ユキマツの「長期投資のタイミング」

投資歴16年目。 「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

世界景気拡大に暗雲?

f:id:yukimatu-tousi:20200106202610p:plain

グローバル製造業PMIは2019年7月をボトムに上昇傾向でしたが、2019年12月は低下。

世界景気拡大に暗雲?
最新の「製造業PMI」と「ISM製造業景気指数」から世界と米国の景気を観察してみます。

 
スポンサーリンク


 
★ブログランキング参加中! にほんブログ村 株ブログ 米国株へ 

①グローバル製造業PMI

「購買担当者指数」は「PMI」とも呼ばれる景気指標の一つです。

世界の多くの国で採用されており、毎月更新される即時性の高い便利な指標です。

50が分岐点であり

50より大きい⇒景気拡大

50より小さい⇒景気減速

と判断。

製造業PMIは「製造業購買担当者指数」のことで、製造業全般の景気を示唆します。

グローバル製造業PMIは「全世界の製造業の景気状況」を示唆する指数です。

グローバル製造業PMIの推移を見てみます。

※グローバル製造業PMIについて、詳しくはコチラ(英語サイト、PDF)

https://www.markiteconomics.com/Public/Home/PressRelease/dfce262b1e9141259cf6b5358c88cf04

f:id:yukimatu-tousi:20200106202937p:plain
※出所:上記PDFサイトより作成

2019年12月は「50.1」(前月比「-0.2」)でした。

7月をボトムに8~11月は上昇傾向でしたが、12月はやや低下。

節目の50付近。

2019年10~12月の3ヶ月平均は「50.1」。

9~11月の3ヶ月平均は「49.9」なので、3ヶ月平均ではまだ上昇トレンド。

2017年12月をピークに2019年7月まで19ヶ月(1年7ヶ月)続いた低下トレンドが転換しているか、まだ長い低下トレンドの途中なのか、判断つかず。

今は踊り場の可能性も。

●2017年12月:54.5(直近ピーク)

●2018年1月:54.4

●2018年2月:54.2

●2018年3月:53.4

●2018年4月:53.5

●2018年5月:53.1

●2018年6月:53.0

●2018年7月:52.7

●2018年8月:52.6

●2018年9月:52.2

●2018年10月:52.1

●2018年11月:52.0

●2018年12月:51.4

●2019年1月:50.8

●2019年2月:50.6

●2019年3月:50.5

●2019年4月:50.4

●2019年5月:49.8(節目の50を下回る)

●2019年6月:49.4

●2019年7月:49.3(直近ボトム)

●2019年8月:49.5

●2019年9月:49.7

●2019年10月:49.8

●2019年11月:50.3(4ヶ月上昇)

●2019年12月:50.1(再び低下)

※PMIについて詳しくコチラ↓

中日独の景気動向 2017年11月データ - ユキマツの「長期投資のタイミング」

②主要国製造業PMI

主要4ヶ国(米中日独)の国別の製造業PMIを確認。

期間は2016年1月~2019年12月です。

※ここでは中国のPMIは「国家統計局PMI」を採用

f:id:yukimatu-tousi:20200106214037p:plain
※出所:「https://jp.investing.com/search?q=製造業購買担当者指数 PMI」のデータより管理者作成

直近のピークは

●中国:2017.9月

●ドイツ:2017.12月

●日本:2018.1月

●米国:2018.4月

であり、今のところ

「中国⇒ドイツ⇒日本⇒米国」

の順にピークアウトしています。

f:id:yukimatu-tousi:20200106214026p:plain
2019.12月の数値変動は

●中国:横ばい

●その他:低下

となっており、2019年11月の大幅上昇の勢いはありません。

③ISM製造業景況指数

次に、米国の景気指標の一つ「ISM製造業景況指数」を確認します。

PMIと同様、50が分岐点であり、

50より大きい⇒景気拡大

50より小さい⇒景気減速

と判断。

※ISM製造業景況指数についての記事↓

「株は景気の悪い時期に買うは正しいか?」米国景気の一つの指標【ISM製造業景況指数】

f:id:yukimatu-tousi:20200106214946p:plain
※出所:アメリカ ISM製造業購買担当者指数より作成 ※期間:1995.1~2019.12

2019.12月は「47.2」(前月比−0.9)。

予想(49.0)に反して大幅低下。

1995年以降でみて低水準。

2018.8月「61.3」が直近のピークで、その後は明確な低下トレンド継続。

以前とは金融緩和状況の違いもあり(今は金利が低い)、一概には比べられませんが、この指標と今の株価水準のミスマッチはとても大きくなっており、今後どちらかに収束するのか、連動性がうすくなっていくのか、気になるところ。

④参考データ:ISM製造業景況指数、近年の低い値(概算値)と株価との関連

f:id:yukimatu-tousi:20191204162727p:plain
※出所:アメリカ ISM製造業購買担当者指数より作成 ※期間:1995.1~2019.11 ※数値は概算値

●ロシア危機:47

●ITバブル崩壊後(2回のボトム):41、46

●サブプライムバブル崩壊後:33

●欧州債務危機:49

●チャイナショック:48

●2019年11月:48

※2019年12月:47

f:id:yukimatu-tousi:20191204163709p:plain

※出所:アメリカ ISM製造業購買担当者指数S&P500 インデックス(SPX) - Investing.comより作成 ※期間:1995.1~2019.11

ISM製造業景況指数が低い時期、株価は横這い~低迷していることが多いですが、今回はミスマッチ。

おわりに

A:世界景気は2019年夏~秋ごろをボトムに拡大トレンドに転換した?

B:世界景気は2017年12月頃をピークに長い減速トレンドの途上にある?

下記記事でも書いていますが、現時点で、個人的にはどちらかというとBをメインシナリオしとた相場観。

www.yukimatu-value.com

★2019年7~11月、たった4ヶ月の上昇でグローバル製造業PMIは失速するのか、今後再上昇していくのか

★ISM製造業景況指数と株価のミスマッチはどうなるのか

今後気になるポイント。

こんな記事も

www.yukimatu-value.com

www.yukimatu-value.com

www.yukimatu-value.com

関連コンテンツ




【更新の励みになります。よければ応援クリックを!】

follow us in feedly