ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

あと7%、12%、22% ~日本市場の概況~

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先週の日本の株価や金利をごく簡単に確認し、その後、株式の「割安割高の目安」になりそうな5つの指標で定点観測する記事。

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日経平均

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※出所:マーケット|SBI証券

5.29は「21878」で前週比「+7.3%」。

5月月間では「+8.3」。最後の週に急騰。

日経平均の直近の高値は2018年10月の「24448」で今は高値から「−10.5%」の水準。

日本10年債利回り

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※出所:日本 10年 | 日本 10年 債券利回りより作成

5.29は約「-0.00%」(前週末は「-0.01%」)で前週とほぼ変わらず。

0%付近での推移。

ドル/円

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※出所:USD JPY | アメリカドル 日本円 相場情報 - Investing.com

5.29は1ドル「107.8」円。前週末は「107.6」円で、やや円安傾向。

2019年は「1ドル=104.97112.41円」のレンジ。

今年も概ねレンジ内。

米ドル指数は週間で低下傾向。

<米ドル指数:ここ1週間>

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※出所:米ドル指数先物 - Investing.com 日本

5つの指標

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率 <日本市場。信用買いの損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス<日経平均版の恐怖指数>

日本バフェット指標

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 ※期間:1985年1月末~2020年5
月末

5.29の日本バフェット指標は「1.08」で前週の「1.03」より上昇。

直近の10年移動平均は「0.88」であり、今は平均より高い水準。

一つの目安に過ぎませんが、長期的観点からは

日本株はやや割高?

と推測。

直近の月末値ピークは2018年1月の「1.29」(このときは移動平均から「66.6%」上方かい離)。

日本の時価総額は約「613.2兆円」(全市場の合計値)。

確認できている範囲では、2018.1.23の736.8兆円が現時点での最大値。

現在は最大値を16.7%下回っています。

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳

日本バフェット指標について詳しくはコチラ↓

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残

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※出所:トレーダーズ・ウェブより管理者作成 ※期間2001年6月1日~2020年3
月27

2020.5.22 20442億円(約2.0兆円)。

前週比+211億円。

直近ピークは2018.3.23の約3.7兆円。

水準としては長期平均の「2.4兆円」を下回り、この指標からは

やや割安?

と推測。

<2017.12.29以降の推移・月末の概算値と直近数値など>

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※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成

信用買い残について詳しくはコチラ↓

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR 

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※出所:その他統計資料 | 日本取引所グループのデータより管理者作成 ※グラフの期間:1999年12月末~2020年3
月末

2020年4月末の東証一部PBRは「1.0」(前月比±0)。

2~4月は「1.0」倍で変わらず。

今は1.1倍程度か。

直近ピークは2018年1月末の「1.5」。

長期平均は「1.1」で水準としては

ふつう?

と推測。

東証一部PBRについて詳しくはコチラ↓

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率

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※単位:% ※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成 ※グラフ期間:2001.6.1~2020.1.31

5.22は「-17.70」。

前週の「-20.10」からマイナス幅が縮小。

上記期間の長期平均は約「-11」であり投資家心理は

やや不安?

と推測。

久々に割安の目安「-20」以下の水準から脱出。

信用評価損益率について詳しくはコチラ↓

信用評価損益率 <日本市場。信用買い残高の損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス

★日経平均ボラティリティー・インデックスのメモ

2000年11月からの

・長期平均:24.9

・長期中央値:23.4

・最低値:11.82(2017.7月)

・最大値:91.45(2008年10月)

・個人的には30以上で「株価の割安圏」を示唆しやすい指標と考えます。

<ここ2年のチャート:日経平均を併記>

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※出所:恐怖指数(VIX 日経VI VSTOXX) 日経平均比較チャートより作成

5.29は「27.60」。前週の「29.80」より低下。

まだ少し高い水準。

長期中央値は「23.4」であり、投資家心理は

やや不安?

と推測。

割安の目安「30」よりやや低いものの、株価水準としては「割安である」可能性も。

※参考:最近のリスクオフ局面の最大値(概算値)。

2018.2月:38

2018.10月:31

2018.12月:33

2019.5月:25

2019.8月:26

2020.3月:61

恐怖指数について詳しくはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

現時点での日本市場の割高割安、5つの指標からの推測、まとめ

あくまで個人的な判断ですが、現時点で各指標が示唆する株式の割安、割高の判断をまとめます。

前週と大きく変わらず。

★日本バフェット指標⇒やや割高?

★信用買い残⇒やや割安?

★東証一部PBR⇒ふつう?

★信用評価損益率⇒割安ではない?

★日経平均ボラティリティー・インデックス⇒割安ではない?

上記から日本株式の水準は

「ふつう?」

と推測。

また

★日銀の金融政策:緩和的(ポジティブ要因?)

★日本の景気 :悪化傾向(ネガティブ要因?)

と推測。

株価水準、金融政策、景気動向から考え、現時点で日本株の投資タイミングに関して「ふつう」(ニュートラル)。

リスク資産への配分を控えめにしたポートフォリオで、ちょこちょこリバランスしながら投資継続が無難か。

※個人の感想です。未来は誰にも予知できません。投資は自己判断、自己責任で 

バブル後の株価低迷期と「今」のデータ比較

※出所:日経平均、TOPIX⇒Yahoo!ファイナンス、東証REIT指数⇒SBI証券、貸し出し態度判断DI(中小企業)⇒主要時系列統計データ表

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割安感、大いに減退。

●信用評価損益率:-20を上回る

●日経平均VI:高め

●TOPIX:2018年1月高値「1911」の「-18.2%」の水準

日銀ETF買い

2018年は年間で約6.5兆円、2019年は約4.4兆円の買い出動。

下記サイトによれば今週は0回の出動。

※参照サイト:日銀ETF買い入れ結果https://nikkeiyosoku.com/boj_etf/

ドル建て日経平均

<ドル建て日経平均:ここ5年>

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※出所:ドル建て日経平均 (日経平均 ドル換算)より作成 ※数値は概算値

2020.5.29のドル建て日経平均は「204.26」。

直近ピークは「219」程度。

3月大幅に低下していましたが、一気に上昇。

あと7%程度で219に届くところまで戻しています。

あとがき

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※出所:https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212893_00034.htmlより作成

日本の有効求人倍率は急速に低下してきていますが、5月の株価は好調。

概算値ですが、直近ピークまで

○ドル建て日経平均:あと+7%(204⇒219)

○日経平均:あと+12%(21878⇒24448)

○TOPIX:あと+22%(1564⇒1911)

に迫っています。

TOPIXに関してはまだ距離が遠く、日経平均に採用されている値嵩株の盛り上がりを示すデータ。

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時価総額に関しても、2018年12月の急落からやや立ち直った2019年1月程度の水準であり、一部健闘している上澄み銘柄の水準に引きずられて

「今の日本株は強い」

と信じ込むのはやや偏った見方かと思われます。

ただ、ここ2ヶ月でそれなりに戻してきているのは事実。

3月以降漂っていたそれなりの割安度合いはかなり減退した印象。

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