まとめ
世界株は22ヶ月で経過時点で<-1.1%>であり、今はリバランスも行っていないので、結果がそのまま反映されています。
PF全体の変化です。
・インデックス投資① 世界株:現金=50:50
投資額1000円⇒994円 <損益:-0.6%(概算)>
・インデックス投資② 世界株:現金=70:30
投資額1000円⇒992円 <損益:-0.8%(概算)>
・タイミング投資③ 世界株:現金=30:70
投資額1000円⇒997円 <損益:-0.3%(概算)>
※金額がショボすぎて全く参考にならない場合、例えば「1千」や「1万」をかけていただくと、少しリアルな数字、ポートフォリオになります。
仮に、インデックス投資①に1万をかけてみると、概算ですが
・投資額:1000万円
・世界株:現金=500万円:500万円で運用スタート
・運用開始22ヶ月で、
投資額1000万円⇒994万円
<含み損益:-6万円>
になります。同様に、
・インデックス投資②⇒992万円
<含み損益:-8万円>
・タイミング投資③⇒997万円
<含み損益:-3万円>
のイメージです。
世界株の純資産額の推移
2017.9.29に設定された世界株の純資産推移も確認しておきます。月末値です。
2019.7月は株価堅調、資産は大きめに増加。
・2017年10月末:約6億円
・2017年11月末:約12億円
・2017年12月末:約17億円
・2018年1月末:約34億円
・2018年2月末:約47億円
・2018年3月末:約56億円
・2018年4月末:約70億円
・2018年5月末:約83億円
・2018年6月末:約96億円
・2018年7月末:約111億円
・2018年8月末:約125億円
・2018年9月末:約139億円
・2018年10月末:約140億円
・2018年11月末:約157億円
・2018年12月末:約152億円
・2019年1月末:約173億円
・2019年2月末:約191億円
・2019年3月末:約198億円
・2019年4月末:約210億円
・2019年5月末:約209億円
・2019年6月末:約228億円
・2019年7月末:約244億円
※データ出所:<PDF>
https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/rivge/pdf/rivge_M201906.pdf
ベンチマークとの差
2019年7月末時点でのベンチマークとの差。
設定来の騰落率はベンチマークのインデックスが
「+8.2%」
に対して世界株は
「+5.7%」。
世界株はベンチマークを2.5%程度下回る状態。
前月の差は「2.2%」だったので差は拡大。
最近は2%以上の差。
※データ出所:上記PDFサイト
終わりに
この22ヶ月で各ポートフォリオのリターンの振れ幅の概算。
★インデックス投資① 世界株:現金=50:50
⇒-4.7%~+3.9%
★インデックス投資② 世界株:現金=70:30
⇒-6.6%~+5.4%
★タイミング投資③ 世界株:現金=30:70
⇒-2.8%~+2.3%
8月はベンチマークのVT(ドル建て)が約-2.1%。
為替がドル円で2%以上マイナスに動いており、結果、楽天VTは大きめの下げとなってほぼ±0の状態に。
世界株に7割を配分して2年近く投資を続けても利益が出ていない状態ではあり、おそらく世界景気減速の影響が出ているのではないかと推測。
また
●2018.1月
●2018.9月
●2019.4月
●2019.7月
あたりが4つの山であったことが明確に確認できます。
CLIやグローバル製造業PMIは2017年12月頃がピークであり、1年半以上徐々に世界的な景気減速が進んでもそこそこに株価が保たれているのは、ひとえに
●米国景気が大崩れしていないこと
●株価が少し崩れても毎回きっちりリバウンドしており、今のところ投資家のリスク許容度が高めに維持されている
などが要因と推測。
いつでも重要と思われますが、今後特に2019~2020年頃の米国景気動向は株式市場に大きなインパクトがありそうな雰囲気。
個人的にはロング一本の長期投資に関しては
●世界景気の減速期は拡大期に比べると「慎重な資産配分」が無難か?
●そのうち世界景気の拡大期も来るだろうから勝負はそのとき、ゆっくり待つのも悪くないか
というゆるいスタンス。
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