全世界の時価総額が最も大きかった2018年1月が直近ピークであったと仮定して、2019年8月末までの世界の主要な株価の変化を確認してみます。
世界の主要株価指数 <2018年1月ピーク値⇒2019年8月末の騰落率>
※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本、https://finance.yahoo.com/のデータより作成 ※以下の表、グラフも同様
世界の主要株価指数の「2018年1月ピーク値⇒2019年8月末の騰落率」の比較です(現地通貨建て。「VT」「TOK」「VWO」はドル建て)。
データはこちら。
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所感①:引き続き「TOPIX、中国、新興国」の下落幅が大きい
TOPIX、香港ハンセン、VWOなどの下落率は20%超え。
特に香港はデモによる混乱などもあり、景気も悪化、23%程度の下落。
所感②:米国株は相対的に堅調
引き続き米国市場は相対的に堅調。
特にナスダック。
ただダウはマイナスに転じています。
個別銘柄ではこの期間(2018.1月~2019.8月)で大きく値上がりした銘柄もあると思われますが、株価指数に関しては1年7ヶ月ほど経過して米国以外はあまりいい状況にはなさそう。
所感③:<米国買い、日本売り>のロングショート
必ず、ではありませんが、近年の世界景気減速期には日本株より米国株の方が概ね運用成績がよかった、という経験則があります。
2018年以降の世界景気減速期においては今のところこの経験則が役立っていた展開に。
わたしはぼんやりしていて機を逃しましたが、次回の世界景気減速期には試してみたいロングショートポジション。
この1年7ヶ月ほどで
①TOPIX:-20.9%
②S&P500:+1.8%
なので、①を売り建てて②を買い建てれば、+20%以上の良好なパフォーマンス。
※円高リスクに備え、②は為替ヘッジで買い建てが無難か
例えばの話ですが、①②それぞれ1000万ずつのポジションでざっと200万円の粗利。
5000万ずつなら1年7ヶ月で1000万円。
世界景気減速期は守りを固めつつ、どうやって利益を出すか、知恵の絞り時か。
※ベストのタイミングでポジションを作るのは困難と思われ、あくまで目安です
※諸経費、税金などは考慮していません
※今後もうまくいく保証はありません。投資は自己責任で
おわりに
世界景気との連動性が高そうな建設機械銘柄キャタピラー【CAT】やコマツ【6301】の株価は「2018.1月末⇒2019.8月末」で
・キャタピラー【CAT】:-27%(ドル建て)
・コマツ【6301】:-47%
※概算値
と景気減速感を醸し出す状況。
将来への見通しを含め、何かネガティブ要因があるからこんなに下げている?と推測。
※グラフはhttps://jp.investing.com/より作成
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